Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
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この項では、レポートの最後に表示する索引を作成します。この索引には、顧客名とその名前が記載されているページ番号が表示されます。索引は、ユーザーが特定の顧客名を探したい場合、参照先のカテゴリ(国名など)がわからない場合に役立ちます。
この項の手順では、索引に表示する項目のページ番号を格納する表をデータベースに作成する方法について説明します。データベースに表を作成できるかどうか不明な場合は、データベース管理者に問い合せてください。
データベースに表を作成するには:
第35.2.1項「TOCデータを格納するデータベース表の作成」の手順に従い、次のコードを使用して新しいデータベース表を作成します。
create table index_example (term varchar2(100), page number);
[Enter]を押します。
表が作成されたことを示す通知が表示されます。
SQL*Plusを終了します。
この項の手順では、顧客の姓に基づいたフォーマット・トリガーを作成する方法について説明します。ビルトイン・ファンクションSRW.GET_PAGE_NUMを使用して現在の顧客のページ番号を検索し、前の項で作成した表にその番号を挿入します。
フォーマット・トリガーを作成するには:
Reports Builderで、リポートtoc_
<自分のイニシャル>.rdf
を開きます。
ツールバーの「ペーパー・レイアウト」ボタンをクリックして、ペーパー・レイアウト・ビューを表示します。
ペーパー・レイアウト・ビューで、フィールド「F_CUST_LAST_NAME」を右クリックし、ポップアップ・メニューから「プロパティ・インスペクタ」を選択します。
「拡張レイアウト」で、「フォーマット・トリガー」プロパティ・フィールドをダブルクリックし、PL/SQLエディタを表示します。
PL/SQLエディタで、テンプレートを使用して次のコードを入力します。
function F_CUST_LAST_NAMEFormatTrigger return boolean is PageNum number; begin -- get pagenumber srw.get_page_num(pageNum); -- insert into table insert into index_example values (:Cust_last_name||', '||:Cust_first_name, PageNum); return (TRUE); end;
注意: 提供されているテキスト・ファイルtoc_index_code.txt から、このコードをコピーして貼り付けると、コードを入力できます。 |
「コンパイル」をクリックします。
コンパイル・エラーが発生した場合は、作成したコードがサンプルのRDFファイルまたはこの章のコードと同じになるように修正して、再度コンパイルします。
コンパイル・エラーがなくなったら、「閉じる」をクリックします。
レポートをtoc_index_
<自分のイニシャル>.rdf
という名前で保存します。
この項の手順では、索引用に個々の顧客名とページ番号を取得する問合せをデータ・モデルに追加する方法について説明します。
問合せを追加するには:
データ・モデル・ビューで、ツール・パレットの「SQL問合せ」ツールをクリックし、問合せQ_1の右にあるデータ・モデル・ビューの空いている場所をクリックして、「SQL問合せ文」ダイアログ・ボックスを表示します。
「SQL問合せ文」フィールドに、次のSELECT
文を入力します。
SELECT SUBSTR(TERM,1,1) INITIAL_LETTER, TERM, PAGE FROM INDEX_EXAMPLE ORDER BY TERM
注意: この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
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「OK」をクリックします。
データ・モデル・ビューに表示される新しい問合せで、「INITIAL_LETTER」列をクリックし、この列を問合せの残りの部分の上にドラッグします。それにより、データ・モデルは次のようになります。
レポートを保存します。
この項の手順では、レポートのトレーラ・セクションに索引情報を表示する方法について説明します。
トレーラ・セクションにレポート・ブロックを作成するには:
ペーパー・レイアウト・ビューで、ツールバーの「トレーラ・セクション」ボタンをクリックします。
「挿入」→「レポート・ブロック」を選択します。
「スタイル」ページで、「グループ上」ラジオ・ボタンを選択し、「次へ」をクリックします。
「グループ」ページで、「G_2」(「INITIAL_LETTER」列を格納する新しいグループ名)をクリックし、「下」をクリックして印刷方向を指定します。
「使用可能グループ」リストで、「G_INITIAL_LETTER」をクリックして「下」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「フィールド」ページで、「INITIAL_LETTER」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「表示フィールド」リストに移動します。
「TERM」と「PAGE」を「表示フィールド」リストに移動します。
「次へ」を2回クリックして、「終了」をクリックします。
レポートを保存します。
ツールバーの「ペーパー・レイアウトを実行」ボタンをクリックします。レポートの最後のページに索引が表示されます。この例では2402
ページです。このページは次のようになります。
注意: 目次(TOC)を生成する場合は、「ペーパー・レイアウトを実行」ボタンをクリックする必要があります。「ペーパー・デザイン」ボタンをクリックしてもフォーマット順序の変更は有効にならないため、TOCは生成されません。 |
注意: スキーマに含まれるデータの量と型に応じて、作成したレポートの最後のページに表示されるデータの外観が、上の図と異なる場合があります。 |