Sun GlassFish Enterprise Server v2.1.1 リリースノート

Apache とロードバランサプラグイン

ここでは、Apache Web Server およびロードバランサプラグインに関する既知の問題と、それに関連する解決法を示します。

Web サービスとして EJB とともに配備した Java EE アプリケーションが、負荷分散プラグインで収集されない (Issue 685)

説明

WAR (または EAR) をサーブレットベースの Web サービスとともに配備すると、HTTP ロードバランサは Web サービスに関する情報で更新されます。EJB ベースの Web サービスを配備する場合、HTTP ロードバランサの設定は新しいオブジェクトを反映するように更新されません。

解決方法

これらのコンテキストルートを、ロードバランサの設定ファイル (loadbalancer.xml) に手動で追加します。ただし、ロードバランサ設定の動的再構成 (auto-apply 機能を使用) により、以前の手動による編集が失われる場合があります。

DAS で auto-apply 機能を無効にしてから、手動エクスポート機能を使用し、ロードバランサ設定を編集して Web サーバーに適用します。

『High-Availability Administration Guide』に、Apache 2.0 で証明書を使用するための手順が記載されていない (6307976)

Apache のセキュリティーを実行するには、証明書を使用する必要があります。認証局から証明書を取得する手順については、modssl FAQ で証明書に関する情報を参照してください。

Apache Web Server をルートとして起動する必要がある (6308021)

Solaris では、Application Server がルートの下にインストールされている場合、Apache Web Server をルートとして起動する必要があります。Java Enterprise System は、ルートとしてインストールされます。Apache 2.0 の場合、ルートとして起動された後、Apache はユーザーが指定した別のユーザーに切り替えて動作します。そのユーザーは、/conf/httpd.conf ファイルで指定します。多くのシステムでは、ルートとして起動するには、httpd.conf ファイルを編集して正しいグループを指定する必要があります。次の行を置き換えます。

Group #-1

次の行に置き換えます。

Group nobody

ユーザーおよびグループの使用に関する詳細情報は、httpd.conf ファイルに記載されています。