イメージとは、パッケージとそれに関連付けられたファイル、ディレクトリ、リンク、および依存関係をインストールできるシステム上の場所のことです。
イメージには次の 3 つの種類があります。
フルイメージは完全なシステムを提供することができます。インストールされた Oracle Solaris システムはフルイメージです。
部分イメージはフルイメージ (親イメージ) にリンクされますが、それ自体では完全なシステムを提供しません。
ユーザーイメージは、再配置可能なパッケージのみを含みます。
Oracle Solaris OS のインストールを完了した時点で、ルートファイルシステムとその内容がフルイメージに含まれています。異なるソフトウェアアプリケーション間の論理的な分離を実現するために、新しいイメージを作成することが必要になる場合があります。
次の図は、フルシステムイメージ内部の部分イメージを示したものです。
図 4-1 システムイメージ内部の部分イメージ
ゾーンについては、『System Administration Guide: Oracle Solaris Zones, Oracle Solaris 10 Containers, and Resource Management』ガイドの「ゾーン」の節を参照してください。
イメージを作成する場所。複数のイメージを同じディレクトリに作成しないでください。ルート (/) の直下にイメージを作成しないでください。
どのパッケージを使用するか。発行元とパッケージのリポジトリ情報は、イメージの作成時に設定する必要があります。「Create an Image」で示しているように、-p オプションを使用してこの情報を指定します。
どのイメージを変更するか。システムに複数のイメージがあるときは、PKG_IMAGE 環境変数または -R オプションを使用して、どのイメージを変更するかを指定します。
パッケージの複数のバージョン。IPS では、個別のイメージにはパッケージの 1 つのバージョンのみをインストールすることが前提です。同じパッケージの複数のバージョンをインストールするには、パッケージの名前にバージョン番号が含まれるようにするとともに、依存関係がそのバージョン番号を反映して、適切なパッケージバージョンにバインドされるようにする必要があります。