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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorナレッジ・モジュール開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B62262-01
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A 代替APIリファレンス

この付録では、Oracle Data Integrator odiRef APIのリストを示します。

このAPIの使用についての概要は、第2章「代替APIの概要」を参照してください。

A.1 置換メソッドのリスト

次に、置換メソッドのリストを、使用できるナレッジ・モジュールの種類別に分類して示します。グローバル・メソッドには、どの状況でも使用できるメソッドが分類されています。

指定されたナレッジ・モジュールまたはアクションでの動作に関する詳細は、指定されたメソッドの説明を参照してください。

A.1.2 ジャーナル化ナレッジ・モジュール

グローバル・メソッドのリストに含まれるメソッドに加えて、ジャーナル化ナレッジ・モジュール(JKM)では特に次のメソッドを使用できます。

A.1.4 チェック・ナレッジ・モジュール

グローバル・メソッドのリストに含まれるメソッドに加えて、チェック・ナレッジ・モジュール(CKM)では特に次のメソッドを使用できます。

A.1.6 リバースエンジニアリング・ナレッジ・モジュール

グローバル・メソッドのリストに含まれるメソッドに加えて、リバースエンジニアリング・ナレッジ・モジュール(RKM)では特に次のメソッドを使用できます。

A.1.7 サービス・ナレッジ・モジュール

グローバル・メソッドのリストに含まれるメソッドに加えて、サービス・ナレッジ・モジュール(SKM)では特に次のメソッドを使用できます。

A.2 代替メソッドのリファレンス

この項では、代替メソッドをアルファベット順にリストしています。各メソッドの使用方法、説明、パラメータおよびコード例について詳述します。

A.2.1 getAK()メソッド

代替キーに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getAK(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドはチェック・プロシージャの間、データストアの代替キーに関する情報を返します。現在のタスクにalternate keyというタグが付けられている場合、チェック・ナレッジ・モジュールからのみアクセスできます。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって現在処理されている代替キーに関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID AK制約の内部番号
KEY_NAME 代替キーの名前
MESS 代替キーの制約に関するエラー・メッセージ
FULL_NAME ローカル・オブジェクト・マスクで生成されたAKのフルネーム
<flexfield code> このAKのフレックスフィールドの値

The alternate key of my table is named: <%=odiRef.getAK("KEY_NAME")%>

A.2.2 getAKColList()メソッド

代替キーの列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getAKColList( java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,java.lang.String pEnd)
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getAKColList(
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

現在チェックされている代替キーの列と式のリストを返します。

リストの各要素について、pPatternパラメータが解釈され、繰り返されます。前の要素からはpSeparatorパラメータによって区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは省略され、空の文字列が返されます。

このリストには、現在の代替キーの各列の要素が含まれます。現在のタスクにalternate keyというタグが付けられている場合、チェック・ナレッジ・モジュールからアクセスできます。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって処理された代替キーの列のリストを、キー内の位置の順に並べて返します。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、表「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン・シーケンス内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([ ])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME キー列の名前
COL_HEADING キー列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始位置(固定ファイル)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS+BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的管理フラグ:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION 未使用
CX_COL_NAME 未使用
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるセパレータ
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

CUSTOMER表に代替キーAK_CUSTOMER (CUST_ID、CUST_NAME)が含まれ、次のコードを生成する場合:

create table T_AK_CUSTOMER
(CUST_ID numeric(10) not null, CUST_NAME varchar(50) not null)

次のコードを使用できます

create table T_<%=odiRef.getAK("KEY_NAME")%>
<%=odiRef.getAKColList("(", "[COL_NAME] [DEST_CRE_DT] not null", ", ", ")")%>

説明: getAKColList関数が使用され、(CUST_ID numeric(10) not null, CUST_NAME varchar(50) not null)部分が生成されます。先頭と末尾はカッコで、代替キーの各列をカンマで区切ってパターン(列、データ型、not null)が繰り返されます。このため、

  • 関数の最初のパラメータ"("は、文字列を、文字列「(」で始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"[COL_NAME] [DEST_CRE_DT] not null"は、このパターンを代替キーの各列に対して繰り返すことを示します。キーワード[COL_NAME]および[DEST_CRE_DT]は、パターン属性リスト表の有効なキーワードを参照します。

  • 3番目のパラメータ", "は、パターンの解釈された発生を、文字列「,」で区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ")"は、文字列を、文字列「)」で終わることを示します。

A.2.3 getCatalogName()メソッド

トポロジからカタログ名を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getCatalogName(
 java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getCatalogName(
 java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextCode,
pContextCode, java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getCatalogName(
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getCatalogName()

説明

物理データ・カタログまたは作業カタログの名前を論理スキーマから取得できます。

最初の構文が使用される場合、返されるカタログ名は現在のコンテキストに一致します。

2番目の構文が使用される場合、返されるカタログ名は、pContextCodeパラメータで指定されたコンテキストのカタログ名です。

3番目の構文は、現在のコンテキスト、現在の論理スキーマでのデータ・カタログ(D)または作業カタログ(W)の名前を返します。

4番目の構文は、現在のコンテキスト、現在の論理スキーマでのデータ・カタログ(D)の名前を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pLogicalSchemaName 文字列 論理スキーマの名前
pContextCode 文字列 強制適用されたスキーマのコンテキストのコード
pLocation 文字列 有効な値は次のとおりです。
  • W: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理スキーマの作業カタログを返します。

  • D: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理スキーマのデータ・カタログを返します。


定義されている物理スキーマ: Pluton.db_odi.dbo

データ・カタログ: db_odi
データ・スキーマ: dbo
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_owner

この物理スキーマに関連づけられているもの: コンテキストCTX_DEVのMSSQL_ODI

コール対象 戻り値
<%=odiRef.getCatalogName("MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "W")%> tempdb
<%=odiRef.getCatalogName("MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "D")%> db_odi

A.2.4 getCatalogNameDefaultPSchema()メソッド

トポロジからデフォルトの物理スキーマのカタログ名を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getCatalogNameDefaultPSchema(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getCatalogNameDefaultPSchema(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextCode,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getCatalogNameDefaultPSchema(
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getCatalogNameDefaultPSchema()

説明

タプルに対応している物理スキーマ(論理スキーマ、コンテキスト)が関連付けられているデータ・サーバーのデフォルトの物理データ・カタログまたは作業カタログの名前を取得できます。コンテキストを指定しない場合、現在のコンテキストが使用されます。論理スキーマ名が指定されない場合、現在の論理スキーマが使用されます。pLocationが指定されない場合、データ・カタログが返されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pLogicalSchemaName 文字列 論理スキーマの名前
pContextCode 文字列 強制適用されたスキーマのコンテキストのコード
pLocation 文字列 有効な値は次のとおりです。
  • W: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応している物理スキーマもアタッチされているデータ・サーバーに関連付けられている、デフォルトの物理スキーマの作業カタログを返します。

  • D: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理スキーマのデータ・カタログを返します。


定義されている物理スキーマ: Pluton.db_odi.dbo

データ・カタログ: db_odi
データ・スキーマ: dbo
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_odi
デフォルト・スキーマか はい

この物理スキーマに関連付けられているもの: コンテキスト: コンテキストCTX_DEVのMSSQL_ODIおよびPluton.db_doc.doc

データ・カタログ: db_doc
データ・スキーマ: doc
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_doc
デフォルト・スキーマか いいえ

この物理スキーマに関連付けられているもの: コンテキストCTX_DEVのMSSQL_DOC

コール対象 戻り値
<%=odiRef.getCatalogNameDefaultPSchema("MSSQL_DOC", "CTX_DEV", "W")%> tempdb
<%=odiRef.getCatalogNameDefaultPSchema("MSSQL_DOC", "CTX_DEV", "D")%> db_odi

A.2.5 getCK()メソッド

条件に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getCK(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドはチェック・プロシージャの間、データストアの条件に関する情報を返します。現在のタスクにconditionというタグが付けられている場合のみ、チェック・ナレッジ・モジュールからアクセスできます。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって現在処理されているチェック制約に関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている現在の文字列

次の表は、pPropertyNameで許容される様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID チェック制約の内部番号
COND_ALIAS SQL文に使用する表の別名
COND_NAME 条件の名前
COND_TYPE 条件のタイプ
COND_SQL 条件のSQL文
MESS チェック制約に関するエラー・メッセージ
FULL_NAME ローカル・オブジェクト・マスクで生成されたチェック制約のフルネーム
COND_SQL_DDL 表の別名がない条件のSQL文
<flexfield code> このチェック制約のフレックスフィールド値

The current condition is called: <%=snpRep.getCK("COND_NAME")%>

insert into MY_ERROR_TABLE
select *
from MY_CHECKED_TABLE
where (not (<%=odiRef.getCK("COND_SQL")%>))

A.2.6 getColDefaultValue()メソッド

マッピング列のデフォルト値を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getColDefaultValue()

説明

マッピングのターゲット列のデフォルト値を返します。

このメソッドは、マッピング式で<%%>タグなしで使用できます。このメソッド・コールは、生成されたコードに、列定義で設定したデフォルト値を挿入します。列タイプによっては、この値を引用符で囲みます。

パラメータ

なし

The default value of my target column is '+ 'odiRef.getColDefaultValue()'

A.2.7 getColList()メソッド

フィルタされた列のリストから各列のプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getColList( java.lang.int pDSIndex,
java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd,
java.lang.String pSelector)

代替可能な構文:

public java.lang.String getColList( java.lang.int pDSIndex,
java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)
public java.lang.String getColList( java.lang.int pDSIndex,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pSelector)
public java.lang.String getColList( java.lang.int pDSIndex,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

列と式のリストを返します。列リストはこのメソッドがコールされたフェーズにより異なります。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータによって、このコマンドで考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

pPatternパラメータはリストの各要素(pSelectorパラメータに応じて選択)ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けず、空の文字列が返されます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

このメソッドは特別なコードを必要とせずに検索を自動生成することに注意してください。

ロード(LKM)

このリストには、現在のソース・セットで実行されたすべての有効なマッピング式と、ステージング領域で実行されたマッピング、フィルタおよび結合式で使用された現在のソース・セットのすべての列が表示されます。リストは、POS、FILE_POSでソートされます。

インタフェースのソースにジャーナル化されたデータストアがある場合、3つのジャーナル化疑似列JRN_FLAGJRN_DATEおよびJRN_SUBSCRIBERは、ジャーナル化されたソース・データストアの列として追加されます。

統合(IKM)

現在のインタフェースで現在有効なすべてのマッピング式がリストに表示されます。

リストには、現在のインタフェースのターゲット表にロードされる各列につき、1 つの要素が含まれます。ターゲット表が一時表でない場合、リストはPOS、FILE_POSでソートされます。一時表である場合は、リストはソートされません。

インタフェースのソースにジャーナル化されたデータストアがあり、それがステージング領域にある場合、3つのジャーナル化擬似列JRN_FLGJRN_DATEおよびJRN_SUBSCRIBERは、ジャーナル化されたソース・データストアの列として追加されます。

チェック(CKM)

このリストにはターゲット表のすべての列(静的制御またはフロー制御)が表示されます。

現在のインタフェースでマップされた列を区別するには、MAPセレクタを使用する必要があります。

アクション

このリストには、DDLコマンドで処理された表のすべての列が表示されます。

変更、追加または削除された列の場合、NEWおよびOLDセレクタを使用して、DDLコマンドによって処理される、変更された列の新バージョンまたは旧バージョンを取得することができます。表が一時表でない場合、リストはPOS、FILE_POSでソートされます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストを、後述の「パターン属性リスト」に示します。

属性は、パターン文字列内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([ ])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。
pSelector 文字列 次の形式を使用して、最初のリストの要素をフィルタできるブール式を指定する文字列です。

<SELECTOR> <Operator> <SELECTOR>など。カッコを使用できます。

使用できる演算子:

  1. 否定: NOTまたは!

