Sun GlassFish Enterprise Manager Performance Advisor 1.0 リリースノート

クラスタの新しいプールに対して最大プールサイズの再計算が正しくない (6799380)

説明

クラスタで「JDBC プールマネージャー」ルールを確立する場合、「* (「現在および将来の全 JDBC 接続プール数」に適用されます)」を選択して、新しい JDBC 接続プールをクラスタ設定に追加すると、最大プールサイズ (max-pool-size) の再計算で問題が発生します。自動調整ではすべてのプールが選択されるため、新しいプールの最大プールサイズは、クラスタに存在するサーバーインスタンスの数に従って計算されずに、デフォルトの最大プールサイズの値に設定されます。たとえば、次の設定の場合を考えます。

クラスタに 2 つのサーバーインスタンスがある場合、既存のすべてのアクティブな JDBC 接続プールでは、最大プールサイズは各インスタンスで 50 に再計算されます。ただし、新しく追加される JDBC 接続プールでは、最大プールサイズは各インスタンスで 100 に再計算されます。

回避策

クラスタを再起動して、すべてのサーバーインスタンス上の JDBC 接続プールすべてに対して、最大プールサイズを再計算します。

「* (「現在および将来の全 JDBC 接続プール数」に適用されます)」を選択する代わりに、個々の JDBC 接続プール名と最大接続数を選択すると、リアルタイムの本稼働環境でこの問題を回避できます。