Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 管理ガイド

プロファイル

すべての管理ドメインは、そのドメインの機能を特定するプロファイルに関連付けられます。Enterprise Server には次のプロファイルが用意されています。

ドメインは、事前に設定されたランタイムをユーザーアプリケーションに提供します。プロファイルにより、インストールされた Application Server 自体の実行バイナリと、実行環境の設定を区別しやすくなります。つまり、プロファイルにより、Enterprise Server の 1 つの実行バイナリを使用して、特定のニーズに合った異なるドメインを作成できます。たとえば、場合によっては最新の Java EE 仕様を理解するために Enterprise Server を使用する開発者もいます。そのような開発者には、厳格なセキュリティー設定は必要ありません。一方、本稼動環境でアプリケーションを配備するユーザーには、当然ながらセキュリティー保護された環境が必要です。

表 1–1 に、各プロファイルで使用できる機能の一覧を示します。

表 1–1 各プロファイルで使用できる機能

機能 

開発者プロファイル 

クラスタプロファイル 

エンタープライズプロファイル (Sun GlassFish Communications Server では使用不可) 

セキュリティーストア 

JKS 

JKS 

NSS 

クラスタ化/スタンドアロンインスタンス 

使用不可 

利用可能 

利用可能 

セキュリティーマネージャー 

無効 

有効 

有効 

HADB 

使用不可 

使用不可 

利用可能 

負荷分散 

使用不可 

利用可能 

利用可能 

ノードエージェント 

使用不可 

利用可能 

利用可能