  2. 論理和: ORまたは||

  3. 論理積: ANDまたは&&

例: (INS AND UPD) OR TRG

有効なセレクタについては、後述します。


パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME 列の名前
COL_HEADING 列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始(索引)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS+BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION ソース上で実行される式のテキスト(マッピングに入力された式、またはステージング領域上で実行された式を作成する列名)。
CX_COL_NAME ステージング領域上の現在の式のコンテナとして使用されている列の計算された名前
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるセパレータ
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
MANDATORY_CLAUSE 列が必須の場合、NOT NULLを返します。そうでない場合、そのテクノロジのNULLキーワードを返します。
DEFAULT_CLAUSE デフォルト値が存在する場合、DEFAULT <デフォルト値>を返します。存在しない場合、空の列を返します。
JDBC_TYPE データ・サービス: ドライバによって返される列のJDBCタイプ。
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

セレクタの説明

パラメータ値 説明
INS
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: 挿入でマークされたマッピング式のみ

  • CKM: 適用対象外

UPD
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: 更新でマークされたマッピング式のみ

  • CKM: 適用対象外

TRG
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: ターゲット上で実行されたマッピング式のみ

  • CKM: 適用対象外

NULL
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: NULL値可能でない列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: NULL値を許容しないすべてのターゲット列

PK
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: 主キー列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 主キーの一部であるすべてのターゲット列

UK
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: 現在のインタフェースに対して選択された更新キー列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

REW
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: 読取り専用フラグが選択されている列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 読取り専用フラグが選択されていないすべてのターゲット列

UD1
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: UD1としてマークされた列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

UD2
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: UD2としてマークされた列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

UD3
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: UD3としてマークされた列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

UD4
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: UD4としてマークされた列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

UD5
  • LKM: 適用対象外(*)
  • IKM: UD5としてマークされた列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

MAP
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 適用対象外

  • CKM:

フロー制御: 現在のインタフェースに式を使用してロードされたターゲット表のすべての列

静的制御: ターゲット表のすべての列

SCD_SK LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Surrogate Key」とマーキングされたすべての列
SCD_NK LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Natural Key」とマーキングされたすべての列
SCD_UPD LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Overwrite on Change」とマーキングされたすべての列
SCD_INS LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Add Row on Change」とマーキングされたすべての列
SCD_FLAG LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Current Record Flag」とマーキングされたすべての列
SCD_START LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Starting Timestamp」とマーキングされたすべての列
SCD_END LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Ending Timestamp」とマーキングされたすべての列
NEW アクション: 表に追加された列。表の変更された列の新しいバージョン
OLD アクション: 表から削除された列。表の変更された列の旧バージョン
WS_INS SKM: 列は、データ・サービスを使用したINSERTを許可するフラグを設定されています。
WS_UPD SKM: 列は、データ・サービスを使用したUDATEを許可するフラグを設定されています。
WS_SEL SKM: 列は、データ・サービスを使用したSELECTを許可するフラグを設定されています。


注意:

LKMで、前の表に*で示した一部のセレクタを使用することは、可能ですが非推奨です。インタフェースでソース上にマップされた列のみが返されます。結果として、インタフェースによっては、結果が正しくないことがあります。たとえば、UKセレクタでは、マップされないかソース上で実行されないキーの列は、このセレクタで返されません。

CUSTOMER表に列(CUST_ID、CUST_NAME、AGE)が含まれ、次のコードを生成する場合:

create table CUSTOMER (CUST_ID numeric(10) null,
CUST_NAME varchar(50) null, AGE numeric(3) null)

次のように記述します。

create table CUSTOMER
<%=odiRef.getColList("(", "[COL_NAME] [SOURCE_CRE_DT] null", ", ", ")", "")%>

説明: getColList関数が使用され、(CUST_ID numeric(10) null, CUST_NAME varchar(50) null, AGE numeric(3) null)が生成されます。先頭と末尾はカッコで、各列をカンマで区切ってパターン(列、データ型、not null)が繰り返されます。このため、

  • 関数の最初の文字"("は、文字列を、文字列「(」で始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"[COL_NAME] [SOURCE_CRE_DT] null"は、このパターンを各列に対して繰り返すことを示します。キーワード[COL_NAME]および[SOURCE_CRE_DT]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードに対する参照です。

  • 3番目のパラメータ", "は、パターンの解釈された発生を、文字列「,」で区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ")"は、文字列を、文字列「)」で終わることを示します。

  • 最後のパラメータ""は、パターンを各列に対して(選択内容なしで)繰り返すことを示します。

A.2.8 getColumn()メソッド

アクションによって処理されている特定の列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getColumn(
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSelector)

public java.lang.String getColumn(
java.lang.String pPattern)

説明

アクションでは、アクションにより処理されている列に関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPattern 文字列 列に対してレンダーされた値のパターン

パターンで使用できる属性のリストを、後述の「パターン属性リスト」に示します。

属性は、パターン文字列内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([ ])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSelector 文字列 セレクタは次のいずれかの値をとることができます。
  • NEW: 変更された列の新しいバージョンまたは新しい列を返します。

  • OLD: 変更された列の古いバージョンまたは削除された列を返します。

セレクタを省略すると、すべての削除アクションに対してOLDに設定されます。それ以外に対してはNEWに設定されます。


パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME 列の名前
COL_HEADING 列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始(索引)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS + BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION ソース上で実行される式のテキスト(マッピングに入力された式、またはステージング領域上で実行された式を作成する列名)
CX_COL_NAME ステージング領域上の現在の式のコンテナとして使用されている列の計算された名前
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるセパレータ
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
MANDATORY_CLAUSE 列が必須の場合、NOT NULLを返します。そうでない場合、そのテクノロジのNULLキーワードを返します。
DEFAULT_CLAUSE デフォルト値が存在する場合、DEFAULT <デフォルト値>を返します。存在しない場合、空の列を返します。
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

A.2.9 getContext()メソッド

現在のコンテキストに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getContext(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは現在の実行コンテキストに関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれる文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID コンテキストの内部ID
CTX_NAME コンテキストの名前。
CTX_CODE コンテキストのコード
CTX_DEFAULT デフォルト・コンテキストには1、他のコンテキストには0を返します。
<flexfield code> この参照のフレックスフィールド値

Current Context = <%=getContext("CTX_NAME")%>

A.2.10 getDataSet()メソッド

インタフェースの指定されたデータセットに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getDataSet( java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pPropertyName)

説明

インタフェースの指定されたデータセットに関する情報を取得します。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
OPERATOR 選択されたデータセットに適用される演算子。最初のデータセットには、空の値が返されます。
NAME データセット名。
HAS_JRN データセットがジャーナル化されたデータストアの場合は「1」を、そうでない場合は「0」を返します。

<%for (int i=0; i < odiRef.getDataSetCount(); i++){%><%=odiRef.getDataSet(i, "Operator")%>select  <%=odiRef.getPop("DISTINCT_ROWS")%>      <%=odiRef.getColList(i,"", "[EXPRESSION] [COL_NAME]", ",\n\t", "", "((INS and !TRG) and REW)")%> from  <%=odiRef.getFrom(i)%>where     <% if (odiRef.getDataSet(i, "HAS_JRN").equals("1")) { %> JRN_FLAG <> 'D        '<%} else {%>    (1=1)    <% } %><%=odiRef.getJoin(i)%><%=odiRef.getFilter(i)%><%=odiRef.getJrnFilter(i)%><%=odiRef.getGrpBy(i)%><%=odiRef.getHaving(i)%><%}%>

A.2.11 getDataSetCount()メソッド

インタフェースのデータセットの数を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.Int getDataSetCount()

説明

インタフェースのデータセットの数を返します。

パラメータ

なし

<%for (int i=0; i < odiRef.getDataSetCount(); i++){%><%=odiRef.getDataSet(i, "Operator")%>select  <%=odiRef.getPop("DISTINCT_ROWS")%>      <%=odiRef.getColList(i,"", "[EXPRESSION] [COL_NAME]", ",\n\t", "", "((INS and !TRG) and REW)")%> from  <%=odiRef.getFrom(i)%>where     <% if (odiRef.getDataSet(i, "HAS_JRN").equals("1")) { %> JRN_FLAG <> 'D        '<%} else {%>    (1=1)    <% } %><%=odiRef.getJoin(i)%><%=odiRef.getFilter(i)%><%=odiRef.getJrnFilter(i)%><%=odiRef.getGrpBy(i)%><%=odiRef.getHaving(i)%><%}%>

A.2.12 getDataType()メソッド

指定されたデータ型の列を作成する構文を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getDataType(
java.lang.String pDataTypeName,
java.lang.String pDataTypeLength,
java.lang.String pDataTypePrecision)

説明

ソース・テクノロジおよびターゲット・テクノロジに関連づけられたパラメータに応じて、データ型として数値または日付を使用する作成構文を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
パラメータ タイプ 説明
pDataTypeName 文字列 次の表にリストされているデータ型の名前
pDataTypeLength 文字列 データ型の長さ
pDataTypePrecision 文字列 データ型の精度

次の表は、pDataTypeNameで可能なすべての値のリストです。

パラメータ値 説明
SRC_VARCHAR ソースのvarcharデータ型に対応する構文を返します。
SRC_NUMERIC ソースの数値データ型に対応する構文を返します。
SRC_DATE ソースの日付データ型に対応する構文を返します。
DEST_VARCHAR ターゲットのvarcharデータ型に対応する構文を返します。
DEST_NUMERIC ターゲットの数値データ型に対応する構文を返します。
DEST_DATE ターゲットの日付データ型に対応する構文を返します。

次のテクノロジの構文が次のようであるとします。

テクノロジ Varchar 数値 日付
Oracle varchar2(%L) number(%L,%P) date
Microsoft SQL Server varchar(%L) numeric(%L,%P) datetime
Microsoft Access Text(%L) double datetime

getDataTypeのコール例を次に示します。

コール Oracle SQL Server Access
<%=odiRef.getDataType("DEST_VARCHAR", "10", "")%> varchar2(10) varchar(10) Text(10)
<%=odiRef.getDataType("DEST_VARCHAR", "10", "5")%> varchar2(10) varchar(10) Text(10)
<%=odiRef.getDataType("DEST_NUMERIC", "10", "")%> number(10) numeric(10) double
<%=odiRef.getDataType("DEST_NUMERIC", "10", "2")%> number(10,2) numeric(10,2) double
<%=odiRef.getDataType("DEST_NUMERIC", "", "")%> number numeric double
<%=odiRef.getDataType("DEST_DATE", "", "")%> date datetime datetime
<%=odiRef.getDataType("DEST_DATE", "10", "2")%> date datetime datetime

A.2.13 getFilter()メソッド

インタフェースのフィルタ用に生成されたWHERE句の項全体を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getFilter(java.lang.Int pDSIndex)

説明

指定されたデータセットのSQLフィルタ列を返します(ロード時はソースで、統合時はステージング領域で)。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータによって、このコマンドで考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

None

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

A.2.14 getFilterList()メソッド

インタフェースの各フィルタのプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getFilterList(  java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getFilterList( java.lang.Int pDSIndex,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

インタフェースの指定されたデータセットに対するSQLフィルタの発生のリストを返します。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータによって、このコマンドで考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、ソースまたはターゲット上(使用中のナレッジ・モジュールにより異なります)で実行される各フィルタ式の要素が含まれます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

リスト内で使用できるもののリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切るために使用されます。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
ID フィルタ内部識別子
EXPRESSION フィルタ式のテキスト

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilterList("and ","([EXPRESSION])"," and ","")%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

説明: getFilterList関数は、SELECT句のフィルタを生成するために使用されます。フィルタはandで始まり、各フィルタごとにandで区切ってパターン(各フィルタの式)を繰り返します。このため、

  • 関数の最初のパラメータ"and"は、文字列を、文字列and で始めることを示します。

  • 2番目のパーメータ"([EXPRESSION])"は、このパターンを各フィルタに対して繰り返すことを示します。キーワード[EXPRESSION]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ" and "は、パターンの解釈された発生を、文字列andで区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ""は、文字列が特定の文字を伴わずに終わることを示します。

A.2.15 getFK()メソッド

外部キーに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getFK(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドはチェック・プロシージャの間、データストアの外部キー(または結合、参照)に関する情報を返します。現在のタスクにreferenceというタグが付けられている場合のみ、ナレッジ・モジュールからアクセスできます。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって現在処理されている外部キーに関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID 参照制約の内部番号
FK_NAME 参照制約の名前
FK_TYPE 参照制約のタイプ
FK_ALIAS 参照表の別名(複合式の場合のみ使用)
PK_ALIAS 参照された表の別名(複合式の場合のみ使用)
ID_TABLE_PK 参照された表の内部番号
PK_I_MOD 参照されたモデルの番号
PK_CATALOG 現在のコンテキストで参照された表のカタログ
PK_SCHEMA 現在のコンテキストで参照された表の物理スキーマ
PK_TABLE_NAME 参照された表の名前
COMPLEX_SQL 結合句の複合SQL文(該当する場合)
MESS 参照制約のエラー・メッセージ
FULL_NAME ローカル・オブジェクト・マスクで生成された外部キーのフルネーム
<flexfield code> この参照のフレックスフィールド値

The current reference key of my table is called: <%=odiRef.getFK("FK_NAME")%>. It references the table <%=odiRef.getFK("PK_TABLE_NAME")%> that is in the schema <%=odiRef.getFK("PK_SCHEMA")%>

A.2.16 getFKColList()メソッド

外部キーの列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getFKColList(java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getFKColList(
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

参照制約(外部キー)の列部分のリストを返します。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、現在の外部キーの各列につき1つの要素が含まれます。現在のタスクにreferenceというタグが付けられている場合のみ、チェック・ナレッジ・モジュールからアクセスできます。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって処理された外部キーの列のリストを、キー内の位置の順に並べて返します。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このパラメータは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このパラメータは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME キーの列の名前
COL_HEADING キーの列のヘッダー
COL_DESC キーの列の説明
POS キーの列の位置
LONGC キーの列の長さ(精度)
SCALE キーの列のスケール
FILE_POS 列の開始(索引)
BYTES 列の物理オクテット数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS + BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列のレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION 未使用
CX_COL_NAME 未使用
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるセパレータ
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
PK_I_COL 参照列のの内部識別子
PK_COL_NAME 参照キー列の名前
PK_COL_HEADING 参照キー列のヘッダー
PK_COL_DESC 参照キー列の説明
PK_POS 参照列の位置
PK_LONGC 参照列の長さ
PK_SCALE 参照列の精度
PK_FILE_POS 参照列の開始(索引)
PK_BYTES 参照列の物理オクテット数
PK_FILE_END_POS 参照列の終了(FILE_POS + BYTES)
PK_IND_WRITE 参照列の書込み権限フラグ
PK_COL_MANDATORY 参照列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

PK_CHECK_FLOW 参照列のフロー制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

PK_CHECK_STAT 参照列の静的制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

PK_COL_FORMAT 参照列の論理形式
PK_COL_DEC_SEP 参照列の小数点記号
PK_REC_CODE_LIST 参照列に維持されたレコード・コードのリスト
PK_COL_NULL_IF_ERR 参照列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

PK_DEF_VALUE 参照列のデフォルト値
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
<flexfield code> 参照している表の現在の列のフレックスフィールド値

CUSTOMER.COUNTRY_ID = CITY.ID_COUNT and CUSTOMER.CITY_ID = CITY.ID_CITでCUSTOMER表がCITY表を参照している場合

句:

(CUS.COUNTRY_ID = CITY.ID_COUNT and CUS.CITY_ID = CITY.ID_CIT)

