次の構成を使用して、アプリケーションを 1 つのシステムに統合します。
アプリケーションサーバーは、2 つの CPU から構成されるプロセッサセットを持ちます。
アプリケーションサーバーのデータベースインスタンスとスタンドアロンのデータベースインスタンスは、4 つ以上の CPU から構成される 1 つのプロセッサセットに統合されます。スタンドアロンのデータベースインスタンスはその資源の 75% が保証されます。
テストおよび開発用のアプリケーションサーバーには IA スケジューリングクラスを適用して、UI の応答性を保証します。メモリーを制約して、不正なコードによる影響を低減します。
トランザクション処理サーバーには 2 つ以上の CPU から構成される専用のプロセッサセットを割り当てて、応答時間を短縮します。
この構成の対象には、各資源セットのプロセッササイクルを消費している実行中の既知のアプリケーションすべてが含まれます。したがって、プロセッサ資源を必要としているセットにプロセッサ資源をセット間で転送できるように、次のような制約を設定します。
wt-load 目標を設定して、使用率の高い資源セットに、より多くの資源を割り当てるようにします。
locality 目標を tight に設定して、プロセッサの近傍性が最大になるようにします。
また、どの資源セットについても使用率が 80% を超えないようにする制約も適用します。この制約により、アプリケーションは必要な資源に確実にアクセスできます。さらに、トランザクション処理のプロセッサセットについては、使用率を 80% 以下に保つという目標の重要性を、ほかの目標の 2 倍にします。この重要性は構成で定義します。