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Oracle® iPlanet Web Proxy Server リリース・ノート
リリース4.0.20
E24381-04
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2 既知の問題点

この章では、Oracle iPlanet Web Proxy Server4.0.19がリリースされた時点での重要な既知の問題および制限を一覧表示します。

この章には次の項が含まれます:

2.1 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0の管理の問題

表 2-1は、管理ユーザー・インタフェースに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 2-1 管理における既知の問題

問題ID サマリー
6653507 「現在のアクティビティ統計/プロファイルの監視」がオンに設定されている場合、ユーザーのインタフェースからはオフにできません。
6212701 サーバー・インスタンスの起動に失敗すると、競合するエラー・メッセージが表示されます。

管理インタフェースが間違った情報を構成ファイルに書き込む可能性は非常に低いため、この競合するエラー・メッセージが表示されることはめったにありません。ユーザーが手動で間違った情報を構成ファイルに書き込んだ場合にのみ可能性があります。

6231297 SOCKS構成に変更を加えて、SOCKSサーバーのかわりにOracle iPlanet Web Proxy Serverを再起動した場合は、「Restart Required」リンクが消えます。
6484502 Oracle iPlanet Web Proxy Serverの管理インタフェースがローカライズされていません。
6509535 米国では、夏時間(Daylight Savings Time、DST)が3月の第2日曜日に始まり、11月の第1日曜日に終わります。これは、オペレーティング・システムとJREの日付と時間のルールに影響を与えます。

Oracle iPlanet Web Proxy Serverのスタンドアロン・バージョンでは、2007年のDSTの変更に対応するJREバージョンがインストーラにバンドルされています。ただし、回避策の手順1の説明に従って適切なオペレーティング・システムのパッチをインストールすることにより、オペレーティング・システムの日付と時間のルールへの影響に対処する必要があります。

Java ES 5のOracle iPlanet Web Proxy Serverのインストールでは、オペレーティング・システムのパッチとともにDST互換バージョンのJREもインストールする必要があります。回避策の手順1と手順2に従ってください。

回避方法

  1. 適切なオペレーティング・システム・パッチをダウンロードして使用します。

    その他のプラットフォームの場合は、同様のDST互換パッチをオペレーティング・システムのベンダーのWebサイトからダウンロードしてください。

  2. Solaris、WindowsおよびLinuxプラットフォームの場合は、JRE 1.4.2_13を使用してOracle iPlanet Web Proxy Serverを実行してください。HP-UXプラットフォームの場合は、JRE 1.4.2.12を使用してOracle iPlanet Web Proxy Serverを実行してください。

6867774 カスタムJDK構成を使用するプロキシのインストールを、より新しいJDKバージョンを必要とするサービス・パックのバージョンにアップグレードすると、管理サーバーが起動に失敗します。アップグレード後、バンドルされたJDKまたは必要なバージョンのカスタムJDKのどちらかを指すようにJDK構成を手動で変更する必要があります。
6909558 LDAP UIDでのバックスラッシュの使用は、特殊文字をエスケープする目的に限定する必要があります。Oracle iPlanet Web Proxy Serverによって使用されるldap sdkは、バックスラッシュを除去してからUIDをディレクトリ・サーバーに送信します。これにより、バックスラッシュを取り除いたUIDに対する一致がディレクトリ・サーバーに見つからないために、成功するはずの認証が失敗する、またはバックスラッシュを取り除いたUIDに対する一致がディレクトリ・サーバーに見つかるために、失敗するはずの認証が成功する、という状況が生じる可能性があります。
6888170 指定されたターゲット・ディレクトリ名の末尾にスラッシュが付いている場合、RHEL4でアップグレードが失敗します。
12307267 Security Sockets Layer (SSL)構成でOracle iPlanet Web Proxy Server 3.6からOracle iPlanet Web Proxy Server 4.0への移行に失敗します。

現在、Web Proxy 3.6証明書をWeb Proxy 4.0インスタンスに移行することはできません。

回避方法:

  1. Oracle iPlanet Web Proxy Server 3.6インスタンスでセキュリティ・オプションを無効にします。

  2. Oracle iPlanet Web Proxy Server 3.6から4.0に移行します。

  3. 証明書署名リクエスト(CSR)を生成します。

  4. Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0インスタンスでセキュリティを有効にするために、証明書を作成してインストールします。


2.2 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0のキャッシュの問題

表 2-2は、キャッシュに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 2-2 キャッシュにおける既知の問題

問題ID サマリー
6654514 リクエスト・タイプ504に対して、Proxy-Agentヘッダーに元のヘッダーが表示されます。
6229823 新しいパーティションを追加すると、パーティションのサイズに関係なく、デフォルトのセクションs0.0も作成されます。エラー・ファイルに警告メッセージが記録されます。

回避方法

cbuildユーティリティを使用して、新しいパーティションを追加するか、または新しいキャッシュ・パーティション下のs0.0フォルダを削除し、Oracle iPlanet Web Proxy Serverを再起動します。

エラー・メッセージは無視して構いません。

6619620 Doc RFE:Oracle iPlanet Web Proxy Serverをネットワーク・キャッシュとアクセラレータ(NCA)と一緒に使用しないようにする必要があります。

Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.8をNCAと一緒に使用すると、ユーザーIDとパスワードの入力をブラウザから繰返し求められます。これが発生する理由は、NCAでは、Proxy-authorizationなどのOracle iPlanet Web Proxy Server固有のヘッダーがサポートされないためです。

回避方法

Proxyのリスニング・ソケット設定でNCAを選択しないでください。


2.3 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0のインストールの問題

表 2-3は、インストールに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 2-3 インストールにおける既知の問題