は、次のようにも記述できます。

<%=odiRef.getFKColList("(", "CUS.[COL_NAME] = CITY.[PK_COL_NAME]", " and
", ")" )%>

説明: getFKColList関数は、外部キーの各列上でループして、カッコで始まってカッコで終わり、andで区切られたパターンを外部キーの各列に対して繰り返す句を生成するために使用されます。このため、

  • 関数の最初のパラメータ"("は、文字列を「(」で始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"CUS.[COL_NAME] = CITY.[PK_COL_NAME]"は、このパターンを外部キーの各列に対して繰り返すことを示します。キーワード[COL_NAME]および[PK_COL_NAME]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ" and "は、パターンの発生を、文字列「 and 」で区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ")"は、文字列が「)」で終わることを示します。

A.2.17 getFlexFieldValue()メソッド

フレックスフィールドの値を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getFlexFieldValue(java.lang.String pI_Instance,
java.lang.String pI_Object, java.lang.String pFlexFieldCode)

説明

このメソッドは、オブジェクト・インスタンスのフレックスフィールドの値を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pI_Instance 文字列 オブジェクト・インスタンス・ウィンドウの「バージョン」タブに表示される、オブジェクト・インスタンスの内部ID
pI_Object 文字列 そのオブジェクト・タイプの「オブジェクト」ウィンドウの「バージョン」タブに表示される、オブジェクト・タイプの内部ID
pPropertyName 文字列 値が返されるフレックスフィールド・コード

<%=odiRef.getFlexFieldValue("32001","2400","MY_DATASTORE_FIELD")%>

タイプがdatastore (datastoreの内部IDは2400)で、内部IDが32001のオブジェクト・インスタンスの、フレックスフィールドMY_DATASTORE_FIELDの値を返します。

A.2.18 getFrom()メソッド

指定されたコンテキスト内のSQL FROM句を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getFrom(java.lang.Int pDSIndex)

説明

FROMのSQL文字列を指定されたデータセットのソースのSELECT句から取得します。FROM文は、データセットで使用される表および結合(テクノロジのSQL機能に応じて)から構築されます。

ISOの外部結合とカッコをサポートするテクノロジでは、getFrom()が次のような文字列を返すことがあります。

((CUSTOMER as CUS inner join CITY as CIT on (CUS.CITY_ID = CIT.CITY_ID))
left outer join SALES_PERSON as SP on (CUS.SALES_ID = SP.SALE_ID))

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータによって、このコマンドで考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

インタフェースのソースにジャーナル化されたデータストアがある場合、句内のソース表はジャーナル化されたソース・データストアにリンクされたデータ・ビューによって置き換えられます。

ソース・データストアのいずれかが「一時インタフェースを導出表として使用(下位選択)」ボックスを選択した一時データストアである場合は、getFromメソッドにより、この一時ソースに対して下位選択文が生成されます。

ソース・データストアでパーティショニングが使用される場合は、このメソッドによりオブジェクト名が返されるときにパーティショニング句が自動的に追加されます。

このメソッドでは、特別なコードを必要とせずに検索が自動的に生成されることに注意してください。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

A.2.19 getGrpBy()メソッド

指定されたコンテキスト内のSQL GROUP BY句全体を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getGrpBy(java.lang.Int pDSIndex)

説明

SQL GROUP BY文字列を取得します(ロード・フェーズではソース上、統合フェーズではステージング領域上)。この文は、マッピング式に検出された集計変換から自動的に計算されます。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

A.2.20 getGrpByList()メソッド

インタフェースの指定されたデータセットに対する各GROUP BY句のプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getGrpByList( java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getGrpByList( java.lang.Int pDSIndex,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

インタフェースの指定されたデータセットに対するSQL GROUP BYの発生のリストを返します。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、ソースまたはターゲット上(使用するナレッジ・モジュールにより異なります)のGROUP BY文の要素が含まれます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このパラメータは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切るために使用されます。
pEnd 文字列 このパラメータは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
ID 句の内部識別子
EXPRESSION グループ化文のテキスト

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpByList("group by ", "[EXPRESSION]", " , ", "")%>
<%=odiRef.getHaving()%>

説明: getGrpByList関数は、group byで始まり、各式ごとにカンマによって区切られたパターン(各グループ化式)が繰り返されるselect命令のgroup by句を生成するために使用されます。

  • 関数の最初のパラメータ"group by"は、文字列を「group by」から始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"[EXPRESSION]"は、式によって各グループについてこのパターンを繰り返すことを示します。キーワード[EXPRESSION]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ", "は、パターンの解釈された発生を、カンマで区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ""は、文字列が特定の文字を伴わずに終わることを示します。

A.2.21 getHaving()メソッド

指定されたコンテキスト内のSQL HAVING句全体を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getHaving(java.lang.Int pDSIndex)

説明

指定されたデータセットに対してSQL文HAVINGを取得します(ロード時はソースで、統合時はステージング領域で)。この文は、検出された集計関数が含まれているフィルタ式から自動的に計算されます。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

insert into <%=odiRef.getTable(
"L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
 <%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

A.2.22 getHavingList()メソッド

インタフェースの各HAVING句のプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getHavingList( java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getHavingList(
java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

インタフェースで指定されたデータセットのSQL HAVINGの発生のリストを返します。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、ソースまたはターゲット上(使用するナレッジ・モジュールより異なります)で実行される各HAVING式の要素が1つ含まれます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このパラメータは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このパラメータは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
パラメータ値 説明
ID 句の内部識別子
EXPRESSION Having式のテキスト

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpByList("group by ", "[EXPRESSION]", " , ", "")%>
<%=odiRef.getHavingList("having ", "([EXPRESSION])", " and ", "")%>

説明: getHavingList関数は、select命令のHaving句を生成するために使用されます。この句はhavingで始まり、各式ごとにandで区切ってパターン(各集計フィルタ式)を繰り返します。

  • 関数の最初のパラメータ"having "は、文字列を「having」で始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"([EXPRESSION])"は、このパターンを各集計フィルタに対して繰り返すことを示します。キーワード[EXPRESSION]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ" and "は、パターンの解釈された発生を、文字列「 and 」で区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ""は、文字列が特定の文字を伴わずに終わることを示します。

A.2.23 getIndex()メソッド

アクションによって処理される特定の索引に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getIndex(java.lang.String pPropertyName)

説明

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって現在処理されている索引に関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID 索引の内部番号
KEY_NAME 索引の名前
FULL_NAME ローカル・オブジェクト・マスクで生成された索引のフルネーム
<flexfield code> この索引のフレックスフィールドの値

A.2.24 getIndexColList()メソッド

アクションによって処理される索引の列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getIndexColList(java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

説明

アクションでは、このメソッドはDDLコマンドによって処理される索引の列のリストを、索引内の位置の順に並べて返します。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、現在の索引の各列の要素が含まれます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン・シーケンス内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME 索引列の名前
COL_HEADING 索引列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始位置(固定ファイル)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS + BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION 未使用
CX_COL_NAME 未使用
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるグループ化記号
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

A.2.25 getInfo()メソッド

現在のタスクに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getInfo(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは現在のタスクに関する情報を返します。使用可能な情報のリストをpPropertyNameの値の表に示します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
I_SRC_SET タスクがロード・ナレッジ・モジュールに所属する場合の、現在のソース・セットの内部識別子
SRC_SET_NAME タスクがロード・ナレッジ・モジュールに所属する場合の、現在のソース・セットの名前
COLL_NAME タスクがロード・ナレッジ・モジュールに所属する場合の、現在のロード・リソースの名前(C$)
INT_NAME タスクが文字列ロード、統合またはチェック・ナレッジ・モジュールに所属する場合の、現在の統合リソースの名前(I$)
ERR_NAME タスクがロード、統合またはチェック・ナレッジ・モジュールの一部である場合の、現在のエラー・リソースの名前(E$)
TARG_NAME タスクがロード、統合またはチェック・ナレッジ・モジュールの一部である場合の、ターゲット・リソースの名前
SRC_CATALOG ソース環境のデータ・カタログの名前
SRC_SCHEMA ソース環境のデータ・スキーマの名前
SRC_WORK_CATALOG ソース環境の作業カタログの名前
SRC_WORK_SCHEMA ソース環境の作業カタログの名前
DEST_CATALOG ターゲット環境のデータ・カタログの名前
DEST_SCHEMA ターゲット環境のデータ・スキーマの名前
DEST_WORK_CATALOG ターゲット環境の作業カタログの名前
DEST_WORK_SCHEMA ターゲット環境の作業スキーマの名前
SRC_TECHNO_NAME ソース・テクノロジの名前
SRC_CON_NAME ソース接続の名前
SRC_DSERV_NAME ソース・マシンのデータ・サーバーの名前
SRC_CONNECT_TYPE ソース・マシンの接続タイプ
SRC_IND_JNDI JNDI URLフラグ
SRC_JAVA_DRIVER ソース接続のJDBCドライバの名前
SRC_JAVA_URL ソース接続のJDBC URL
SRC_JNDI_AUTHENT JNDI認証タイプ
SRC_JNDI_PROTO JNDIソース・プロトコル
SRC_JNDI_FACTORY JNDIソース・ファクトリ
SRC_JNDI_URL ソースJNDI URL
SRC_JNDI_RESSOURCE アクセスされたソースJNDIリソース
SRC_JNDI_USER ソースに対するJNDI認証のユーザー名
SRC_JNDI_ENCODED_PASS ソースに対するJNDI認証の暗号化されたパスワード
SRC_USER_NAME ソース接続のユーザー名
SRC_ENCODED_PASS ソース接続の暗号化されたパスワード
SRC_FETCH_ARRAY ソース配列フェッチのサイズ
SRC_BATCH_UPDATE ソース・バッチ更新のサイズ
SRC_EXE_CHANNEL ソース接続の実行チャネル
SRC_COL_ALIAS_WORD ソース・テクノロジで列を別名と区別するために使用される語
SRC_TAB_ALIAS_WORD ソース・テクノロジで表を別名と区別するために使用される語
SRC_DATE_FCT ソース・テクノロジで現在の日付を返す関数
SRC_DDL_NULL ソースでの表の作成時にキーワードNULLに対して使用する定義を返します。
SRC_MAX_COL_NAME_LEN ソース・テクノロジでの列名の最大文字数
SRC_MAX_TAB_NAME_LEN ソース・テクノロジでの表名の最大文字数
SRC_REM_OBJ_PATTERN ソース・テクノロジでのリモート・オブジェクトの置換モデル
SRC_LOC_OBJ_PATTERN ソース・テクノロジでのローカル・オブジェクト名の置換モデル
DEST_TECHNO_NAME ターゲット・テクノロジの名前
DEST_CON_NAME ターゲット接続の名前
DEST_DSERV_NAME ターゲット・マシンのデータ・サーバーの名前
DEST_CONNECT_TYPE ターゲット・マシンの接続タイプ
DEST_IND_JNDI ターゲットJNDI URLフラグ
DEST_JAVA_DRIVER ターゲット接続のJDBCドライバの名前
DEST_JAVA_URL ターゲット接続のJDBC URL
DEST_JNDI_AUTHENT ターゲットのJNDI認証タイプ
DEST_JNDI_PROTO JNDIターゲット・プロトコル
DEST_JNDI_FACTORY JNDIターゲット・ファクトリ
DEST_JNDI_URL ターゲットのJNDI URL
DEST_JNDI_RESSOURCE アクセスされるターゲットJNDIリソース
DEST_JNDI_USER ターゲットに対するJNDI認証のユーザー名
DEST_JNDI_ENCODED_PASS ターゲットに対するJNDI認証の暗号化されたパスワード
DEST_USER_NAME ターゲット接続用のユーザーの名前
DEST_ENCODED_PASS ターゲット接続用の暗号化されたパスワード
DEST_FETCH_ARRAY ターゲット配列フェッチのサイズ
DEST_BATCH_UPDATE ターゲット配列フェッチのサイズ
DEST_EXE_CHANNEL ターゲット接続の実行チャネル
DEST_COL_ALIAS_WORD ターゲット・テクノロジで列を別名と区別するために使用される語
DEST_TAB_ALIAS_WORD ターゲット・テクノロジで表を別名と区別するために使用される語
DEST_DATE_FCT ターゲット・テクノロジで現在の日付を返す関数
DEST_DDL_NULL ターゲットでの表の作成時にキーワードNULLに対して使用する定義を返す関数
DEST_MAX_COL_NAME_LEN ターゲット・テクノロジでの列の最大文字数
DEST_MAX_TAB_NAME_LEN ターゲット・テクノロジでの表名の最大文字数
DEST_REM_OBJ_PATTERN ターゲット・テクノロジでのリモート・オブジェクトの置換モデル
DEST_LOC_OBJ_PATTERN ターゲット・テクノロジでのローカル・オブジェクト名の置換モデル
CT_ERR_TYPE エラー・タイプ(F: フロー、S: 静的)。チェック・ナレッジ・モジュールの場合にのみ適用されます。
CT_ERR_ID エラー識別子(静的制御では表番号、フロー制御ではインタフェース番号)。チェック・ナレッジ・モジュールの場合にのみ適用されます。
CT_ORIGIN エラー元を識別する名前(静的管理の表名、またはプロジェクト・コードを接頭辞として付けたインタフェース)。チェック・ナレッジ・モジュールの場合にのみ適用されます。
JRN_NAME ジャーナル化されたデータストアの名前
JRN_VIEW ジャーナル化されたデータストアにリンクされたビューの名前
JRN_DATA_VIEW ジャーナル化されたデータストアにリンクされたデータ・ビューの名前
JRN_TRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされたトリガーの名前
JRN_ITRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた挿入トリガーの名前
JRN_UTRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた更新トリガーの名前
JRN_DTRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた削除トリガーの名前
SUBSCRIBER_TABLE サブスクライバ・リストが含まれているデータストアの名前
CDC_SET_TABLE CDCセットのリストが含まれている表のフルネーム
CDC_TABLE_TABLE CDCセットを使用してジャーナル化された表のリストが含まれている表のフルネーム
CDC_SUBS_TABLE CDCセットのサブスクライバのリストが含まれている表のフルネーム
CDC_OBJECTS_TABLE ジャーナル化パラメータとオブジェクトが含まれている表のフルネーム
SRC_DEF_CATALOG ソース・データ・サーバー用のデフォルト・カタログ
SRC_DEF_SCHEMA ソース・データ・サーバー用のデフォルト・スキーマ
SRC_DEFW_CATALOG ソース・データ・サーバー用のデフォルト作業カタログ
SRC_DEFW_SCHEMA ソース・データ・サーバー用のデフォルト作業スキーマ
DEST_DEF_CATALOG ターゲット・データ・サーバー用のデフォルト・カタログ
DEST_DEF_SCHEMA ターゲット・データ・サーバー用のデフォルト・スキーマ
DEST_DEFW_CATALOG ターゲット・データ・サーバー用のデフォルト作業カタログ
DEST_DEFW_SCHEMA ターゲット・データ・サーバー用のデフォルト作業スキーマ
SRC_LSCHEMA_NAME ソース論理スキーマ名
DEST_LSCHEMA_NAME ターゲット論理スキーマ名
SRC_I_CONNECT ソース・データ・サーバーの内部ID
SRC_I_PSCHEMA ソース物理スキーマの内部ID
SRC_I_LSCHEMA ソース論理スキーマの内部ID
SRC_I_TECHNO ソース・テクノロジの内部ID
DEST_I_CONNECT ターゲット・データ・サーバーの内部ID
DEST_I_PSCHEMA ターゲット物理スキーマの内部ID
DEST_I_LSCHEMA ターゲット論理スキーマの内部ID
DEST_I_TECHNO ターゲット・テクノロジの内部ID

