IPS では、パッケージの発行元とリポジトリを設定できます。
例 3-22 すべての発行元の表示
オプションや引数が指定されていない場合は、このイメージに対して設定されているすべての発行元が表示されます。
$ pkg publisher PUBLISHER TYPE STATUS URI solaris (preferred) origin online http://pkg.oracle.com/solaris/release example.com (non-sticky) origin online http://pkg.example.com/release
例 3-23 優先発行元のみの表示
$ pkg publisher -P PUBLISHER TYPE STATUS URI solaris (preferred) origin online http://pkg.oracle.com/solaris/release
例 3-24 特定の発行元に関する情報の表示
この例では、発行元 solaris に関する情報が表示されます。
$ pkg publisher solaris
Publisher: solaris
Alias:
Origin URI: http://pkg.oracle.com/solaris/release
SSL Key: None
SSL Cert: None
Client UUID: 99e58a54-1119-11df-98e6-00262236a2ae
Catalog Updated: October 17, 2010 08:11:06 PM
Enabled: Yes
発行元の追加. 発行元を削除するには、pkg unset-publisher コマンドを使用します。優先された発行元を削除することはできません。
優先発行元を指定する。
発行元の有効化または無効化. 優先発行元を無効にすることはできません。新しく追加された発行元は、デフォルトで有効になります。
発行元のスティッキネスを設定する。新しく追加された発行元は、デフォルトで固定です。発行元が非固定の場合は、この発行元からインストールされたパッケージを別の発行元から更新できます。
発行元の検索順序を設定する。優先発行元は、検索順序の先頭になります。新しく追加された発行元は、デフォルトで検索順序の最後になります。
発行元ミラーを追加または削除する。
発行元の SSL キーおよび証明書を指定する。
発行元 URI を変更する。
発行元プロパティーを設定または設定解除したり、発行元プロパティー値を追加または削除する。「署名付きパッケージのインストール」を参照してください。
例 3-25 発行元の追加
発行元の起点 URI を指定するには、-g オプションを使用します。
# pkg set-publisher -g http://pkg.example.com/release example.com
例 3-26 優先発行元の指定
発行元を優先発行元として指定するには、-P オプションを使用します。指定された発行元は、検索順序の先頭に移動されます。発行元を追加するときに -P オプションを指定するか、または既存の発行元を変更することができます。
# pkg set-publisher -P example.com
例 3-27 発行元の有効化または無効化
発行元を無効にするには、-d オプションを使用します。優先発行元を無効にすることはできません。無効になっている発行元は、一覧表示やインストールなどのパッケージ操作では使用されません。無効になっている発行元のプロパティーを変更できます。
発行元を有効にするには、-e オプションを使用します。
# pkg set-publisher -d example2.com
例 3-28 発行元のスティッキネスの指定
発行元を非固定にするには、--non-sticky オプションを使用します。新しく追加された発行元は、デフォルトで固定です。発行元が固定でない場合は、この発行元からインストールされたパッケージを別の発行元から更新できます。
発行元を固定にするには、--sticky オプションを使用します。
# pkg set-publisher --non-sticky example.com
例 3-29 発行元の検索順序の変更
優先発行元は、検索順序の先頭になります。新しく追加された発行元は、デフォルトで検索順序の最後になります。発行元の検索順序は、インストールするパッケージを検索するために使用されます。パッケージが最初にインストールされたときの発行元が非固定の場合は、更新するパッケージを検索するために発行元の検索順序が使用されます。
次の例では、発行元 example2.com が発行元 example1.com の前に検索されるように設定されます。発行元 example1.com が現在の優先発行元である場合は、発行元 example2.com が優先発行元になります。
# pkg set-publisher --search-before example1.com example2.com
次の例では、発行元 example2.com が発行元 example1.com のあとに検索されるように設定されます。発行元 example2.com が現在の優先発行元である場合は、発行元 example1.com が優先発行元になります。
# pkg set-publisher --search-after example1.com example2.com
例 3-30 発行元ミラーの追加および削除
指定した発行元のミラーとして URI を追加するには、-m オプションを使用します。起点とミラーの違いについては、「リポジトリの起点とミラー」を参照してください。指定した発行元のミラーとして URI を削除するには、-M オプションを使用します。
# pkg set-publisher -m http://pkg.example.org/release example.com $ pkg publisher PUBLISHER TYPE STATUS URI example.com (preferred) origin online http://pkg.example.com/release example.com (non-sticky) mirror online http://pkg.example.org/release
例 3-31 SSL キーおよび証明書の指定
クライアントの SSL キーを指定するには、-k オプションを使用します。クライアントの SSL 証明書を指定するには、-c オプションを使用します。
# pkg set-publisher -k /root/creds/example.key \ -c /root/creds/example.cert example.com
指定した証明書を信頼できる CA 証明書として追加するには、--approve-ca-cert オプションを使用します。ユーザーが承認した CA 証明書のハッシュが、この発行元に対する publisher サブコマンドの出力に一覧表示されます。例 3-24 を参照してください。
# pkg set-publisher --approve-ca-cert /tmp/example_file.pem example.com
指定した証明書を取り消された証明書として扱うには、--revoked-ca-cert オプションを使用します。ユーザーが取り消した CA 証明書のハッシュが、この発行元に対する publisher サブコマンドの出力に一覧表示されます。
# pkg set-publisher --revoked-ca-cert a12345 example.com
承認された証明書の一覧および取り消された証明書の一覧から指定した証明書を削除するには、--unset-ca-cert オプションを使用します。
# pkg set-publisher --unset-ca-cert a12345 example.com
例 3-32 発行元の起点 URI の変更
発行元の起点 URI を変更するには、新しい URI を追加し、古い URI を削除します。新しい起点 URI を追加するには、-g オプションを使用します。古い起点 URI を削除するには、-G オプションを使用します。
# pkg set-publisher -g http://pkg.example.com/support \ -G http://pkg.example.com/release example.com