Enterprise Server の productregistry ファイルに共用コンポーネント設定が含まれている場合、Enterprise Server のアンインストール処理で productregistry ファイルが正しく更新されないため、productregistry ファイルを名前変更または削除しないかぎり、それ以降のインストールでサイレントモードを使用できなくなります。productregistry ファイル内の共用コンポーネントエントリを変更せずに残しておくことは意図的ですが、そのためにそれ以後のインストールで混乱が生じます。
アンインストールが正常に完了したことがアンインストールログファイルによって報告されたあとに、続けてインストールを実行する前に productregistry ファイルを削除します。以前のアンインストールが正常に完了したことを確認するには、as-install に appserv_uninstall.class ファイルがあるかどうかを調べます。アンインストールが正常に完了した場合には、このファイルはありません。
インストールが正常に完了していない場合は、productregistry ファイルを削除しないでください。
productregistry ファイルは、Solaris では /var/sadm/install に、Linux では /var/tmp にあります。