The current source condition is: <%=odiRef.getInfo("SRC_CON_NAME")%>  on server: <%=odiRef.getInfo("SRC_DSERV_NAME")%>

A.2.26 getJDBCConnection()メソッド

ソースまたはターゲットのJDBC接続を返すために使用します。

使用方法

java.sql.Connection getJDBCConnection(
java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、現在のタスクのソースまたはターゲットのJDBC接続を返します。


注意:

このメソッドは文字列ではなく、JDBC接続オブジェクトを返します。このオブジェクトはタスク内のJavaコードに使用されることがあります。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 返される接続の名前

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
SRC 現在のタスクのソース接続
DEST 現在タスクのターゲット接続
WORKREP 作業リポジトリ接続

この接続のソース接続を取得して、文を作成します。

java.sql.Connection sourceConnection = odiRef.getJDBCConnection("SRC");
java.sql.Statement s = sourceConnection.createStatement();

A.2.27 getJDBCConnectionFromLSchema()メソッド

指定された論理スキーマのJDBC接続を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getJDBCConnectionFromLSchema(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextName)

public java.lang.String getJDBCConnectionFromLSchema(
java.lang.String pLogicalSchemaName)

説明

指定された論理スキーマのJDBC接続を返します。pLogicalSchemaNameにより論理スキーマが特定されます。

最初の構文では、pContextNameパラメータで提供されるコンテキストの論理スキーマが解決されます。

2番目の構文では、現在のコンテキストの論理スキーマが解決されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pLogicalSchemaName 文字列 オブジェクトの強制論理スキーマの名前
pContextName 文字列 オブジェクトの強制コンテキスト


注意:

このメソッドは文字列ではなく、JDBC接続オブジェクトを返します。このオブジェクトはタスク内のJavaコードに使用されることがあります。

A.2.28 getJoin()メソッド

インタフェースの結合のために生成されたWHERE句の項全体を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getJoin(java.lang.Int pDSIndex)

説明

インタフェースの指定されたデータセットに対してSQL結合文字列を取得します(ロード時はソースで、統合時はステージング領域で)。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoin()%>
<%=odiRef.getFilter()%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

A.2.29 getJoinList()メソッド

インタフェースの各結合のプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getJoinList(  java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getJoinList( java.lang.Int pDSIndex,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

WHERE句に対してインタフェースの指定されたデータセット内の結合の発生のリストを返します。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このパラメータは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例: My string [COL_NAME] is a column

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このパラメータは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
ID 結合の内部識別子
EXPRESSION 結合式のテキスト

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getFrom()%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoinList("and ","([EXPRESSION])"," and ","")%>
<%=odiRef.getFilterList("and ","([EXPRESSION])"," and ","")%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

説明: getJoinList関数は、SELECT文のWHERE部分に置く結合式を生成するために使用されます。式は「and」で始まり、各結合ごとに「 and 」で区切ってパターン(各結合の式)を繰り返します。このため、

  • 関数の最初のパラメータ"and"は、文字列を「and」で始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"([EXPRESSION])"は、このパターンを各結合に対して繰り返すことを示します。キーワード[EXPRESSION]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ" and "は、パターンの解釈された発生を、「 and 」で区切ることを示します(andの前後のスペースに注意してください)。

  • 関数の4番目のパラメータ""は、文字列が特定の文字を伴わずに終わることを示します。

A.2.30 getJrnFilter()メソッド

インタフェースのジャーナル化フィルタを返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getJrnFilter(java.lang.Int pDSIndex)

説明

現在のインタフェースで指定されたデータセットのジャーナル化フィルタを返します。ジャーナル化された表がソースにある場合、ロード・フェーズでこのメソッドを使用できます。ジャーナル化された表がステージング領域にある場合、統合時にこのメソッドを使用できます。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引

<%=odiRef.getJrnFilter()%>

A.2.31 getJrnInfo()メソッド

データストアのジャーナル化に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getJrnInfo(java.lang.String pPropertyName)

説明

モデルやデータストアのジャーナル化の場合はJKM、インタフェースの場合はLKM/IKMに対するデータストアのジャーナル化に関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
FULL_TABLE_NAME ジャーナル化されたデータストアのフルネーム
JRN_FULL_NAME ジャーナル・データストアのフルネーム
JRN_FULL_VIEW ジャーナル化されたデータストアにリンクされたビューのフルネーム
JRN_FULL_DATA_VIEW ジャーナル化されたデータストアにリンクされたデータ・ビューのフルネーム
JRN_FULL_TRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされたトリガーのフルネーム
JRN_FULL_ITRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた挿入トリガーのフルネーム
JRN_FULL_UTRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた更新トリガーのフルネーム
JRN_FULL_DTRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた削除トリガーのフルネーム
SNP_JRN_SUBSCRIBER 作業スキーマにおけるサブスクライバ表の名前
JRN_NAME ジャーナル化されたデータストアの名前
JRN_VIEW ジャーナル化されたデータストアにリンクされたビューの名前
JRN_DATA_VIEW ジャーナル化されたデータストアにリンクされたデータ・ビューの名前
JRN_TRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされたトリガーの名前
JRN_ITRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた挿入トリガーの名前
JRN_UTRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた更新トリガーの名前
JRN_DTRIGGER ジャーナル化されたデータストアにリンクされた削除トリガーの名前
JRN_SUBSCRIBER サブスクライバの名前
JRN_COD_MODE ジャーナル化されたデータ・モデルのコード
JRN_METHOD ジャーナル化モード(一貫または単純)
CDC_SET_TABLE CDCセットのリストが含まれている表のフルネーム
CDC_TABLE_TABLE CDCセットを使用してジャーナル化された表のリストが含まれている表のフルネーム
CDC_SUBS_TABLE CDCセットのサブスクライバのリストが含まれている表のフルネーム
CDC_OBJECTS_TABLE ジャーナル化パラメータとオブジェクトが含まれている表のフルネーム

The table being journalized is <%=odiRef.getJrnInfo("FULL_TABLE_NAME")%>

A.2.32 getModel()メソッド

モデルに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getModel(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、パーソナライズされたリバース・エンジニアリングの処理時に、現在のデータ・モデルに関する情報を返します。使用可能なデータのリストをpPropertyNameの値の表に示します。


注意:

このメソッドはソース接続(リバース・エンジニアリングされるデータ・サーバー)上でも、ターゲット接続(リポジトリ)上でも使用できます。ターゲット接続では、コンテキストから独立したプロパティのみを指定できます(たとえば、スキーマ名やカタログ名は使用できません)。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID 現在のモデルの内部識別子
MOD_NAME 現在のモデルの名前
LSCHEMA_NAME 現在のモデルの論理スキーマの名前
MOD_TEXT 現在のモデルの説明
REV_TYPE リバース・エンジニアリングのタイプ: Sは標準リバース、Cはカスタマイズ
REV_UPDATE モデルの更新フラグ
REV_INSERT モデルの挿入フラグ
REV_OBJ_PATT リバースするオブジェクト用のマスク
REV_OBJ_TYPE このモデルでリバース・エンジニアするオブジェクト・タイプのリスト。これは、セミコロンで区切られた、オブジェクト・タイプ・コードのリストです。有効なコードは次のとおりです。
  • T: 表

  • V: ビュー

  • Q: キュー

  • SY: システム表

  • AT: 表の別名

  • SY: シノニム

TECH_INT_NAME 現在のモデルのテクノロジの内部名
LAGENT_NAME リバース・エンジニアリング用の論理実行エージェントの名前
REV_CONTEXT リバースの実行コンテキスト
REV_ALIAS_LTRIM 別名生成で制御される文字
CKM チェック・ナレッジ・モジュール
RKM リバース・エンジニアリング・ナレッジ・モジュール
SCHEMA_NAME 現在のリバース・コンテキストでのデータ・スキーマの物理名
WSCHEMA_NAME 現在のリバース・コンテキストでの作業スキーマの物理名
CATALOG_NAME 現在のリバース・コンテキストでのデータ・カタログの物理名
WCATALOG_NAME 現在のリバース・コンテキストでの作業カタログの物理名
<flexfield code> 現在のモデルのフレックスフィールドの値

リバースするオブジェクトのマスクの一部である表のリストを取得します。

select TABLE_NAME,
         RES_NAME,
     replace(TABLE_NAME, '<%=odiRef.getModel("REV_ALIAS_LTRIM")%>' , '')
          ALIAS,
          TABLE_DESC
from MY_TABLES
where
TABLE_NAME like '<%=odiRef.getModel("REV_OBJ_PATT")%>'

A.2.33 getNbInsert()、getNbUpdate()、getNbDelete()、getNbErrors()およびgetNbRows()メソッド

現在のタスクに対して挿入、更新、削除された行数またはエラーになった行数を取得するために使用します。

使用方法

public java.lang.Long getNbInsert()

public java.lang.Long getNbUpdate()

public java.lang.Long getNbDelete()

public java.lang.Long getNbErrors()

public java.lang.Long getNbRows()

説明

これらのメソッドは、現在のタスクに対して次の値を取得します。

  • 挿入された行数(getNbInsert)

  • 更新された行数(getNbUpdate)

  • 削除された行数(getNbDelete)

  • エラーになった行数(getNbErrors)

  • このタスク時に処理された行の総数(getNbRows)

これらの数は、setNbInsert()、setNbUpdate()、setNbDelete()、setNbErrors()およびsetNbRows()メソッドを使用して処理された行の実際の数とは別に設定できます。

次のJythonの例では、挿入行数を定数値50に設定し、この値をエラーの数にコピーしています。

InsertNumber=50

odiRef.setNbInsert(InsertNumber)

odiRef.setNbErrors(odiRef.getNbInsert())

A.2.34 getNewColComment()メソッド

アクションによって処理される特定の列の新しいコメントを返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getNewColComment()

説明

アクションでは、このメソッドは、列のコメントの変更アクションで、DDLコマンドによって処理されている列の新しいコメントを返します。

A.2.35 getNewTableComment()メソッド

アクションによって処理される特定の表の新しいコメントを返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getNewTableComment()

説明

アクションでは、このメソッドは、表のコメントの変更アクションで、DDLコマンドによって処理されている表の新しいコメントを返します。

A.2.36 getNotNullCol()メソッド

NOT NULLをチェックする列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getNotNullCol(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドはチェック・プロシージャの間、データストアのNOT NULL列に関する情報を返します。現在のタスクにmandatoryというタグが付けられている場合、チェック・ナレッジ・モジュールからアクセスできます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID 現在の列の内部識別子
COL_NAME NOT NULL列の名前
MESS 標準エラー・メッセージ
<flexfield code> 現在のNOT NULL列のフレックスフィールド値

insert into...
select *
from ...
<%=odiRef.getNotNullCol("COL_NAME")%> is null

A.2.37 getObjectName()メソッド

オブジェクトの完全修飾名を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getObjectName(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectName(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectName(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectName(
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectName(
java.lang.String pObjectName)

public java.lang.String getObjectName(java.lang.String pMode,java.lang.String pObjectName,java.lang.String pLogicalSchemaName,java.lang.String pContextName,java.lang.String pLocation, java.lang.String pPartitionType, java.lang.String pPartitionName)

説明

カタログとスキーマを含む、物理オブジェクトのフルネームを返します。pModeパラメータは、使用する置換マスクを示します。

最初の構文は、現在のコンテキストでの現在の論理スキーマに応じて、オブジェクト名を作成します。

2番目の構文は、現在のコンテキストで、pLogicalSchemaNameパラメータに示された論理スキーマに応じて、オブジェクトの名前を作成します。

3番目の構文は、pLogicalSchemaNameおよびpContextNameパラメータに示された論理スキー マとコンテキストから名前を作成します。

4番目の構文は、現在のコンテキストでの現在の論理スキーマに応じて、ローカル・オブジェクト・マスクを使用してオブジェクト名を作成します(pMode = "L")。

5番目の構文は4番目と同じですが、pLocation = "D"です。

最後の構文は3番目の構文と同じですが、pPartitionTypeおよびpPartitionNameパラメータを使用して、特に指定されたパーティションでオブジェクト名を修飾します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pMode 文字列 "L"はローカル・オブジェクト・マスクを使用してオブジェクトの完全パスを作成します。"R"はリモート・オブジェクト・マスクを使用してオブジェクトの完全パスを作成します。

