Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

Procedurepoolcfg でコマンドファイルを使用する方法

poolcfg コマンドに -f オプションを付けて使用すると、poolcfg コマンドの -c オプションに指定する引数をテキストファイルから入力できます。この方法は、一連の操作を実行する場合に使用します。複数のコマンドを処理した場合でも、それらのコマンドがすべて正常に終了するまで、構成は更新されません。特に大規模な構成や複雑な構成の場合は、この手法を使用した方が、個々のサブコマンドを起動するよりも便利です。

コマンドファイルでは、# という文字はコメント記号として機能し、その行の残り部分がコメントと見なされます。

  1. 入力ファイル poolcmds.txt を作成します。


    $ cat > poolcmds.txt
    create system tester
    create pset pset_batch (uint pset.min = 2; uint pset.max = 10)
    create pool pool_batch
    associate pool pool_batch (pset pset_batch)
    
  2. スーパーユーザーになるか、Process Management プロファイルが含まれている役割を引き受けます。

    System Administrator 役割には、Process Management プロファイルが含まれています。役割を作成してユーザーに割り当てる方法については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティーサービス)』の「RBAC の管理 (作業マップ)」を参照してください。

  3. コマンドを実行します。


    # /usr/sbin/poolcfg -f poolcmds.txt