この節では、クライアントアフィニティーに関連する設定の例を示し、レプリケーションの遅延、書き込み操作の検証、接続ベースのルーティングの例を示します。
この手順では、最初の書き込み操作後、3 秒までの間に行われるすべての読み取り操作と書き込み操作に対するクライアントアフィニティーを設定します。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
データソースプールのアフィニティーパラメータを設定します。
$ dpconf set-ldap-data-source-pool-prop -h host -p port pool-name \ client-affinity-policy:read-write-affinity-after-write client-affinity-timeout:3000 \ enable-client-affinity:true |
この手順では、それぞれの書き込み操作のあとの最初の読み取り操作に対するクライアントアフィニティーを設定します。例は、読み取り操作を行うことで指定した DN がそれぞれの書き込み操作の妥当性検査を行うアプリケーションの場合もあります。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
データソースプールのアフィニティーパラメータを設定します。
$ dpconf set-ldap-data-source-pool-prop -h host -p port pool-name \ client-affinity-policy:read-affinity-after-write enable-client-affinity:true |
Directory Proxy Server 6.0 より前のバージョンでは、クライアントと LDAP サーバー間で確立される接続数は 1 つです。この接続が閉じられるまで、クライアントからのすべての要求に使用されました。このタイプのルーティングを、connection-based routing といいます。この手順では、接続ベースのルーティングに対してクライアントアフィニティーを設定する方法について説明します。
DSCC を使用してこの作業を実行できます。詳細は、「Directory Service Control Center のインタフェース」と DSCC のオンラインヘルプを参照してください。
すべてのデータソースがデータソースプールに接続されていて、clientCredentialsForwarding が useBind に設定されていることを確認します。