注意: リモート・オブジェクト・マスクを使用する場合、getObjectNameは常にリモート・サーバーのデフォルト物理スキーマを使用してオブジェクト名前を解決します。

pObjectName 文字列 有効なリソース名(表またはファイル)を表すすべての文字列。このオブジェクト名には接頭辞を付けておくことができます。この接頭辞は、実行時に、物理スキーマで定義された適切な一時オブジェクト接頭辞に置き換えられます。
pLogicalSchemaName 文字列 オブジェクトの強制論理スキーマの名前
pContextName 文字列 オブジェクトの強制コンテキスト
pLocation 文字列 有効な値は次のとおりです。
  • W: 物理カタログのオブジェクトと、指定されたタプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する作業物理スキーマの完全名を返します。

  • D: 物理カタログのオブジェクトと、指定されたタプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応するデータ物理スキーマの完全名を返します。

pPartitionType 文字列 特定のパーティションまたはサブパーティションのオブジェクト名を修飾するかどうかを指定します。有効な値は次のとおりです。
  • P: pPartitionNameで指定されるパーティションのオブジェクトを修飾します。

  • S: pPartitionNameで指定されるサブパーティションのオブジェクトを修飾します。

pPartitionName 文字列 オブジェクト名を修飾するためのサブパーティションのパーティションの名前

接頭辞

pObjectNameパラメータで指定されたリソース名に接頭辞コードを付加することで、Oracle Data Integrator一時オブジェクト名(エラー表または統合表、ジャーナル化トリガーなど)を生成することができます。

接頭辞のリストを次に示します。

Prefix 説明
Prefix 説明
%INT_PRF 統合表の接頭辞(デフォルト値は「I$_」)
%COL_PRF ロード表の接頭辞(デフォルト値は「C$_」)
%ERR_PRF エラー表の接頭辞(デフォルト値は「E$_」)
%JRN_PRF_TAB ジャーナル化表の接頭辞(デフォルト値は「J$_」)
%INT_PRF_VIE ジャーナル化ビューの接頭辞(デフォルト値は「JV$_」)
%JRN_PRF_TRG ジャーナル化トリガーの接頭辞(デフォルト値は「T$_」)
%IDX_PRF 一時索引の接頭辞(デフォルト値は「IX$_」)


注意:

一時オブジェクトは通常、作業物理スキーマに作成されます。そのため、接頭辞を使用して一時オブジェクトを作成するか、一時オブジェクトにアクセスする場合は、pLocationを「W」に設定します。

定義されている物理スキーマ

データ・カタログ: db_odi
データ・スキーマ: dbo
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_owner

この物理スキーマを関連付けている論理スキーマ: MSSQL_ODI(コンテキストはCTX_DEV)

コール対象 戻り値
<%=odiRef.getObjectName("L", "EMP", "MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "W")%> tempdb.temp_owner.EMP
<%=odiRef.getObjectName("L", "EMP", "MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "D")%> db_odi.dbo.EMP
<%=odiRef.getObjectName("R", "%ERR_PRFEMP", "MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "W")%> MyServer.tempdb.temp_owner.E$_EMP
<%=odiRef.getObjectName("R", "EMP", "MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "D")%> MyServer.db_odi.dbo.EMP

A.2.38 getObjectNameDefaultPSchema()メソッド

データ・サーバーのデフォルト物理スキーマでのオブジェクトの完全修飾名を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getObjectNameDefaultPSchema(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectNameDefaultPSchema(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectNameDefaultPSchema(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectNameDefaultPSchema(
java.lang.String pObjectName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getObjectNameDefaultPSchema(
java.lang.String pObjectName)

public java.lang.String getObjectNameDefaultPSchema(java.lang.String pMode,java.lang.String pObjectName,java.lang.String pLogicalSchemaName,java.lang.String pContextName,java.lang.String pLocation, java.lang.String pPartitionType, java.lang.String pPartitionName)

説明

このメソッドはgetObjectNameメソッドに類似しています。ただし、オブジェクト名は、物理スキーマがアタッチされるデータ・サーバーのデフォルト物理スキーマに対して導出されます。getObjectNameでは、オブジェクト名は物理スキーマ自身に対して導出されます。

詳細は、「getObjectName()メソッド」を参照してください。

A.2.39 getOption()メソッド

KMまたはプロシージャのオプションの値を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getOption(java.lang.String pOptionName)
public java.lang.String getUserExit(java.lang.String pOptionName)

説明

KMまたはプロシージャのオプションの値を返します。

getUserExit構文は非推奨で、互換性上の理由で残されているだけです。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pOptionName 文字列 リクエストされたオプションの名前が含まれている文字列

The value of my MY_OPTION_1 option is <%=odiRef.getOption("MY_OPTION_1")%>

A.2.40 getPackage()メソッド

現在のパッケージに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getPackage(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、現在のパッケージに関する情報を返します。使用可能なプロパティのリストをpPropertyNameの値の表に示します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
I_PACKAGE パッケージの内部ID
PACKAGE_NAME パッケージの名前
<flexfield code> このパッケージのフレックスフィールドの値

Package <%=odiRef.getPackage("PACKAGE_NAME")%> is running.

A.2.41 getPK()メソッド

主キーに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getPK(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドはチェック・プロシージャの間、データストアの主キーに関する情報を返します。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって現在処理されている主キーに関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
ID PK制約の内部番号
KEY_NAME 主キーの名前
MESS 主キー制約に関するエラー・メッセージ
FULL_NAME ローカル・オブジェクト・マスクで生成されたPKのフルネーム
<flexfield code> 主キーのフレックスフィールド値

The primary key of my table is called: <%=odiRef.getPK("KEY_NAME")%>

A.2.42 getPKColList()メソッド

主キーの列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getPKColList( java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

説明

チェックされている主キーの列と式のリストを返します。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、現在の主キーの各列の要素が含まれます。現在のタスクにprimary keyというタグが付けられている場合、チェック・ナレッジ・モジュールからアクセスできます。

アクションでは、このメソッドは、DDLコマンドによって処理された主キーの列のリストを、キー内の位置の順に並べて返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン・シーケンス内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME キー列の名前
COL_HEADING キー列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始位置(固定ファイル)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS + BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値:
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION 未使用
CX_COL_NAME 未使用
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるグループ化記号
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

CUSTOMER表に主キーPK_CUSTOMER (CUST_ID, CUST_NAME)があり、作成するコードが次のようである場合:

create table T_PK_CUSTOMER (CUST_ID numeric(10) not null, CUST_NAME
varchar(50) not null)

次のように記述します。

create table T_<%=odiRef.getPK("KEY_NAME")%>
<%=odiRef.getPKColList("(", "[COL_NAME] [DEST_CRE_DT] not null", ", ", ")")%>

説明: getPKColList関数は、(CUST_ID numeric(10) not null, CUST_NAME varchar(50) not null)の部分を生成するために使用されます。これはカッコで始まりカッコで終わり、主キーの各列について、カンマで区切られたパターン(列、データ型、NOT NULL)を繰り返します。このため、

  • 関数の最初のパラメータ"("は、文字列を、文字列「(」で始めることを示します。

  • 2番目のパラメータ"[COL_NAME] [DEST_CRE_DT] not null"は、このパターンを主キーの各列に対して繰り返すことを示します。キーワード[COL_NAME]および[DEST_CRE_DT]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ", "は、パターンの解釈された発生を、文字列「,」で区切ることを示します。

  • 4番目のパラメータ")"は、文字列が、文字列「)」で終わることを示します。

A.2.43 getPop()メソッド

インタフェースに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getPop(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは現在のインタフェースに関する情報を返します。使用可能な情報のリストをpPropertyNameの値の表に示します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
I_POP インタフェースの内部番号
FOLDER インタフェースのフォルダの名前
POP_NAME インタフェースの名前
IND_WORK_TARG ステージング領域の位置フラグ
LSCHEMA_NAME インタフェースのステージング領域である論理スキーマの名前
DESCRIPTION インタフェースの説明
WSTAGE ターゲット・データストアの性質を示しているフラグ:
  • E: ターゲット・データストアは既存の表です(一時表ではありません)。

  • N: ターゲット・データストアはデータ・スキーマ内の一時表です。

  • W: ターゲット・データストアは作業スキーマ内の一時表です。

TABLE_NAME ターゲット表の名前
KEY_NAME 更新キーの名前
DISTINCT_ROWS 重複抑制フラグ
OPT_CTX インタフェースの最適化コンテキストの名前
TARG_CTX インタフェースの実行コンテキストの名前
MAX_ERR 許容される最大エラー数
MAX_ERR_PRCT 割合によるエラー・インジケータ
IKM このインタフェースで使用される統合ナレッジ・モジュールの名前
LKM ステージング領域に対して単一テクノロジIKMが選択されている場合に、ステージング領域からターゲットにデータをロードするために指定されるロード・ナレッジ・モジュールの名前
CKM このインタフェースで使用されるチェック・ナレッジ・モジュールの名前
HAS_JRN インタフェースのソースにジャーナル化された表がある場合、1を返します。それ以外の場合は0を返します。
PARTITION_NAME ターゲット・データストアに選択されているパーティションまたはサブパーティションの名前。パーティションが選択されていない場合は、空の文字列を返します。
PARTITION_TYPE ターゲット・データストアに選択されているパーティションまたはサブパーティションのタイプ。パーティションが選択されていない場合は、空の文字列を返します。
  • P: パーティション

  • S: サブパーティション

<flexfield code> インタフェースのフレックスフィールド値

The current interface is: <%=odiRef.getPop("POP_NAME")%> and runs on the logical schema: <%=odiRef.getInfo("L_SCHEMA_NAME")%>

A.2.44 getPrevStepLog()メソッド

パッケージで前に実行された手順に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getPrevStepLog(java.lang.String pPropertyName)

説明

パッケージで最後に実行された手順についての情報を返します。リクエストされた情報は、pPropertyNameパラメータを使用して指定されます。前の手順がない場合(たとえば、getPrevStepLog手順がパッケージ外部から実行される場合)は、「No previous step」例外が発生します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 前の手順についてリクエストされたプロパティの名前が含まれる文字列。次に示す、有効プロパティのリストを参照してください。

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
SESS_NO セッションの番号
NNO パッケージ内部の手順の番号。実行された最初の手順は0です。
STEP_NAME 手順の名前
STEP_TYPE 手順のタイプを示しているコード。次の値が返されます。
  • F: インタフェース

  • VD: 変数宣言

  • VS: 変数の設定/増分

  • VE: 変数の評価

  • V: 変数のリフレッシュ

  • T: プロシージャ

  • OE: OSコマンド

  • SE: ODIツール

  • RM: モデルのリバースエンジニアリング

  • CM: モデルのチェック

  • CS: サブモデルのチェック

  • CD: データストアのチェック

  • JM: モデルのジャーナル化

  • JD: データストアのジャーナル化

CONTEXT_NAME 手順が実行されたコンテキストの名前
MAX_ERR 許容されるエラーの最大数またはその割合
MAX_ERR_PRCT 最大エラー数が割合で表されている場合は1、それ以外の場合は0 を返します。
RUN_COUNT この手順がこれまでに実行された回数
BEGIN 手順が開始された日付と時刻
END 手順が終了した日付と時刻
DURATION 手順を実行するのにかかった時間(単位は秒)
STATUS 前の手順の終了ステータスを示している1文字のコードを返します。状態R(実行中)が返されることはありません。
  • D: 終了(成功)

  • E: エラー

  • Q: キュー化

  • W: 待機中

  • M: 警告

RC リターン・コード。0はエラーがないことを示します。
MESSAGE 前の手順により返されたエラー・メッセージがある場合、そのメッセージ。エラーがない場合は空の文字列
INSERT_COUNT 手順によって挿入された行数
DELETE_COUNT 手順によって削除された行数
UPDATE_COUNT 手順によって更新された行数
ERROR_COUNT 品質管理手順の場合の、手順によって検出されたエラーのある行の数

Previous step '<%=odiRef.getPrevStepLog("STEP_NAME")%>' executed
in '<%=odiRef.getPrevStepLog("DURATION")%>' seconds.

