デフォルトパスワードポリシーの設定情報はレプリケートされません。代わりに、それはサーバーインスタンスの設定の一部になっています。デフォルトパスワードポリシーを変更すると、トポロジ内のすべてのサーバー上でそれと同じ変更が施されます。レプリケート「される」パスワードポリシーが必要な場合は、レプリケートされるディレクトリツリー内に、特殊なパスワードポリシーを定義する必要があります。
ユーザーエントリに格納されているパスワード情報のすべてがレプリケートされます。この情報には、現在のパスワード、パスワード履歴、パスワードの有効期限などが含まれます。
レプリケートされた環境では、パスワードポリシーによる次の影響を考慮してください。
パスワードの期限切れが近づいたユーザーは、パスワードを変更するまで、バインドするすべてのレプリカから警告を受信します。
あるユーザーがパスワードを変更しても、その新しいパスワードがすべてのレプリカ上で更新されるまでに、しばらく時間がかかる可能性があります。あるユーザーがパスワードを変更してすぐに、新しいパスワードを使ってコンシューマレプリカの 1 つにバインドし直した、といった状況が発生する可能性があります。この場合、レプリカが更新されたパスワードを受信するまで、バインドがおそらく失敗します。この状況を緩和するには、優先順位付きレプリケーションを使ってパスワード変更が最初にレプリケートされるように強制します。