Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 管理ガイド

JDBC リソース

データを格納、編成、取得するために、ほとんどのアプリケーションはリレーショナルデータベースを使用します。Java EE アプリケーションは、JDBC API を介してリレーショナルデータベースにアクセスします。

JDBC リソース (データソース) は、アプリケーションにデータベースへ接続する手段を提供します。通常、管理者は、ドメインに配備されたアプリケーションがアクセスする各データベースの JDBC リソースを作成します。ただし、1 つのデータベースに複数の JDBC リソースを作成できます。

JDBC リソースを作成するには、リソースを識別する一意の JNDI 名を指定します。「JNDI 名とリソース」の節を参照してください。通常、JDBC リソースの JNDI 名は java:comp/env/jdbc サブコンテキストにあります。たとえば、給与データベースのリソースの JNDI 名は java:comp/env/jdbc/payrolldb と名付けることができます。すべてのリソース JNDI 名は java:comp/env サブコンテキストにあるので、管理コンソールの JDBC リソースにある JNDI 名を指定するときは、jdbc/name だけを入力します。たとえば、給与データベースには jdbc/payrolldb を指定します。

JDBC リソース (データソース) は、アプリケーションにデータベースへ接続する手段を提供します。

JDBC リソースを作成する前に、まず JDBC 接続プールを作成します。

JDBC リソースを作成するときには、次の項目を指定してください。

  1. JNDI 名。規則により、名前は jdbc/ 文字列で始まります。次に例を示します。 jdbc/payrolldb。スラッシュを忘れないでください。

  2. 新しい JDBC リソースに関連付ける接続プールを選択します。

  3. リソースの設定を指定します。

  4. クラスタプロファイルまたはエンタープライズプロファイルの場合、リソースが利用できるターゲット (クラスタおよびスタンドアロンサーバーインスタンス) を指定します。