Oracle WebLogic Serverの新機能
11g リリース1(10.3.4)
B55571-04(原本部品番号:E13852-06)
2011年1月
Oracle WebLogic Serverへようこそ。以下の節では、このリリースのWebLogic Serverの新機能と変更点について説明します。
注意: Oracle Fusion Middleware 11gにはOracle WebLogic Server 11gが含まれています。Oracle WebLogic Serverの現在のバージョン番号は10.3.4です。 |
この項では、WebLogic Server 10.3.4の新しいコア・サーバーの機能について説明します。
Oracle Exalogic Elastic Cloudソフトウェアをサポートするために、次のパフォーマンス最適化機能がWebLogic Serverに追加されました。
DomainMbean.ExalogicOptimizationsEnabled
MBean属性を有効にできます - これは、Oracle Exalogicに使用されるスレッド管理、リクエスト処理およびロック競合の最小化を提供するためにWebLogic Serverに追加されました。DomainMbean.ExalogicOptimizationsEnabled
を有効にすると、Oracle Exalogicをサポートするために追加された次のMBean属性が有効になります:
KernelMBean
のScatteredReadsEnabled
属性は、GatheredWritesEnabled
属性は、ネットワーク・スループットの高い環境でI/O効率を改善します。また、これらの最適化機能は、次のWebLogic Serverの起動コマンド・オプションでも有効にできます。
KernelMBean属性 | 対応するWebLogic Server起動オプション |
---|---|
ScatteredReadsEnabled |
-Dweblogic.ScatteredReadsEnabled=true |
GatheredWritesEnabled |
-Dweblogic.GatheredWritesEnabled=true |
ClusterMbean.SessionLazyDeserializationEnabled
属性は、セッション・レプリケーションの効率を改善します。また、この最適化機能は、-Dweblogic.replication.enableLazyDeserialization=true
WebLogic Server起動コマンド・オプションで有効にできます。
KernelMBean.AddWorkManagerThreadsByCpuCount
属性は、Exalogicプロセッサ・アーキテクチャのスレッド機能と連携することで、自動チューニング・スレッド・プールの効率を改善します。
ソケット・ダイレクト・プロトコル(SDP)を使用するようにネットワーク・チャネルを構成できます。Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプのネットワーク・チャネルに対するソケット・ダイレクト・プロトコルの有効化に関する項を参照してください。
注意: これらの機能を使用するために追加構成が必要な場合があります。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareライセンス情報』を参照してください。 |
Oracle Exalogic Elastic Cloudソフトウェアに対するこれらの最適化機能の使用の詳細は、Exalogic Elastic Cloudエンタープライズ・デプロイメント・ガイドのOracle WebLogic Server 11gリリース1(10.3.4)でのExalogic固有の拡張機能の有効化に関する項を参照してください。
この項では、WebLogic Server 10.3.4の新しいデプロイメント機能について説明します。
WebLogic Server用Apache Mavenプラグイン(weblogic-maven-plugin
)を使用して、コマンドライン・ユーティリティweblogic.Deployer
でサポートされているのと同様のデプロイメント操作を行うことができるようになりました。プラグインを使用すると、Mavenを使用して構築されたアプリケーションのMaven環境からWebLogic Serverへのデプロイ、再デプロイ、更新などを行うことができます。詳細は、『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』のデプロイメントでのWebLogic Mavenプラグインの使用に関する項を参照してください。
upload
オプションを使用して大規模なアプリケーション・ファイルがデプロイされる場合に起こりうる問題を回避するために、新しいシステム・プロパティweblogic.deploy.UploadLargeFile
が追加されました。java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space
エラーが表示される場合、デプロイメント・クライアントの起動に使用するjava
コマンドにこのフラグを含めてください。
WebLogic Serverパッチ・リリース9.2 MP2、9.2 MP3、10.0 MP1、10.0 M2、10.3、10.3.1、10.3.2または10.3.3を使用する場合、このフラグは必要ありません。
バージョン10.3.3で、WebLogic診断フレームワークにWLDF診断ボリューム設定が導入されました。これによって、実行時にWebLogic Serverによって自動的に生成され、JRockitフライト・レコーダに取得されるデータの量が制御されます。バージョン10.3.3では、WLDF診断ボリュームはデフォルトでOff
に設定されています。ただし、バージョン10.3.4では、デフォルト設定はLow
に変更されています。
WLDF診断ボリューム設定と、これを使用したWebLogic ServerイベントのJRockitフライト・レコーダへの伝播の詳細は、『Oracle WebLogic Server診断フレームワークの構成と使い方』のJRockitフライト・レコーダに対する診断イメージ・キャプチャの構成に関する項を参照してください。WLDFのJRockitフライト・レコーダとの統合機能の概要は、WLDFのOracle JRockitフライト・レコーダでの使用に関する項を参照してください。
