Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

非大域ゾーンへのログイン方法

ここでは、ゾーンへのログインに使用可能な方法について説明します。

ゾーンコンソールログイン

各ゾーンは、仮想コンソール /dev/console を保持します。コンソール上で操作を実行することを、コンソールモードと呼びます。ゾーンコンソールは、システム上のシリアルコンソールに非常に似ています。コンソールへの接続は、ゾーンを再起動しても持続します。コンソールモードと telnet などのログインセッションとの違いを理解するには、「リモートログイン」を参照してください。

ゾーンコンソールへの接続には、zlogin コマンドと -C オプション、および zonename を使用します。ゾーンを稼働状態にする必要はありません。

ゾーン内部のプロセスが、コンソールを開いてメッセージを書き込むことができます。zlogin -C プロセスが終了すると、別のプロセスがコンソールにアクセスできるようになります。

ユーザーログインの方法

ユーザー名を使ってゾーンにログインする場合は、zlogin コマンドと -l オプション、ユーザー名、および zonename を使用します。たとえば、大域ゾーンの管理者は、zlogin-l オプションを指定することで、通常のユーザーとして非大域ゾーンにログインできます。


global# zlogin -l user zonename

ユーザー root でログインするには、オプションを指定せずに zlogin を使用します。