Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 管理ガイド

XSLT フィルタによるメッセージの変換

Web サービスのエンドポイントに XSLT 変換規則を適用できます。これによって、Web サービスの要求と応答に関して詳細な制御を行うことができます。1 つの Web サービスエンドポイントメソッドに複数の XSLT 規則を適用できます。また、各変換の適用順序も設定できます。XSLT ファイルはすべて、中央リポジトリの generated/xml/appOrModule ディレクトリに格納されます。これらの変換規則は、リモートサーバーインスタンスと同期されます。

変換規則を SOAP 要求や SOAP 応答に適用できます。

管理コンソールで Web サービス操作に適用する変換規則を追加するには、「アプリケーション」>「Web サービス」>「web-service-name」|「変換」の順に選択します。「追加」をクリックします。

この Web サービスのエンドポイントに利用可能な変換規則のリストが表示されます。

変換規則が定義されている XSLT ファイルの場所を参照します。生成された XSLT ファイルはすべて generated/xml/application or module name/ ディレクトリに格納されます。

Web サービスのエンドポイントに複数の変換規則を追加する場合、変換規則は追加した順序で適用されます。

変換規則を有効にするには、「変換規則」ページで、その規則のチェックボックスにチェックマークを付けてから、「有効」をクリックします。規則を無効にするには、「無効」をクリックします。

変換規則を削除するには、「変換規則」ページで、その規則のチェックボックスにチェックマークを付けてから、「削除」をクリックします。これによって、変換規則がリストから削除されます。変換規則が Web サービスエンドポイントに適用されている場合、その変換規則は自動的に無効になります。ただし、XSLT ファイルはファイルパスの示す場所に残ります。ほかの Web サービスエンドポイントでは、この XSLT ファイルを使用できます。