Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 管理ガイド

第 11 章 診断サービスの設定

診断サービスを使用すると、サーバーやそのアプリケーションの実行時パフォーマンスをわかりやすい形式で表示および制御でき、障害の発生時にその障害を診断および特定できます。

この章で説明する内容は次のとおりです。

診断フレームワークとは

Application Server 診断フレームワークは、アプリケーションサーバーの標準ライフサイクル内で実行するサービスのセットを定義および実装するための監視フレームワークです。診断サービスでは、稼働しているサーバーやサーバーが配備するアプリケーションによって生成される診断データの定義、作成、収集、およびそれらのデータへのアクセスが可能です。

診断サービスフレームワーク

診断サービスは、アプリケーションサーバーインスタンスの設定の詳細を報告します。例外やパフォーマンスの問題、その他の予期しない結果が起きたときなど、アプリケーションサーバーの問題を診断するのに役立ちます。管理コンソールの「診断サービス」で、次の操作を実行できます。

診断レポートの生成

診断レポートは、管理コンソールの「診断」タブでの設定内容に基づいて生成されます。生成されたレポートでは、機密データは「機密プロパティー」テーブルにリストされているとおりに表示されます。