Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 管理ガイド

Procedureコネクタ接続プールを編集する

  1. ツリーコンポーネントで、「リソース」ノードを展開し、次に「コネクタ」ノードを展開します。「コネクタ接続プール」ノードを展開し、編集するコネクタ接続プールを選択します。

  2. 「コネクタ接続プールを編集」ページで、この接続プールの設定を変更できます。「一般設定」では、接続プールの説明を変更することもできます (省略可能)。

  3. 「プール設定」で、次の表に示すようにパラメータ値を指定できます。

    パラメータ 

    説明 

    初期および最小プールサイズ 

    プール内の接続の最小数。この値は、プールを最初に作成したり、アプリケーションサーバーを起動したりするときの、プールに含まれる接続の数も指定します。 

    最大プールサイズ 

    プールに含まれる接続の最大数。 

    プールサイズ変更量 

    プールのサイズを、最大プールサイズおよび最小プールサイズに向けて拡大および縮小すると、一括処理でプールサイズが変更されます。この値は一括処理での接続の数を指定します。この値を過大に設定すると接続の作成と再利用が遅れ、過小に設定すると効率が落ちます。 

    アイドルタイムアウト 

    プールで接続がアイドル状態のままでいられる最長時間を指定します。この時間を過ぎると、接続はプールから削除されます。 

    最大待ち時間 

    接続を要求するアプリケーションが接続タイムアウトになるまでに待つ時間。  

    すべての障害で 

    「すべての接続を閉じる」のチェックボックスを選択している場合、1 つの接続が失敗すると、アプリケーションサーバーはプールに含まれるすべての接続を閉じ、それらを再確立します。チェックボックスを選択していない場合は、使用されるときにだけ個々の接続が再確立されます。 

    トランザクションサポート 

    「トランザクションサポート」リストを使用して、接続プールのトランザクションサポートのタイプを選択できます。選択したトランザクションサポートは、接続プールに関連付けられたリソースアダプタのトランザクションサポートを上書きし、下位互換性を維持します。つまり、リソースアダプタで指定されたレベルより低いトランザクションレベルや、リソースアダプタで指定された同じレベルのトランザクションレベルをサポートできますが、こより高いレベルは指定できません。トランザクションサポートには次のオプションがあります。「トランザクションサポート」メニューで「なし」を選択すると、リソースアダプタはリソースマネージャーのローカルトランザクションや JTA トランザクションをサポートせず、XAResource または LocalTransaction インタフェースを実装しません。JAXR リソースアダプタの場合は、「トランザクションサポート」メニューで「なし」を選択する必要があります。JAXR リソースアダプタは、ローカルまたは JTA のトランザクションをサポートしません。ローカルトランザクションサポートとは、リソースアダプタが LocalTransaction インタフェースを実装することでローカルトランザクションをサポートすることを意味します。ローカルトランザクションはリソースマネージャーの内部で管理され、外部トランザクションマネージャーを必要としません。XA トランザクションサポートとは、リソースアダプタが LocalTransaction と XAResource インタフェースを実装することで、ローカルおよび JTA トランザクションをサポートすることを意味します。XA トランザクションは、リソースマネージャーの外部にあるトランザクションマネージャーで管理および調整されます。ローカルトランザクションはリソースマネージャーの内部で管理され、外部トランザクションマネージャーを必要としません。 

    接続検証 

    「必須」チェックボックスにチェックを付けて、接続検証を有効にします。 

  4. 「保存」をクリックします。

  5. すべての設定をデフォルト値に戻す場合は、「デフォルトを読込み」をクリックします。

asadmin コマンドを使用して、接続プールのプロパティーを変更します。

asadmin get および asadmin set コマンドを使用して、接続プールのプロパティー値を表示および変更できます。

サーバーのすべてのコネクタ接続プールを表示するには、次のコマンドを使用します。

asadmin list domain.resources.connector-connection-pool.*

コネクタ接続プールのプロパティーを表示するには、次のコマンドを使用します。

asadmin get domain.resources.connector-connection-pool.conectionpoolname .*

コネクタ接続プールのプロパティーを設定するには、次のコマンドを使用します。

asadmin set domain.resources.connector-connection-pool.conectionpoolname .pool-resize-quantity=3