Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 管理ガイド

スキーマレプリケーションの制限

デフォルトでは、レプリケーションメカニズムによってスキーマがレプリケートされるたびに、スキーマ全体がコンシューマに送信されます。スキーマ全体をコンシューマに送信することが望ましくない状況は 2 つあります。


注 –

Directory Server は 11rfc2307.ldif スキーマファイルを使用します。このスキーマファイルは、RFC 2307 に準拠しています。

Directory Server 5.2 より前の Directory Server のバージョンでは 10rfc2307.ldif スキーマファイルを使用します。


Procedureスキーマレプリケーションを制限する

DSCC を使用してこの作業を実行することはできません。この手順で説明しているように、コマンド行を使用してください。

  1. ユーザー定義のスキーマのみがレプリケートされるように、スキーマレプリケーションを制限します。


    $ dsconf set-server-prop -h host -p port repl-user-schema-enabled:on

    デフォルト値の off を使うことで、必要に応じてスキーマ全体をレプリケートできます。