Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 管理ガイド

ユーザーのログアウト時にサービスがシャットダウンされないようにする

デフォルトでは、Java VM は、オペレーティングシステムのシャットダウンまたはユーザーのログアウトが行われることを示すシグナルを Windows からキャッチし、Java VM 自身を完全にシャットダウンします。この動作により、ユーザーが Windows からログアウトすると Enterprise Server サービスがシャットダウンされます。ユーザーがログアウトするときにサービスがシャットダウンしないようにするには、-Xrs Java VM オプション を設定します。

-Xrs Java VM オプションを設定するには、as-install\domains\domain-name\config\domain.xml ファイル内の、Java VM オプションを定義するセクションに次の行を追加します。

<jvm-options>-Xrs</jvm-options>

Enterprise Server サービスが稼働している場合、変更を有効にするには、そのサービスを停止して再起動します。


注 –

Windows 2003 Server インストールでは、-Xrs オプションを domain.xml ファイル追加しても、サービスのシャットダウンを防止できないことがあります。この場合は、次のように、このオプションを as-install\lib\processLauncher.xml ファイルに追加します。

<process name="as-service-name">
   ...
   <sysproperty key="-Xrs"/>
   ...