Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 リリースノート

ハードウェア要件

この節では、Directory Server Enterprise Edition コンポーネント製品のハードウェア要件を示します。

Directory Proxy Server のハードウェア要件

Directory Proxy Server ソフトウェアの動作には、次のハードウェアサポートが必要です。

コンポーネント 

プラットフォームの要件 

RAM 

1 〜 2G バイト (評価目的の場合) 

4G バイト (本稼働サーバーの場合) 

ローカルディスク容量 

バイナリ用に 300M バイトのディスク容量。UNIX® システムの場合、ネイティブパッケージからインストールされるバイナリはデフォルトで /opt に配置されます。

評価目的の場合、デフォルト構成の使用時において、サーバーログを保持するための追加ディスク容量を 1 サーバーインスタンスにつき 2G バイト確保する必要があります。 

Directory Proxy Server では、NFS マウントされたファイルシステムへのインストールはサポートされていません。ローカルファイルシステム上の /var/opt 内や /local 内などの領域に、サーバーインスタンスとそのインスタンスによって使用されるすべてのファイルを収容できる十分な容量を確保する必要があります。

Directory Server のハードウェア要件

Directory Server ソフトウェアの動作には、次のハードウェアサポートが必要です。

コンポーネント 

プラットフォームの要件 

RAM 

1 〜 2G バイト (評価目的の場合) 

最低 4G バイト以上 (本稼働サーバーの場合) 

ローカルディスク容量 

バイナリ用に 300M バイトのディスク容量。UNIX システムの場合、ネイティブパッケージからインストールされるバイナリはデフォルトで /opt に配置されます。評価目的の場合、サーバーソフトウェア用にさらに 2G バイトのディスク容量を用意する必要があります。

Directory Server を使用している場合、Directory Server に格納されるエントリがローカルディスク領域を使用することを考慮してください。Directory Server では、NFS マウントされたファイルシステム上にインストールされるログおよびデータベースはサポートされていません。ローカルファイルシステム上の /var/opt 内や /local 内などの領域に、データベースを収容するための十分な容量を確保する必要があります。一例として、最大で 250,000 個のエントリが存在し、写真などのバイナリ属性がない一般的な本稼働配備で、4G バイトがこの容量の目安となります。

Directory Server は、ログファイル用に最大で 1.2G バイトを使用する可能性があります。4G バイトという記憶容量はデータベースに対してのみで、ログは含まれていないことに注意する必要があります。 

Directory Server は SAN ディスク記憶装置をサポートしています。SAN ディスクを使用する前に、ディスクのレイアウトや設計を理解しておく必要があります。1 つのディスクから多数のアプリケーションが同時にデータアクセスした場合、システムの書き込みパフォーマンスに影響が出るからです。 

Identity Synchronization for Windows のハードウェア要件

Identity Synchronization for Windows ソフトウェアの動作には、次のハードウェアサポートが必要です。

コンポーネント 

プラットフォームの要件 

RAM 

コンポーネントがインストールされるすべての場所に 512M バイト (評価目的の場合)。より多くの RAM を搭載したハードウェアを推奨します。 

ローカルディスク容量 

400M バイトのディスク容量 (最小構成、Directory Server との同時インストール時)。 

Directory Editor のハードウェア要件

Directory Editor をインストールする前に、このリリースノートの第 6 章「Directory Editor の修正されたバグと既知の問題点」を必ず参照してください。

また、詳細については Directory Editor のマニュアル (http://docs.sun.com/coll/DirEdit_05q1) を参照してください。