問題ID サマリー
6205683 Windows上のコンソール・インストールに失敗します。
6255325 root以外のユーザーとしてOracle iPlanet Web Proxy Serverをインストールし、/var/opt/sun/installディレクトリが存在しない場合、インストーラは例外をスローし、Linuxでのインストールは失敗します。
6353576 サイレント・アップグレード・インストールが機能しません。
6587776 Windows XP上でJava ES 5からOracle iPlanet Web Proxy Serverをインストールした場合、システム・エラー1067が表示されます。
6756659 setupコマンドの--javahomeオプションでJDK 1.6の場所を指定した場合にのみ、GUIインストーラを使用してOpenSolaris上にOracle iPlanet Web Proxy Server 4.0.9をインストールできます。
6607551 Windows上で、パッチをアンインストールしてもOracle iPlanet Web Proxy Serverのリリースは以前のリリース番号に変更されません。

Uninstallerスクリプトを使用してパッチを取り消してもRenameService.exeユーティリティに制限があるため、サービス記述名を以前のOracle iPlanet Web Proxy Serverのリリースに変更できません。このため、パッチをアンインストールした後でも、サービス記述には以前のリリース番号ではなく最新のOracle iPlanet Web Proxy Serverリリースが表示されます。

12951802 新しく組み込まれたCAルート4.0.16で発生するCR:6932016-Verisign EV証明書チェーンの問題を修正します

回避方法

Verisign EV 2048ビットSSL Webプロキシ・サーバー証明書を使用している場合、4.x.xより前のバージョンのWebプロキシから4.x.xアップデート以降のWebプロキシにアップグレードした後で、古いブラウザの一部で「Certificate Authority Not Trusted」という警告が表示されることがあります。この問題を解決するには、次の手順に従います。

  1. Webプロキシ・サーバーを停止します。

  2. cd <proxy instance dir>/configを実行します

  3. Root Certsモジュールを表示するために、modutil -list -nocertdb -dbdirを実行します

  4. 次を実行します: modutil -dbdir . -delete 'Root Certs'

  5. 次を実行します: modutil -list -nocertdb -dbdir

    Root Certsモジュールが除去されます。

  6. Webプロキシ・サーバーを起動します。

    上のプロセスを実行した後で、より上のバージョンにアップグレードする場合、アップグレード後のバージョンでも必ず同じプロセスに従ってください。


2.4 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0の国際化の問題

表 2-4は、国際化に関連した既知の問題を一覧したものです。

表 2-4 国際化における既知の問題

問題ID サマリー
6233080 ルーティングが別のプロキシ・サーバーを使用して設定されている場合、「Disable Proxying」オプションはマルチバイト・データ(URLエンコード)のURLでは機能しません。
6233090 マルチバイト・データ(URLエンコード)のURLをマップできません。
6253844 Oracle iPlanet Web Proxy Serverのオンライン・ヘルプはzh-cn (簡体字中国語)をサポートしていません。
6297168 異なるシステム・エンコーディングでサーバーを起動すると、そのシステムによってエラーが返され、エラー・ログに記録されます。管理サーバーから表示すると、エラー・ログには正しく表示されないシステム・エンコーディングの文字が含まれる場合があります。

回避方法

エラー・ログが管理インタフェースで正しく表示できるように、ブラウザのエンコーディングをOSロケールに合うように変更します。しかし、これは他のページに移動して「View Error Log」に戻るたびに必要となります。

6300080 Oracle iPlanet Web Proxy Serverのコンテンツ書き換え関数が矛盾しています。
6526476および6526488 HP-UXでのOracle iPlanet Web Proxy Serverのスタンドアロン・インストールでは、GUIモードでインストールを行うと日本語の文字が正しく表示されません(ID番号6526476)。インストールを続行すると、インスタンスの作成中にエラーが発生します(ID番号6526488)。

回避方法

次のいずれかの回避策を使用できます:

  • HP-UXの日本語ロケールではCLIモードのインストールを使用します。

  • 文字が破壊されて表示されていても、インストールを続行します。インストーラがインスタンスの作成に失敗した場合は、管理インタフェースにログ・オンしてインスタンスを作成します。

6550995 次のエラー・メッセージは、どのロケールに対してもローカライズされていません。

HTTP7774: received extraneous data following response


2.5 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0のローカライゼーションの問題

表 2-5は、ローカリゼーションに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 2-5 ローカリゼーションにおける既知の問題

問題ID サマリー
6779070 Oracle iPlanet Web Proxy Serverオンライン・ヘルプの利用規約のリンクが壊れています。
6253844 Oracle iPlanet Web Proxy Serverオンライン・ヘルプの設定言語オプションは、zh-cn (簡体字中国語)をサポートしていません。
6828246 RHEL 5.2のOracle iPlanet Web Proxy Serverインストーラで、韓国語の文字が表示されません。

2.6 Oracle iPlanet Web Proxy Server 4.0 SOCKSの問題

表 2-6は、SOCKSに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 2-6 SOCKSにおける既知の問題

問題ID サマリー
6245453 更新抑制機能はGUIに表示され、「Server Manager」>「SOCKS」>「Configure SOCKS v5」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。
6263389 Windowsで同じポートを使用してSOCKSの2つのインスタンスを起動すると、エラーがレポートされません。
6285791 Java ES 4のSOCKSサーバーのstartコマンド行の問題はリリース4.0.5で修正されましたが、Java ES 4インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の4.0.3パッチにアップグレードした後も問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Oracle iPlanet Web Proxy Serverのスタンドアロン・インストールでは発生しません。