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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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13.3 データ・リンクを含むデータ・モデルの作成

複数の問合せを使用するレポートを作成する場合、最初にすべての問合せをデータ・ウィザードで作成して、次にレポート・ウィザードを使用してレイアウトを作成する方が簡単です。

問合せを作成するには:

  1. データ・モデル・ビューで、「挿入」→「問合せ」を選択してデータ・ウィザードを表示します。

  2. 「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。

  3. 「問合せ」ページで、「問合せ名」にQ_Customerと入力し、「次へ」をクリックします。

  4. 「データ・ソース」ページで、「SQL問合せ」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「データ」ページの「データ・ソース定義」フィールドに次のSELECT文を入力します。

    SELECT CUSTID, NAME
    FROM CUSTOMER
    ORDER BY NAME
    

    注意:

    この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
    • 提供されているテキスト・ファイルgrp_above_summ_code.txtからコードをコピーして「データ・ソース定義」フィールドに貼り付けます。

    • クエリー・ビルダー」をクリックして、コードを入力せずに問合せを作成します。

    • データ・ソース定義」フィールドにコードを入力します。


  6. 次へ」をクリックします。


    注意:

    データベースにまだ接続していない場合は、「クエリー・ビルダー」または「次へ」をクリックしたときに、データベースに接続するよう求められます。この例に該当するスキーマが含まれるデータベースに接続してください。第13.1項「この例の前提条件」に、この例のサンプル・スキーマの要件に関する説明があります。

  7. 「グループ」ページで「次へ」をクリックします。

  8. 終了」をクリックして、データ・モデル・ビューに最初の問合せを表示します。

  9. 前述の手順を2番目の問合せにも繰り返しますが、この場合、問合せ名はQ_Itemとし、次のSELECT文を使用します。

    SELECT CUSTID, DESCRIP, ITEMTOT, ORDERDATE,
    ITEM.ORDID
    FROM ORD, PRODUCT, ITEM
    WHERE ITEM.ORDID = ORD.ORDID
    AND ITEM.PRODID = PRODUCT.PRODID
    ORDER BY CUSTID, DESCRIP, ORDERDATE
    
  10. データ・ウィザードの「グループ」ページで次の操作を行います。

    • CUSTID1」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「グループ・フィールド」リストに移動します。

    • DESCRIP」フィールドにも同じ手順を繰り返します。

    図13-2 データ・ウィザードの「グループ」ページ

    図13-2の説明は次にあります
    「図13-2 データ・ウィザードの「グループ」ページ」の説明

  11. 次へ」をクリックします。

  12. 「合計」ページで「ITEMTOT」をクリックし、「合計」をクリックします。

  13. 終了」をクリックして、レポートのデータ・モデルをデータ・モデル・ビューに表示します。表示は次のようになります。

    図13-3 2つの問合せを使用するデータ・モデル(サマリーあり)

    図13-3の説明は次にあります
    「図13-3 2つの問合せを使用するデータ・モデル(サマリーあり)」の説明

データ・リンクを追加するには:

  1. データ・モデル・ビューで、ツール・パレットの「データ・リンク」ツールをクリックします。

  2. G_CUSTIDグループの「CUSTID」列をクリックし、G_CUSTID1グループの「CUSTID1」列までドラッグします。G_CUSTIDグループの下からQ_Item問合せに線が描かれるのがわかります。CUSTIDとCUSTID1のラベルがこの線の両端に作成され、CUSTIDとCUSTID1が、Q_ItemにG_CUSTIDをリンクさせる列であることを示します。

    図13-4 2つの問合せを使用するデータ・モデル(データ・リンクあり)

    図13-4の説明は次にあります
    「図13-4 2つの問合せを使用するデータ・モデル(データ・リンクあり)」の説明

  3. 新しいデータ・リンクの線をダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、プロパティの設定を調べます。

    • G_CUSTIDは親として識別され、Q_Itemは子として示されます。データに関しては、顧客の識別子と名前でマスター・レコードが構成され、Q_Item問合せで取得された関連品目注文情報に対して1度出力されます。

    • 「SQL句」プロパティにWHEREがすでに表示されています。WHEREは、マスター/ディテール・リレーションシップで使用されるデフォルトの句です。WHEREは、HAVINGやSTART WITHなど、他のSQL句に置換できますが、このレポートではWHEREが正しいデフォルトです。

    • また、等号(=)が「条件」プロパティに表示されていることにも注意してください。等式(つまりtable1.columnname = table2.columnname)は、データ・リンクによって定義されたマスター/ディテール・リレーションシップのデフォルトの条件です。等号はサポートされている他の条件演算子に置換できます。サポートされている条件演算子を確認するには、このフィールドをクリックしてください。ただし、このレポートではデフォルトの条件が適切です。