A.2.45 getQuotedString()メソッド

引用文字列を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getQuotedString(java.lang.String pString)

説明

このメソッドは引用符で囲まれた文字列を返します。引用符や、文字列に表示される可能性がある\n、\tなどのエスケープ文字は維持されます。

このメソッドは、JavaまたはJythonコードで、値として渡された文字列を保護するのに有効です。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
パラメータ タイプ 説明
pString 文字列 引用符で保護する文字列

次のJavaコードでは、有効な文字列値を生成するためにgetQuotedStringメソッドが使用されています。

String condSqlOK = <%=odiRef.getQuotedString(odiRef.getCK("MESS"))%>;
String condSqlKO = <%=odiRef.getCK("MESS")%>;

条件のメッセージが"Error:\n Zero is not a valid value"である場合、生成されるコードは次のようになります。getQuotedStringを使用しないと、\nが維持されず、改行になってしまうため、コードは正しくありません。

String condSqlOK = "Error:\n Zero is not a valid value";
String condSqlKO = "Error:
Zero is not a valid value";

A.2.46 getSchemaName()メソッド

トポロジから取得したスキーマ名を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getSchemaName(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getSchemaName(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextCode,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getSchemaName( java.lang.String pLocation)


public java.lang.String getSchemaName()

説明

データ・スキーマまたは作業スキーマの物理名を論理スキーマから取得します。

最初の構文が使用される場合、返されるスキーマは現在のコンテキストに対応します。

2番目の構文が使用される場合、返されるスキーマはpContextCodeパラメータで指定されたコンテキストに対応します。

3番目の構文は、現在のコンテキスト、現在の論理スキーマでのデータ・スキーマ(D)または作業スキーマ(W)の名前を返します。

4番目の構文は、現在のコンテキスト、現在の論理スキーマでのデータ・スキーマ(D)の名前を 返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pLogicalSchemaName 文字列 スキーマの論理スキーマの名前
pContextCode 文字列 スキーマの強制コンテキスト
pLocation 文字列 有効な値は次のとおりです。
  • D: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理スキーマのデータ・スキーマを返します。

  • W: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理スキーマの作業スキーマを返します。


定義されている物理スキーマ: Pluton.db_odi.dbo

データ・カタログ: db_odi
データ・スキーマ: dbo
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_owner

この物理スキーマを関連付けている論理スキーマ: MSSQL_ODI(コンテキストはCTX_DEV)

コール対象 戻り値
<%=odiRef.getSchemaName("MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "W")%> temp_owner
<%=odiRef.getSchemaName("MSSQL_ODI", "CTX_DEV", "D")%> dbo

A.2.47 getSchemaNameDefaultPSchema()メソッド

トポロジからデフォルトの物理スキーマのカタログ名を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getSchemaNameDefaultPSchema(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getSchemaNameDefaultPSchema(
java.lang.String pLogicalSchemaName,
java.lang.String pContextCode,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getSchemaNameDefaultPSchema( 
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getSchemaNameDefaultPSchema(

説明

タプルに対応している物理スキーマ(論理スキーマ、コンテキスト)が関連付けられているデータ・サーバーのデフォルトの物理データ・スキーマまたは作業スキーマの名前を取得できます。コンテキストを指定しない場合、現在のコンテキストが使用されます。 論理スキーマ名が指定されない場合、現在の論理スキーマが使用されます。pLocationが指定されない場合、データ・スキーマが返されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pLogicalSchemaName 文字列 論理スキーマの名前
pContextCode 文字列 強制適用されたスキーマのコンテキストのコード
pLocation 文字列 有効な値は次のとおりです。
  • D: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理スキーマのデータ・スキーマを返します。

  • W: タプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応している物理スキーマもアタッチされているデータ・サーバーに関連付けられている、デフォルトの物理スキーマの作業スキーマを返します。


定義されている物理スキーマ: Pluton.db_odi.dbo

データ・カタログ: db_odi
データ・スキーマ: dbo
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_odi
デフォルト・スキーマか はい

この物理スキーマに関連付けられているもの: コンテキストCTX_DEVMSSQL_ODIおよびPluton.db_doc.doc

データ・カタログ: db_doc
データ・スキーマ: doc
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_doc
デフォルト・スキーマか いいえ

この物理スキーマに関連付けられているもの: コンテキストCTX_DEVのMSSQL_DOC

コール対象 戻り値
<%=odiRef.getSchemaNameDefaultPSchema("MSSQL_DOC", "CTX_DEV", "W")%> temp_odi
<%=odiRef.getSchemaNameDefaultPSchema("MSSQL_DOC", "CTX_DEV", "D")%> dbo

A.2.48 getSession()メソッド

現在のセッションに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getSession(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは現在のセッションに関する情報を返します。使用可能なプロパティのリストをpPropertyNameの値の表に示します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
SESS_NO セッションの内部番号
SESS_NAME セッションの名前。
SCEN_NAME シナリオの名前
SCEN_VERSION 現在のシナリオのバージョン
CONTEXT_NAME 実行コンテキストの名前
CONTEXT_CODE 実行コンテキストのコード
AGENT_NAME 実行を担当する物理エージェントの名前
SESS_BEG セッション開始の日付と時刻
USER_NAME セッションを実行しているODIユーザー

The current session is: <%=odiRef.getSession("SESS_NAME")%>

A.2.49 getSessionVarList()メソッド

今後使用する目的で確保されているコマンドです。

使用方法

public java.lang.String getSessionVarList( java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd,
java.lang.String pSelector)

説明

今後使用する目的で確保されているコマンドです。

パラメータ

今後使用する目的で確保されているコマンドです。

今後使用する目的で確保されているコマンドです。

A.2.50 getSrcColList()メソッド

ロードまたは統合フェーズに関与するソース列のフィルタされたリストから各列のプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getSrcColList( java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pStart,
java.lang.String pUnMappedPattern,
java.lang.String pMappedPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

説明

このメソッドはLKM とIKM に用意されていて、列のリストのプロパティを返します。このリストはLKM(ソース)またはIKM(ステージング領域)によって処理されたソースのすべての列を含みます。リストは、ソース表内の列位置を基準にソートされます。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

表示されるプロパティは、列がマップされているかどうかにより異なります。列がマップされている場合、返されるプロパティはpMappedPatternパターンで定義されます。列がマップされていない場合、返されるプロパティはpUnMappedPatternパターンで定義されます。

パターンで使用できる属性のリストは、「パターン属性リスト」に詳述されます。属性は、パターン文字列内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([ ])で囲む必要があります。例: My string [COL_NAME] is a column

pMappedPatternまたはpUnMappedPatternパラメータがリストの各要素について解釈され、繰り返されます。パターンはpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。

インタフェースのソースにジャーナル化されたデータストアがある場合、3つのジャーナル化擬似列JRN_FLGJRN_DATEおよびJRN_SUBSCRIBERは、ジャーナル化されたソース・データストアの列として追加されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pUnMappedPattern 文字列 列がマップされていない場合、パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。
pMappedPattern 文字列 列がマップされている場合、パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。
pSeparator 文字列 このパラメータはパターンを区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME 列の名前
ALIAS_NAME 列の名前。COL_NAMEと異なり、この属性はオプションのテクノロジ・デリミタを付けずに列名を返します。列名に、たとえばスペースが含まれる場合、これらのデリミタが表示されます。
COL_HEADING 列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始(索引)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS + BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値: (0: NULLを許可、1: NOT NULL)
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値: (0: チェックしない、1: チェック)
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値: (0: チェックしない、1: チェック)
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
EXPRESSION ソース(LKM)またはステージング領域(IKM)上で実行された、式のテキスト(マッピング・フィールドに入力したもの)。列がマップされていない場合、このパラメータは空の文字列を返します。
CX_COL_NAME サポートされていません。
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるセパレータ
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット(IKM)またはステージング領域(LKM)のテクノロジのデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
MANDATORY_CLAUSE 列が必須の場合、NOT NULLを返します。そうでない場合、そのテクノロジのNULLキーワードを返します。
DEFAULT_CLAUSE デフォルト値が存在する場合、DEFAULT <デフォルト値>を返します。存在しない場合は空の文字列を返します。
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

ソース・ファイルに類似した表を作成する場合:

create table <%=odiRef.getTable("L","COLL_NAME", "D")%>_F
(
<%=odiRef.getSrcColList("","[COL_NAME] [DEST_CRE_DT]","[COL_NAME]
[DEST_CRE_DT]",",\n","")%>
)

A.2.51 getSrcTablesList()メソッド

インタフェースの各ソース表のプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getSrcTablesList(  java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getSrcTablesList(
java.lang.Int pDSIndex, java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

インタフェースで指定されたデータセットのソース表のリストを返します。このメソッドはSELECT 命令にFROM句を作成するために使用できます。ただし、これでなくgetFrom()メソッドを使用することをお薦めします。

IKMで使用される場合のみ、pDSIndexパラメータにより、このコマンドによって考慮されるデータセットが特定されます。


注意:

このメソッドがLKMで使用される場合、pDSIndexは省略できます。IKMでも省略できますが、その場合は、最初のデータセットが考慮されます。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDSIndex 整数 このコマンドによって考慮されるデータセットを特定する索引
pStart 文字列 このパラメータは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このパラメータは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

Attribute 説明
I_TABLE 現在のソース表の内部識別子(番号がある場合)
MODEL_NAME 現在のソース表のモデルの名前(名前がある場合)
SUB_MODEL_NAME 現在のソース表のサブモデルの名前(名前がある場合)
TECHNO_NAME ソース・データストアのテクノロジの名前
LSCHEMA_NAME ソース表の論理スキーマ
TABLE_NAME ソース・データストアの論理名
RES_NAME リソースの物理アクセス名(ファイル名またはJMSキュー、表の物理名など)。インタフェースのソースにジャーナル化されたデータストアがある場合、句内のソース表は、ジャーナル化されたソース・データストアにリンクされたデータ・ビューによって置き換えられます。
CATALOG ソース・データストアのカタログ(実行時に解決)
WORK_CATALOG ソース・データストアの作業カタログ
SCHEMA ソース・データストアのスキーマ(実行時に解決)
WORK_SCHEMA ソース・データストアの作業スキーマ
TABLE_ALIAS 表リストに表示されるデータストアの別名(別名がある場合)
POP_TAB_ALIAS 現在のインタフェースに表示されるデータストアの別名(別名がある場合)
TABLE_TYPE データストア・ソースのタイプ(データストア・ソースがある場合)
DESCRIPTION ソース・データストアの説明(説明がある場合)
R_COUNT ソース・データストアのレコードの数(判明している場合)
FILE_FORMAT ファイル形式(判明している場合)
FILE_SEP_FIELD フィールド・セパレータ(ファイル)
XFILE_SEP_FIELD 16進表記のフィールド・セパレータ(ファイル)
SFILE_SEP_FIELD フィールド・セパレータ文字列(ファイル)
FILE_ENC_FIELD フィールドの開始および終了文字(ファイル)
FILE_SEP_ROW レコード・セパレータ(ファイル)
XFILE_SEP_ROW 16進表記のレコード・セパレータ(ファイル)
SFILE_SEP_ROW レコード・セパレータ文字列(ファイル)
FILE_FIRST_ROW 無視するヘッダーの行数(ヘッダーがある場合)
FILE_DEC_SEP データストアのデフォルトの小数点記号(デフォルトがある場合)
METADATA 現在のリソースのメタデータのODI形式の説明(説明がある場合)
OLAP_TYPE データストア定義で指定されたOLAPタイプ
IND_JRN データストアがCDCに含まれることを示すフラグ
JRN_ORDER 一貫したジャーナル化のためのCDCセット内でのデータストアの順序
PARTITION_NAME ソース・データストアに選択されているパーティションまたはサブパーティションの名前。パーティションが選択されていない場合は、空の文字列を返します。
PARTITION_TYPE ソース・データストアに選択されているパーティションまたはサブパーティションのタイプ。パーティションが選択されていない場合は、空の文字列を返します。
  • P: パーティション

  • S: サブパーティション

<flexfield code> 現在の表のフレックスフィールド値

insert into <%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%>
select <%=odiRef.getColList("", "[EXPRESSION]", ", ", "", "INS=1")%>
from <%=odiRef.getSrcTablesList("", "[CATALOG].[SCHEMA].[TABLE_NAME] AS [POP_TAB_ALIAS]", ", ", "")%>
where (1=1)
<%=odiRef.getJoinList("and ","([EXPRESSION])"," and ","")%>
<%=odiRef.getFilterList("and ","([EXPRESSION])"," and ","")%>
<%=odiRef.getGrpBy()%>
<%=odiRef.getHaving()%>

説明: getSrcTablesList関数は、ソース内の各表についてカンマで区切られたパターン(CATALOG.SCHEMA.TABLE_NAME as POP_TAB_ALIAS)を繰り返すSELECT文のFROM句を生成するために使用されます。

  • 関数の最初のパラメータ""は、文字列を特定の文字で開始しないことを示します。

  • 2番目のパラメータ"[CATALOG].[SCHEMA].[TABLE_NAME] as [POP_TAB_ALIAS]"は、このパターンを各ソース表について繰り返すことを示します。キーワード[CATALOG]、[SCHEMA]、[TABLE_NAME]および[POP_TAB_ALIAS]は、表「パターン属性リスト」の有効なキーワードを参照しています。

  • 3番目のパラメータ", "は、パターンの解釈された発生を、文字列「,」で区切ることを示します。

  • 関数の4番目のパラメータ""は、文字列が特定の文字を伴わずに終わることを示します。

A.2.52 getStep()メソッド

現在の手順に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getStep(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは現在の手順に関する情報を返します。使用可能な情報のリストをpPropertyNameの値の表に示します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な値のリストです。

パラメータ値 説明
SESS_NO 手順が所属するセッションの番号
NNO セッションでの手順の番号
NB_RUN 実行の試行数
STEP_NAME 手順名
STEP_TYPE 手順のタイプ
CONTEXT_NAME 実行コンテキストの名前
VAR_INCR 手順変数の増分
VAR_OP 変数を比較するために使用される演算子
VAR_VALUE 変数の強制値
OK_EXIT_CODE 成功の場合の終了コード
OK_EXIT 成功の場合にパッケージを終了
OK_NEXT_STEP 成功の場合の次の手順
OK_NEXT_STEP_NAME 成功の場合の次の手順の名前
KO_RETRY 失敗の場合の再試行数
KO_RETRY_INTERV 失敗の場合の試行間隔
KO_EXIT_CODE 失敗の場合の終了コード
KO_EXIT 失敗の場合にパッケージを終了
KO_NEXT_STEP 失敗の場合の次の手順
KO_NEXT_STEP_NAME 失敗の場合の次の手順の名前

The current step is: <%=odiRef.getStep("STEP_NAME")%>

A.2.53 getSubscriberList()メソッド

ジャーナル化された表の各サブスクライバのプロパティを返すために使用します。プロパティは文字列パターンに応じて構成されます。

使用方法

public java.lang.String getSubscriberList( java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

