Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 管理ガイド

クライアントアプリケーション要件

Example.com には、異種データソースに保存されたデータにアクセスする必要のある LDAP クライアントアプリケーションがいくつかあります。クライアントアプリケーションの要件はすべて同じではありません。異なるデータビューは必要です。場合によっては、クライアントはデータを集約する必要があります。さらに、Example.com の新しい従業員を以前からの従業員とともに管理できるように、一部のクライアントアプリケーションは Company22 のユーザーデータにアクセスする必要があります。

次の図は、Example.com のクライアントアプリケーション要件をまとめたものです。

図 23–3 クライアントアプリケーション要件

図は、Example.com の LDAP アプリケーションの要件を示しています。

次の節では、Directory Proxy Server データビューがこのサンプルシナリオで説明したクライアントアプリケーション要件を十分満たすことができる設定について見ていきます。データビューの機能方法については、『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 Reference』の第 17 章「Directory Proxy Server Distribution」および『Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 Reference』の第 18 章「Directory Proxy Server Virtualization」を参照してください。

サンプルシナリオの設定は次のセクションで構成されています。