Sun Java System Directory Server Enterprise Edition 6.1 配備計画ガイド

アクティブでない接続

一部のシステムでは、keepalive パケットの送信間隔を設定できます。この設定によって、アクティブでない、場合によっては切断されている TCP 接続を、どのくらいの期間維持するかを決めることができます。keepalive 間隔の設定値が大きすぎると、すでに切断されたクライアント接続を維持するためにシステムが不要なリソースを使用してしまう可能性があります。大部分の配備では、このパラメータの値を 600 秒に設定します。この値を 600,000 ミリ秒すなわち 10 分に設定することで、Directory Server への同時接続数を増やすことができます。

一方、keepalive 間隔の設定値が小さすぎると、ネットワークの一時的な停止時にもシステムが接続を切断してしまう可能性があります。

Solaris システムでこの時間間隔を設定するには、tcp_keepalive_interval パラメータを使用します。