代替可能な構文:

public java.lang.String getSubscriberList( 
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,

説明

ジャーナル化された表のサブスクライバのリストを返します。リストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストを、後述の「パターン属性リスト」に示します。

属性は、パターン文字列内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([ ])で囲む必要があります。

例 «My name is [SUBSCRIBER]»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
SUBSCRIBER サブスクライバの名前

Here is list of Subscribers: <%=odiRef.getSubscriberList("\nBegin List\n", "- [SUBSCRIBER]", "\n", "\nEnd of List\n")%>

A.2.54 getSysDate()メソッド

セッションを実行しているマシンのシステム日付を指定された形式で返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getSysDate()

public java.lang.String getSysDate(pDateFormat)

説明

このメソッドは、このメソッドは、セッションを実行しているマシンのシステム日付を返します。t

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pDateFormat 文字列 システム日付を返すために使用される日付書式。このパターンはJavaの日付・時刻パターンに従う必要があります。

Current year is: <%=odiRef.getSysDate("y")%>

A.2.55 getTable()メソッド

表の完全修飾名を返すために使用します。この表は、ソース表、ターゲット表、あるいはOracle Data Integratorによって処理された一時表または構造表のいずれかです。

使用方法

public java.lang.String getTable(
java.lang.String pMode,
java.lang.String pProperty,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getTable(
java.lang.String pProperty,
java.lang.String pLocation)

public java.lang.String getTable(
java.lang.String pProperty)

説明

Oracle Data Integratorによって処理された一時表および永続表の完全修飾名を取得します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pMode 文字列 "L": ローカル・オブジェクト・マスクを使用してオブジェクトの完全パスを作成します。この値は、pModeが指定されていない場合に使用されます。

"R": オブジェクト・マスクを使用してオブジェクトの完全パスを作成します。

"A": 自動。使用する適切なマスクを自動的に定義します。

pProperty 文字列 構築される表の名前を示すパラメータ。可能な値のリストを次に示します。
  • ID: データストア識別子

  • TARG_NAME: ターゲット・データストアのフルネーム。アクションでは、このパラメータは、DDLコマンドによって処理された現在の表の名前を返します。インタフェースのターゲット・データストアでパーティショニングが使用されている場合、このプロパティは、データストア名にパーティショニング句を自動的に含めます。

  • RES_NAME: ターゲット・データストアの物理名。アクションでは、このパーメータは、DDLコマンドによって処理された現在の表の名前を返します。このプロパティはパーティショニング情報を含めません。

  • COLL_NAME: ロード・データストアのフルネーム

  • INT_NAME: 統合データストアのフルネーム

  • ERR_NAME: エラー・データストアのフルネーム

  • CHECK_NAME: エラー・サマリー・データストアの名前

  • CT_NAME: チェック・データストアのフルネーム

  • FK_PK_TABLE_NAME: 外部キーによって参照されたデータストアのフルネーム

  • JRN_NAME: ジャーナル化されたデータストアのフルネーム

  • JRN_VIEW: ジャーナル化されたデータストアにリ ンクされたビューのフルネーム

  • JRN_DATA_VIEW: ジャーナル化されたデータストアにリンクされたデータ・ビューのフルネーム

  • JRN_TRIGGER: ジャーナル化されたデータストアにリンクされたトリガーのフルネーム

  • JRN_ITRIGGER: ジャーナル化されたデータストアにリンクされた挿入トリガーのフルネーム

  • JRN _UTRIGGER: ジャーナル化されたデータストアにリンクされた更新トリガーのフルネーム

  • JRN_DTRIGGER: ジャーナル化されたデータストアにリンクされた削除トリガーのフルネーム

  • SUBSCRIBER_TABLE: サブスクライバ・リストが含まれているデータストアのフルネーム

  • CDC_SET_TABLE: CDCセットのリストが含まれている表のフルネーム

  • CDC_TABLE_TABLE: CDCセットを使用してジャーナル化された表のリストが含まれている表のフルネーム

  • CDC_SUBS_TABLE: CDCセットのサブスクライバのリストが含まれている表のフルネーム

  • CDC_OBJECTS_TABLE: ジャーナル化パラメータとオブジェクトが含まれている表のフルネーム

  • <flexfield_code>: 現在のターゲット表のフレックスフィールド値

pLocation 文字列 W: 物理カタログのオブジェクトと、現在のタプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理作業スキーマのフルネームを返します。

D: 物理カタログのオブジェクトと、現在のタプル(コンテキスト、論理スキーマ)に対応する物理データ・スキーマのフルネームを返します。

A: Oracle Data Integratorがオブジェクトのデフォルトの場所を決定します。この値は、pLocationが指定されていない場合に使用されます。


定義されている物理スキーマ: Pluton.db_odi.dbo

データ・カタログ: db_odi
データ・スキーマ: dbo
作業カタログ: tempdb
作業スキーマ: temp_owner
ローカル・マスク: %CATALOG.%SCHEMA.%OBJECT
リモート・マスク: %DSERVER:%CATALOG.%SCHEMA.%OBJECT
ロード接頭辞: CZ_
エラー接頭辞: ERR_
統合接頭辞: I$_

この物理スキーマを関連付けている論理スキーマ: MSSQL_ODI(コンテキストはCTX_DEV) 表の名前: CUSTOMER

コール対象 戻り値
<%=odiRef.getTable("L", "COLL_NAME", "W")%> tempdb.temp_owner.CZ_0CUSTOMER
<%=odiRef.getTable("R", "COLL_NAME", "D")%> MyServer:db_odi.dbo.CZ_0CUSTOMER
<%=odiRef.getTable("L", "INT_NAME", "W")%> tempdb.temp_owner.I$_CUSTOMER
<%=odiRef.getTable("R", "ERR_NAME", "D")%> MyServer:db_odi.dbo.ERR_CUSTOMER

A.2.56 getTargetColList()メソッド

インタフェースのターゲット表の列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getTargetColList( java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd,
java.lang.String pSelector)

代替可能な構文:

public java.lang.String getTargetColList( java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

public java.lang.String getTargetColList( java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator)

説明

インタフェースのターゲット表の列のリストを提供します。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

代替可能な構文では、未設定のパラメータはすべて空の文字列として設定されます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストを、後述の「パターン属性リスト」に示します。

属性は、パターン文字列内に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([ ])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column ターゲット»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このシーケンスは、生成する文字列の終わりの目印です。
pSelector 文字列 次の形式を使用して、最初のリストの要素をフィルタできるブール式を指定する文字列。

<SELECTOR> <演算子> <SELECTOR>など。カッコを使用できます。

使用できる演算子:

  1. 否定: NOTまたは!

  2. 論理和: ORまたは||

  3. 論理積: ANDまたは&&

例: (INS AND UPD) OR TRG

有効なセレクタについては後述します。


パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
I_COL 列の内部識別子
COL_NAME 列の名前
COL_HEADING 列のヘッダー
COL_DESC 列の説明
POS 列の位置
LONGC 列の長さ(精度)
SCALE 列のスケール
FILE_POS 列の開始(索引)
BYTES 列の物理バイト数
FILE_END_POS 列の終了(FILE_POS + BYTES)
IND_WRITE 列の書込み権限フラグ
COL_MANDATORY 列の必須文字。有効な値:
  • 0: NULLを許可

  • 1: NOT NULL

CHECK_FLOW 列のフロー制御フラグ。有効な値: (0: チェックしない、1: チェック)
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

CHECK_STAT 列の静的制御フラグ。有効な値: (0: チェックしない、1: チェック)
  • 0: チェックしない

  • 1: チェック

COL_FORMAT 列の論理形式
COL_DEC_SEP 列の小数点記号
REC_CODE_LIST 列に維持されたレコード・コードのリスト
COL_NULL_IF_ERR 列の処理フラグ。有効な値:(0 = 拒否、1 = アクティブ・トレースをNULLに設定、2= 非アクティブ・トレースをNULLに設定)
  • 0: 拒否

  • 1: アクティブ・トレースをNULLに設定

  • 2: 非アクティブ・トレースをNULLに設定

DEF_VALUE 列のデフォルト値
ALIAS_SEP 別名に対して(テクノロジにより)使用されるセパレータ
SOURCE_DT 列のデータ型のコード
SOURCE_CRE_DT 列のデータ型に対する表作成構文
SOURCE_WRI_DT 列の書込み可能データ型に対する表作成構文
DEST_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列のデータ型のコード
DEST_CRE_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された列のデータ型に対する表作成構文
DEST_WRI_DT ターゲット・テクノロジ上のデータ型に変換された、列の書込み可能なデータ型に対する表作成構文
SCD_COL_TYPE データ・モデルでこの列の緩やかに変化するディメンションに対して定義された動作
MANDATORY_CLAUSE 列が必須の場合、NOT NULLを返します。そうでない場合、そのテクノロジのキーワードを返します。
DEFAULT_CLAUSE デフォルト値が存在する場合、DEFAULT <デフォルト値>を返します。存在しない場合は、空の文字列を返します。
JDBC_TYPE データ・サービス: ドライバによって返される列のJDBCタイプ
<flexfield code> 現在の列のフレックスフィールド値

セレクタの説明

パラメータ値 説明
INS
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 挿入でマークされたマッピング式のみ

  • CKM: 適用対象外

UPD
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 更新でマークされたマッピング式のみ

  • CKM: 適用対象外

TRG
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: ターゲット上で実行されたマッピング式のみ

  • CKM: ターゲット上で実行されたマッピング式

NULL
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: NULL値可能でない列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: NULL値を許容しないすべてのターゲット列

PK
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 主キー列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 主キーの一部であるすべてのターゲット列

UK
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 現在のインタフェースに対して選択された更新キー列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 適用対象外

REW
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 読取り専用フラグが選択されている列をロードするすべてのマッピング式

  • CKM: 読取り専用フラグが選択されていないすべてのターゲット列

MAP
  • LKM: 適用対象外
  • IKM: 適用対象外

  • CKM:

フロー制御: 現在のインタフェースに式を使用してロードされたターゲット表のすべての列

静的制御: ターゲット表のすべての列

SCD_SK LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Surrogate Key」とマーキングされたすべての列
SCD_NK LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Natural Key」とマーキングされたすべての列
SCD_UPD LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Overwrite on Change」とマーキングされたすべての列
SCD_INS LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Add Row on Change」とマーキングされたすべての列
SCD_FLAG LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Current Record Flag」とマーキングされたすべての列
SCD_START LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Starting Timestamp」とマーキングされたすべての列
SCD_END LKM、CKM、IKM: データ・モデル定義で「SCD Behavior: Ending Timestamp」とマーキングされたすべての列
WS_INS SKM: 列は、データ・サービスを使用したINSERTを許可するフラグを設定されています。
WS_UPD SKM: 列は、データ・サービスを使用したUDATEを許可するフラグを設定されています。
WS_SEL SKM: 列は、データ・サービスを使用したSELECTを許可するフラグを設定されています。

create table TARGET_COPY <%=odiRef.getTargetColList("(", "[COL_NAME] [DEST_DT] null", ", ", ")", "")%>

A.2.57 getTableName()メソッド

ロード表または統合表の名前を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getTableName(
java.lang.String pProperty)

説明

このメソッドは、ロードまたは統合に使用される一時表の名前を返します。この名前は修飾されません。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pProperty 文字列 取得する表の名前を示すパラメータ。可能な値のリストを次に示します。
  • INT_SHORT_NAME: 統合表の名前

  • COLL_SHORT_NAME: ロード表の名前


<%= odiRef.getTableName("COLL_SHORT_NAME") %>

A.2.58 getTargetTable()メソッド

インタフェースのターゲット表に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getTargetTable(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、現在のターゲット表に関する情報を返します。使用可能なデータのリストをpPropertyName値の表に示します。

アクションでは、このメソッドはDDLコマンドによって処理されている表に関する情報を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な値のリストです。

パラメータ値 説明
I_TABLE データストアの内部識別子
MODEL_NAME 現在のデータストアのモデルの名前
SUB_MODEL_NAME 現在のデータストアのサブモデルの名前
TECHNO_NAME ターゲット・テクノロジの名前
LSCHEMA_NAME ターゲット論理スキーマの名前
TABLE_NAME ターゲット・データストアの名前。
RES_NAME ターゲット・リソースの物理名
CATALOG カタログ名
WORK_CATALOG 作業カタログの名前
SCHEMA スキーマ名
WORK_SCHEMA 作業スキーマの名前
TABLE_ALIAS 現在のデータストアの別名
TABLE_TYPE データストアのタイプ
DESCRIPTION 現在のインタフェースの説明
TABLE_DESC 現在のインタフェースのターゲット・データストアの説明。DDLコマンドの場合、現在の表の説明。
R_COUNT 現在のデータストアの行数
FILE_FORMAT 現在のデータストア(ファイル)の形式
FILE_SEP_FIELD フィールド・セパレータ(ファイル)
XFILE_SEP_FIELD 16進表記のフィールド・セパレータ(ファイル)
SFILE_SEP_FIELD フィールド・セパレータ文字列(ファイル)
FILE_ENC_FIELD フィールドの開始および終了文字(ファイル)
FILE_SEP_ROW レコード・セパレータ(ファイル)
XFILE_SEP_ROW 16進表記のレコード・セパレータ(ファイル)
SFILE_SEP_ROW レコード・セパレータ文字列(ファイル)
FILE_FIRST_ROW ファイル(ファイル)の先頭の、無視する行数
FILE_DEC_SEP 小数点記号(ファイル)
METADATA_DESC データストアのメタデータの説明(ファイル)
OLAP_TYPE データストア定義で指定されたOLAPタイプ
IND_JRN データストアがCDCに含まれることを示すフラグ
JRN_ORDER 一貫したジャーナル化のためのCDCセット内でのデータストアの順序
WS_NAME データ・サービス: このデータストアのモデル用に生成されたWebサービスの名前
WS_NAMESPACE データ・サービス: このデータストアのモデル用に生成されたWebサービスの名前
WS_JAVA_PACKAGE データ・サービス: Webサービス用に生成されたJavaパッケージ
WS_ENTITY_NAME データ・サービス: Webサービスでこのデータストアに対して使用されるエンティティ名
WS_DATA_SOURCE データ・サービス: Webサービスでこのデータストアに対して使用されるエンティティ名
PARTITION_NAME ターゲット・データストアに選択されているパーティションまたはサブパーティションの名前。パーティションが選択されていない場合は、空の文字列を返します。
PARTITION_TYPE ターゲット・データストアに選択されているパーティションまたはサブパーティションのタイプ。パーティションが選択されていない場合は、空の文字列を返します。
  • P: パーティション

