次の表に、dpadm コマンドと dpconf コマンドの比較を示します。
表 16–1 dpadm コマンドと dpconf コマンドの比較
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dpadm コマンド |
dpconf コマンド |
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目的 |
Directory Proxy Server のローカルインスタンスのプロセスやファイルを管理すること |
Directory Proxy Server のローカルやリモートのインスタンスを設定すること |
ユーザー |
オペレーティング システムのユーザー |
LDAP ユーザー |
ローカルまたはリモート |
コマンドはインスタンスに対してローカルでなければなりません。つまり、コマンドは、サーバーが実行中のホストで実行する必要があります。 |
コマンドはインスタンスに対してローカルにすることができますが、ネットワーク上のどの場所からも実行できます。 |
コマンドの使用例 |
Directory Proxy Server のインスタンスを作成します。 Directory Proxy Server のインスタンスを起動および停止します。 証明書データベースを管理します。 |
Directory Proxy Server のインスタンスの設定を変更します。 データビューを作成します。 データソースプールの負荷分散を設定します。 |
サーバーの状態 |
サーバーは稼動中でも停止していてもかまいません。 |
サーバーは動作している必要があります。 |
コマンドがサーバーインスタンスを識別する方法 |
インスタンスパスを指定することで識別します。インスタンスパスは相対でも絶対でもかまいません。 |
ホスト名か IP アドレスと、ポート番号を指定することで識別します。 コマンドは、LDAP ポート (-p) または LDAPS セキュアポート (-P) を使用します。コマンド行にポート番号が指定されていない場合は、PROXY_PORT 環境変数が使用されます。環境変数が設定されていない場合は、デフォルトポートが使用されます。 |