15.6. USB デバイスリダイレクション

15.6.1. デバイスのアクセス
15.6.2. サポートされる構成
15.6.3. サポートされる USB デバイス
15.6.4. 重要
15.6.5. USB ドライバを仮想マシンに追加する方法
15.6.6. USB リダイレクションがアクティブであることを確認する方法

適切なデバイスドライバが Windows サーバーにインストールされていれば、USB リダイレクション機能により、ユーザーは Sun Ray クライアントに接続された USB デバイスに Windows セッションからアクセスできます。

USB リダイレクションコンポーネントのインストールと仮想マシンへの USB ドライバの追加が完了すると、ユーザーはサポートされている USB デバイスを接続するだけで、Sun Ray クライアントからアクセスできます。

注意

キーボードやマウスなどのヒューマンインタフェースデバイス (HID) では、USB リダイレクションコンポーネントは使用しません。

15.6.1. デバイスのアクセス

USB リダイレクションを介した USB デバイスのアクセス可能性は、リモートデスクトップ接続に使用している Windows OS によって決まります。

シングルユーザーの Windows XP または Windows 7 プラットフォームを使用している場合、クライアントの Windows セッションにログインしているユーザーのみが、クライアントに接続されている USB デバイスにアクセスできます。

Windows Server 2003 R2 または Windows Server 2008 R2 プラットフォームを使用している場合、Windows サーバーで実行しているすべてのデスクトップで、クライアントに接続された USB デバイスを確認でき、アクセスできます。複数のクライアント間で USB デバイスを共有するために、追加の設定は必要ありません。ユーザーは、USB デバイスを他者と共有してよいか常に確認を求められます。

15.6.2. サポートされる構成

サポートされる Windows オペレーティングシステムの一覧は、『リリースノート』を参照してください。

USB リダイレクションは、次の構成で利用できます。

  • SRS 5.2 と Sun Ray Connector キオスクセッション - キオスクセッションを使用した Windows デスクトップへの接続をサポートします。

  • SRS 5.2 と VMware View - この構成では、キオスクモードを「VMware View Manager セッション」として構成する必要があります。

15.6.3. サポートされる USB デバイス

USB リダイレクション機能に関してサポートされる USB デバイスの一覧は、Sun Ray USB Peripherals List for Windows (Oracle Supported) を参照してください。

注意

USB ヘッドセットは、USB リダイレクションを必要としないか、使用しません。詳細については、章 12. Sun Ray クライアントの周辺機器を参照してください。

15.6.4. 重要

  • Windows セッションの確立後は、デバイスはユーザーのセッションのみに接続する必要があります。セッションを終了するときは、デバイスの接続を解除する必要があります。

  • Windows セッションが確立する前にデバイスが接続され、Windows セッションでそのデバイスを使用できない場合、デバイスをホットプラグ接続することにより Windows セッションで使用できるようになります。

  • Windows セッションの確立中に USB-R を介して使用している USB デバイスは、Windows に直接されている USB デバイスを取り外すときと同じ手順で安全に取り外す必要があります。

  • USB リダイレクションが 1 つのクライアントでサポートする USB デバイスの数に制限はありません。必要に応じて、USB ハブを使用して物理的な USB ポートの数を拡張できます。

  • USB 外部スマートカードリーダーは、USB リダイレクションを使用したセッション認証に使用できません。

  • 以下のシナリオでは、デバイス上のデータが破損する可能性があります。

    • データ転送中にデバイスをホットプラグする

    • データ転送中のホットデスク

    • 何らかの理由でセッションが切断された場合

  • 電源が供給されていない一部の USB デバイスに、Sun Ray クライアントがサポートする量を超える電流が流れることがあります。図 15.6. 「USB リダイレクションの過電流アイコン」に示すアイコンが表示される場合、このデバイスは正しく動作しない可能性があります。

    図 15.6. USB リダイレクションの過電流アイコン

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15.6.5. USB ドライバを仮想マシンに追加する方法

この手順は、USB リダイレクション機能をインストールする前に行う必要があります。USB リダイレクション機能のインストールの詳細については、『Sun Ray Software インストールおよび構成マニュアル』の「How to Install the Windows Connector Components on a Windows System」を参照してください。

仮想マシン (Virtual Machine、VM) にデフォルトで USB ドライバがインストールされていない場合、USB デバイスのリダイレクションが正しく機能するように、ドライバをインストールする必要があります。この手順が必要な VM の例として、VMWare ESX や Hyper-V Server が挙げられます。

  1. Windows システムが、VM の作成に使用される Windows XP ISO にアクセス可能であることを確認します。

  2. usbd.sy_ ファイルを、Windows XP ISO から VM にコピーします。

    32 ビットの場合:

    cp ISO-image\i386usbd.sy_ \windows\system32\drivers
    

    64 ビットの場合:

    cp ISO-image\amd64usbd.sy_ windows\system32\drivers
    
  3. drivers ディレクトリに移動します。

    cd \windows\system32\drivers
    
  4. USB ドライバをインストールします。

    expand usbd.sy_ usbd.sys
    
  5. VM を再起動します。

15.6.6. USB リダイレクションがアクティブであることを確認する方法

USB リダイレクションがアクティブで、セッションで実行されている場合、システムトレイに図 15.7. 「USB リダイレクションがアクティブであることの確認」に示したアイコンが表示され、サーバーが USB デバイスを使用可能であることが示されます。

図 15.7. USB リダイレクションがアクティブであることの確認

USB リダイレクションがアクティブになったときに表示される、ボタンがカスタマイズされた Windows ツールバーのスクリーンショット。

このアイコンが表示されているときは、USB デバイスを Sun Ray クライアントに接続できます。