  • S: サブパーティション

<flexfield code> 現在の表のフレックスフィールド値

The current table is: <%=odiRef.getTargetTable("RES_NAME")%>

A.2.59 getTemporaryIndex()メソッド

インタフェースで結合またはフィルタを最適化するために定義される一時索引に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getTemporaryIndex(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、インタフェースによって作成または削除されている一時索引に関する情報を返します。

これは、このタスクの「一時索引の作成」オプションを「ソース上」または「ターゲット上」に設定している場合に、ロード・ナレッジ・モジュールまたは統合ナレッジ・モジュールで使用できます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
IDX_NAME 索引の名前。この名前は、物理スキーマ用に定義された一時索引の接頭辞を付けて作成されます。
FULL_IDX_NAME 索引の完全修飾名。ターゲット・タブでは、ステージング領域の作業スキーマで索引を作成するためにこの名前が修飾されます。ソース・タブでは、ソースのデフォルト作業スキーマ(LKM)またはステージング領域の作業スキーマ(IKM)で索引を作成するためにこの名前が修飾されます。
COLL_NAME LKMのロード表の完全修飾名。このプロパティはIKMには適用されません。
CATALOG 索引付けされる表を含むカタログ
SCHEMA 索引付けされる表を含むスキーマ
WORK_CATALOG 索引付けされる表の作業カタログ
WORK_SCHEMA 索引付けされる表の作業スキーマ
DEF_CATALOG 索引付けされる表を含むデフォルト・カタログ
DEF_SCHEMA 索引付けされる表を含むデフォルト・スキーマ
DEF_WORK_CATALOG 索引付けされる表のデフォルト作業カタログ
DEF_WORK_SCHEMA 索引付けされる表のデフォルト作業スキーマ
DEF_WORK_SCHEMA 索引付けされる表のデフォルト作業スキーマ
LSCHEMA_NAME 索引付けされる表の論理スキーマ
TABLE_NAME 索引付けされる表の名前
FULL_TABLE_NAME 索引付けされる表の完全修飾名
INDEX_TYPE_CODE 索引タイプを表すコード
INDEX_TYPE_CLAUSE このタイプの索引を作成するための句
POP_TYPE_CLAUSE 索引を作成する句のタイプ:
  • J: 結合

  • F: フィルタ

EXPRESSION 結合またはフィルタ句の式。デバッグ目的で使用します。

Create <%=odiRef.getTemporaryIndex (" [INDEX_TYPE_CLAUSE] index [FULL_IDX_NAME] on [FULL_TABLE_NAME] " )%><%=odiRef.getTemporaryIndexColList("(", "[COL_NAME]", ", ", ")")%>

A.2.60 getTemporaryIndexColList()メソッド

インタフェースの一時索引の列に関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getTemporaryIndexColList(java.lang.String pStart,
java.lang.String pPattern,
java.lang.String pSeparator,
java.lang.String pEnd)

説明

一時索引の列のリストを返します。

pPatternパラメータはリストの各要素ごとに解釈され、繰り返されて、前の要素からパラメータpSeparatorで区切られます。生成された文字列はpStartから始まり、pEndで終わります。要素が選択されていない場合は、pStartとpEndは付けずに空の文字列が返されます。

このリストには、一時索引の各列につき1つの要素が含まれます。

これは、このタスクの「一時索引の作成」オプションを「ソース上」または「ターゲット上」に設定している場合に、ロード・ナレッジ・モジュールまたは統合ナレッジ・モジュールで使用できます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
パラメータ タイプ 説明
pStart 文字列 このパラメータは、生成する文字列の始まりの目印です。
pPattern 文字列 パターンはリスト内に現れるたびに繰り返されます。

パターンで使用できる属性のリストは、後述の「パターン属性リスト」を参照してください。

各属性は、パターン文字列に出現するたびにその値に置き換えられます。属性は大カッコ([])で囲む必要があります。

例 «My string [COL_NAME] is a column»

pSeparator 文字列 このパラメータは、各パターンを前のパターンから区切ります。
pEnd 文字列 このパラメータは、生成する文字列の終わりの目印です。

パターン属性リスト

次の表は、異なるパラメータ値を、それに関連付けられた説明とともにあげたものです。

パラメータ値 説明
CX_COL_NAME ステージング領域上の現在の式のコンテナとして使用されている列の計算された名前
COL_NAME 索引に含める列の名前
POS この索引を最適化する結合またはフィルタ句でのこの列の最初の出現位置

Create <%=odiRef.getTemporaryIndex (" [INDEX_TYPE_CLAUSE] index [FULL_IDX_NAME] on [FULL_TABLE_NAME] " )%><%=odiRef.getTemporaryIndexColList("(", "[COL_NAME]", ", ", ")")%>

A.2.61 getUser()メソッド

現在のセッションを実行しているユーザーに関する情報を返すために使用します。

使用方法

public java.lang.String getUser(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、現在のセッションを実行しているユーザーに関する情報を返します。使用可能なプロパティのリストをpPropertyNameの値の表に示します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 リクエストされたプロパティの名前が含まれている文字列

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
パラメータ値 説明
I_USER ユーザー識別子
USER_NAME ユーザー名
IS_SUPERVISOR ユーザーがsupervisor(1)か、そうでない(0)かを示すブール値のフラグ

This execution is performed by <%=odiRef.getUser("USER_NAME")%>

A.2.62 hasPK()メソッド

現在のデータストアに主キーがあるかどうかを返すために使用します。

使用方法

public java.lang.Boolean hasPK()

説明

このメソッドはブール値を返します。Webサービスが生成されているデータストアに主キーがある場合、戻り値はtrueです。

このメソッドはSKMでのみ使用できます。

<% if (odiRef.hasPK()) { %>

         There is a PK :

          <%=odiRef.getPK("KEY_NAME")%> : <%=odiRef.getPKColList("{",
           "\u0022[COL_NAME]\u0022", ", ", "}")%>

<% } else {%>

         There is NO PK.

<% } %>

A.2.63 isColAttrChanged()メソッド

列属性またはコメントが変更されたかどうかを返すために使用します。

使用方法

public java.lang.Boolean 
isColAttrChanged(java.lang.String pPropertyName)

説明

このメソッドは、列属性またはコメントを変更するための列アクションで使用できます。パラメータとして渡された列属性が変更されたかどうかを示すブール値を返します。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pPropertyName 文字列 属性コード(次を参照)

次の表は、pPropertyNameで可能な様々な値のリストです。

パラメータ値 説明
DATATYPE 列のデータ型、長さまたは精度が変更されています。
LENGTH 列の長さが変更されています(たとえば、VARCHAR(10)がVARCHAR(12)に変更されています)。
PRECISION 列の精度が変更されています(たとえば、DECIMAL(10,3)がDECIMAL(10,4)に変更されています)。
COMMENT 列コメントが変更されています。
NULL_TO_NOTNULL 列のNULL値可能属性が、NULLからNOT NULLに変更されています。
NOTNULL_TO_NULL 列のNULL値可能属性が、NOT NULLからNULLに変更されています。
NULL 列のNULL値可能属性が変更されています。
DEFAULT 列のデフォルト値が変更されています。

<% if (odiRef.IsColAttrChanged("DEFAULT") ) { %>
          /* Column default attribute has changed. */
<% } %>

A.2.64 nextAK()メソッド

データストアの次の代替キーに移るために使用します。

使用方法

public java.lang.Boolean nextAK()

説明

このメソッドは、Webサービスが生成されているデータストアの次の代替キー(AK)に移ります。

最初にコールされると、このメソッドはtrueを返し、現在のAKをデータストアの最初のAKに置きます。データストアにAKがない場合はfalseを返します。

次回以降のコールは、現在のAKをデータストアの次のAKに置き、trueを返します。次のAKがない場合はfalseを返します。

このメソッドはSKMでのみ使用できます。

次の例では、データストアのすべてのAKに対して反復しています。whileループの繰返しごとに、getAKgetAKColListメソッドは、データストアの各種のAKに関する情報を返します。

<% while (odiRef.nextAK()) { %>
         <%=odiRef.getAK("KEY_NAME")%>
    Columns <%=odiRef.getAKColList("{", "\u0022[COL_NAME]\u0022", ",
 ", "}")%>
         Message : <%=odiRef.getAK("MESS")%>
<% } %>

A.2.65 nextCond()メソッド

データストアの次の条件に移るために使用します。

使用方法

public java.lang.Boolean nextCond()

説明

このメソッドは、Webサービスが生成されているデータストアの次の条件(チェック制約)に移 ります。

最初にコールされると、このメソッドはtrueを返し、現在の条件をデータストアの最初の条件に置きます。データストアに条件がない場合はfalseを返します。

次回以降のコールは、現在の条件をデータストアの次の条件に置き、trueを返します。次の条件がない場合はfalseを返します。

このメソッドはSKMでのみ使用できます。

次の例では、データストアのすべての条件に対して反復しています。whileループの繰返しごとに、getCKメソッドは、データストアの各種の条件に関する情報を返します。

<% while (odiRef.nextCond()) { %>
        <%=odiRef.getCK("COND_NAME")%>
                 SQL :<%=odiRef.getCK("COND_SQL")%>
                 MESS :<%=odiRef.getCK("MESS")%>
<% } %>

A.2.66 nextFK()メソッド

データストアの次の外部キーに移るために使用します。

使用方法

public java.lang.Boolean nextFK()

説明

このメソッドは、Webサービスが生成されているデータストアの次の外部キー(FK)に移ります。

最初にコールされると、このメソッドはtrueを返し、現在のFKをデータストアの最初のFKに置きます。データストアにFKがない場合はfalseを返します。

次回以降のコールは、現在のFKをデータストアの次のFKに置き、trueを返します。次のFKがない場合はfalseを返します。

このメソッドはSKMでのみ使用できます。

次の例では、データストアのすべてのFKに対して反復しています。whileループの繰返しごとに、getFKgetFKColListメソッドは、データストアの各種のFKに関する情報を返します。

<% while (odiRef.nextFK()) { %>
        FK : <%=odiRef.getFK("FK_NAME")%>
                Referenced Table : <%=odiRef.getFK("PK_TABLE_NAME")%>
                Columns <%=odiRef.getFKColList("{", "\u0022[COL_NAME]\u0022", ",
 ", "}")%>
                Message : <%=odiRef.getFK("MESS")%>
<% } %>

A.2.67 setNbInsert()、setNbUpdate()、setNbDelete()、setNbErrors()およびsetNbRows()メソッド

現在のタスクに対して挿入、更新、削除された行数またはエラーになった行数を設定するために使用します。

使用方法

public java.lang.Void setNbInsert(public java.lang.Long)

public java.lang.Void setNbUpdate(public java.lang.Long)

public java.lang.Void setNbDelete(public java.lang.Long)

public java.lang.Void setNbErrors(public java.lang.Long)

public java.lang.Void setNbRows(public java.lang.Long)

説明

現在のタスクに設定されたこれらのメソッドにより、次の値が報告されます。

  • 挿入された行数(setNbInsert)

  • 更新された行数(setNbUpdate)

  • 削除された行数(setNbDelete)

  • エラーになった行数(setNbErrors)

  • このタスク時に処理された行の総数(setNbRows)

これらの数は、処理された行の実際の数とは別に設定できます。


注意:

このメソッドはJythonコードなどのスクリプト・エンジン・コマンドでのみ使用可能です。<%%>タグで囲まないでください。

次のJythonの例では、挿入行数を定数値50に設定し、エラーの行数を#DEMO.NbErrorsというODI変数から導出します。

InsertNumber=50

odiRef.setNbInsert(InsertNumber)

ErrorNumber=#DEMO.NbErrors

odiRef.setNbErrors(ErrorNumber)

A.2.68 setTableName()メソッド

ロード表または統合表の名前を設定するために使用します。

使用方法

public java.lang.Void setTableName(
java.lang.String pProperty, java.lang.String pTableName)

説明

このメソッドは、ロードまたは統合に使用される一時表の名前を設定します。この名前は任意の値にすることができます。

メソッドの使用時には、ロード表または統合表の名前はODIによって生成されず、標準の命名規則には従いません(たとえば、ロード表に接頭辞C$は付けられません)。ただし、この表名を使用する他のメソッドでは、新しく設定された値が返されます。

最初のパラメータpPropertiesは、設定される一時表の名前を示します。2番目のパラメータは、有効な任意の表名にすることができます。

パラメータ

パラメータ タイプ 説明
pProperty 文字列 設定する表名を示すパラメータ。使用可能な値のリストを次に示します。
  • INT_SHORT_NAME: 統合表の名前

  • COLL_SHORT_NAME: ロード表の名前

pTableName 文字列 一時表の新しい名前

<% odiRef.setTableName("COLL_SHORT_NAME", "C" + getInfo("I_SRC_SET")) %>

<% odiRef.setTableName("COLL_SHORT_NAME", odiRef.getOption("Flow # ") + odiRef.getTable("ID")) %>