第VI部

PL/SQLおよびJavaを使用したレポートの作成

第VI部の各章では、PL/SQLコードまたはJavaを使用したレポートの作成手順を示します。PL/SQL、PL/SQLライブラリ、REFカーソルおよびバーコードをレポートに組み込むことができます。また、パラメータ・フォームを含むJSPベースのWebレポートを作成できます。

• 第40章「PL/SQLを含むレポートの作成」

PL/SQLレポートでは、外部PL/SQLライブラリおよびレポート内のPL/SQLを使用して、フォーマットの変更や列値に対する計算を実行できます。たとえば、フォーマット・トリガーでPL/SQLプロシージャを使用することによって、ブレーク・レポートと同じような空白をレコード間に挿入したり、各従業員の報酬合計を計算することがきます。

• 第41章「REFカーソルを使用したペーパー・レポートの作成」

REFカーソルを使用したペーパー・レポートは、問合せの管理に役立ちます（REFカーソルは、PL/SQL問合せから参照できるPL/SQLカーソル・データ型です）。たとえば、作成した多数の問合せをレポートで再利用する場合は、レポート・データ・モデル内でREFカーソルを使用することで、それらの問合せにアクセスできます。

• 第42章「JSPベースのWebレポートに対する単純なパラメータ・フォームの作成」

JSPベースのWebレポートにパラメータ・フォームを追加することで、レポートに表示するデータを決定するユーザー入力を実行時に受け入れるよう、このレポートを変更できます。

• 第43章「バーコードを使用したレポートの作成」

バーコードJavaBeanを使用して、ペーパー・レポートやWebレポートにバーコードを追加できます。Oracle Reports Builderでは、指定したデータに基づくバーコードがバーコードJavaBeanによって自動で生成されます。たとえば、バーコードを使用すると、発注コードに基づくバーコードを生成することで発注の追跡が可能になります。

• 第44章「アクセス可能なJSPベースのWebレポートの作成」

Oracle ReportsおよびWebアクセシビリティ・ガイドラインで定義された標準を使用すると、スクリーン・リーダーなどの補助テクノロジに対応した出力を生成するレポートを作成できます。Oracle Reportsは、この作業をサポートするプロパティとタグを提供します。