Oracle Solaris DHCP サーバーでもある AI インストールサーバーを設定することも、個別の DHCP サーバーを設定することもできます。
すでに Oracle Solaris DHCP サーバーが設定されている場合は、そのサーバーを AI で動作するように構成することが必要になる可能性があります。
DHCP サーバーが設定されていない場合は、installadm create-service コマンドを -i および -c オプションとともに使用して、このインストールサービスで使用される IP アドレスのプールを設定できます。その例については、「Oracle Solaris DHCP を設定してインストールサービスを作成する」を参照してください。また、installadm(1M) のマニュアルページも参照してください。-i オプションは、指定した IP アドレスから始まる新しい DHCP サーバーを設定します。-c オプションは、DHCP テーブル内に指定した数の IP アドレスを設定します。
個別の Oracle Solaris DHCP サーバーを設定する場合は、『System Administration Guide: IP Services』のパート II「DHCP」を参照してください。次に、「AI のための既存の DHCP サーバーの構成」で説明されている AI の構成を続行します。
-i および -c オプションを使用しない場合は、installadm create-service コマンドによって、DHCP を構成するためのいくつかの手順が示されます。この節では、AI のための DHCP の構成に関する追加情報について説明します。
DHCP サーバーの netmasks テーブルに、DHCP サービスの提供先のすべてのネットワークの正しいエントリが含まれていることを確認してください。
# cat >>/etc/netmasks 192.168.0.0 255.255.255.0 # getent netmasks 192.168.0.0 192.168.0.0 255.255.255.0
DHCP SMF サービスを初期化するには、dhcpconfig(1M) を実行します。次のコマンドは、ファイルベースのリポジトリと、デフォルトのリースが 1 日のホストマクロを作成します。また、このコマンドでは svc:/network/dhcp-server の SMF サービスも有効にしています。
# /usr/sbin/dhcpconfig -D -r SUNWfiles -p /var/dhcp # dhtadm -P Name Type Value ================================================== example-host Macro :Include=Locale:DNSdmain="example.com":DNSserv=192.168.0.1: Locale Macro :UTCoffst=-25200:
各サイトネットワークのためのマクロを追加するには、dhcpconfig を使用して、サイトマクロの追加およびネットワークテーブルの設定を行います。-t オプションによって、このネットワークのルーターが指定されます。また、このコマンドを使用すると、既存のネットワークをホストしている DHCP サーバーに新しいネットワーク情報を追加することもできます。
# dhcpconfig -N 192.168.0.1 -m 255.255.255.0 -t 192.168.0.1
AI で使用するために Oracle Solaris DHCP サーバーを構成するには、DHCP マクロを作成し、dhtadm を使用して、そのマクロを DHCP 構成テーブル dhcptab(4) に追加します。「DHCP を設定せずにインストールサービスを作成する」にある installadm create-service の出力例を参照してください。
あるアーキテクチャーのために作成された最初のマクロが、そのアーキテクチャーを備えたすべてのクライアントのデフォルトになります。
必要に応じて、クライアントの IP アドレスを割り当てます。
DHCP ネットワークテーブル dhcp_network(4) にネットワークを追加するには、pntadm(1M) コマンドを使用します。
ネットワークテーブルを確認します。
# pntadm -L
クライアントに DHCP リースを提供し、正しい AI インストールイメージを使用するようにその DHCP マクロを設定します。DHCP サーバー上で、この節にあるコマンドを実行します。
pntadm コマンドの -i オプションは、インストールされるクライアントの ID です。-m オプションは、このマクロの名前を指定します。この例では、マクロの名前はクライアントの MAC アドレスと同じです。これにより、ホストごとに 1 つのリースしかないことが保証されます。
# pntadm -A 192.168.0.2 -i 01C0FFEEC0FFEE -m 01C0FFEEC0FFEE \ -f "PERMANENT+MANUAL" 192.168.0.0
Flags の値 03 は、PERMANENT+MANUAL を表します。このリースは常時リースであるため、DHCP サーバーはクライアントに別のアドレスを割り当てることができません。
# pntadm -P 192.168.0.0 | grep 01C0FFEEC0FFEE Client ID Flags Client IP Server IP Lease Expiration Macro Comment 01C0FFEEC0FFEE 03 10.41.30.42 172.30.95.10 Forever 01C0FFEEC0FFEE
# dhtadm -g -A -m 01COFFEECOFFEE \ -d ":Include=`uname -n`:BootSrvA=192.168.0.1:BootFile=install_test_ai_x86:"
# dhtadm -P |grep 01C0FFEEC0FFEE 01C0FFEEC0FFEE Macro :Include=example-host:BootSrvA=192.168.0.1:BootFile="install_test_ai_x86":