この項では、WebLogic Server 10.3.4の新しいEJBの機能について説明します。
WebLogic Server 10.3.4には、高可用性とパラレル処理を実現するための新しいメッセージドリブンBean(MDB)アクティブ化構成プロパティ、構成順列およびデプロイメント・アクションが含まれています。『Oracle WebLogic ServerメッセージドリブンBeanのプログラミング』のMDBのデプロイメント要素とアノテーションに関する項と、JMSトピックを使用したMDBの構成とデプロイに関する項を参照してください。
MDBでは、分散トピック(DT)にスケーラビリティと高可用性を提供する新しいJMSの機能を利用できます。
WebLogic Server 10.3.4では、前述の新しいアクティブ化構成プロパティに加えて、JMS分散トピックのサポートが強化されています。分散トピックを使用する場合(特に、恒久サブスクリプションを使用する場合)のMDBデプロイメントはよりスケーラブルになり、可用性が高まりました。『Oracle WebLogic ServerメッセージドリブンBeanのプログラミング』の次の章を参照してください。
JMSトピックを使用したMDBの構成とデプロイ
MDBのデプロイメント要素とアノテーション
トピックのデプロイメント・シナリオ
トピックのサブスクリプション識別子
WebLogic MDBがWebLogic JMSを利用する仕組み
WebLogic Server 10.3.4に適用可能なパッチによって、Java Persistence Architecture(JPA)2.0プロバイダであるTopLinkのサポートが可能になります。JPA 2.0では、ドメイン・モデリング、オブジェクト/リレーショナル・マッピング、EntityManagerインタフェース、問合せインタフェースおよびJava Persistence Query Language(JPQL)の各機能が向上し、強化されています。条件問合せ、メタモデルAPIおよび検証のサポート用の新しいAPIが含まれています。JPA 2.0の仕様は、「JSR-000317 Java Persistence 2.0 (Final Release)」(http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr317/index.html
)を参照してください。
JPA 2.0のサポートを有効にするには、WebLogic Serverのパッチをダウンロードしてインストールする必要があります。JPA 2.0は、WebLogic Server 10.3.4に含まれるopenJPA/Kodoではサポートされません。
My Oracle Supportにログインし、パッチ9923849をダウンロードします。
Smart Updateを使用する場合、パブリック・パッチQWG8を適用します。
注意: JPA 2.0は、Java Platform, Enterprise Edition(Java EE)6の一部であるため、WebLogic ServerでのJPA 2.0のサポートはパッチとして提供されます。このため、現在のリリースでJPA 2.0のサポートを有効にすると、WebLogic ServerがJava EE 5との互換性の要件に一部適合しなくなります。現在のリリースでJava EE 5との互換性を保つために、サポートに必要なファイル(WebLogic Serverの標準インストールに含まれています)がデフォルトでは有効になりません。 |
詳細は、『Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansバージョン3.0のプログラミング』のWebLogic ServerでのJPA 2.0とTopLinkの使用に関する項を参照してください。
この項では、WebLogic Server 10.3.4の新しいインストールとアップグレードの機能について説明します。
WebLogic Server 10.3.4では、Linux x86 64ビット用のWebLogic Serverのインストーラ(wls1034_linux64.bin
)が使用できます。このインストーラには、WebLogic Server、CoherenceおよびOracle JRockit 1.6.0が含まれます。
このリリースより、開発のみのインストール向けに補助ZIPインストーラが提供されます。このインストーラは、WebLogic Server 10.3.3以降提供されている開発のみのインストーラを補足するものです。補助インストーラには、開発のみの環境向けに次のWebLogic Server追加コンポーネントが含まれます。
サンプル・ファイル(WL_HOME
/samples
に展開)
Derbyデータベースと関連スクリプト(WL_HOME
/common/derby
に展開)
英語以外のロケール用の管理コンソール・ヘルプ・ファイル(WL_HOME
/server/lib/consolaapp/consolehelp/
locale_directory
に展開) - ロケール・ディレクトリは次のとおりです:
de
es
fr
it
ja
ko
pt-br
zh-cn
zh-tw
詳細は、『Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の開発のみのインストールに関する項を参照してください。
この項では、WebLogic Server 10.3.4の新しいJDBCの機能について説明します。
このリリースでは、グリッド・リンク・データ・ソースという新しいデータ・ソース・タイプが提供され、Oracle RACのサポートが強化されます。グリッド・リンク・データ・ソースによって次のものが提供されます:
単一のWebLogic Serverデータ・ソースとOracle RACクラスタをターゲットとするサービスとの間のOracle RAC接続性を構成するための簡単で統一化された方法。
Oracle RACクラスタでの状態の変化に適用して応答する機能 - 次に対するサポートを含みます:
高速接続フェイルオーバー(FCF)
ランタイム接続ロード・バランシング(RCLB)
データベースの正常停止
Oracle RACクラスタで行われるすべてのデータベース操作が同じOracle RACインスタンスに向けられるようにする、グローバル・トランザクション用XAアフィニティなどの追加パフォーマンス機能。
Oracle Single Client Access Name(SCAN)アドレスのサポート。これによって、複数のグリッド・リンク・データ・ソース・データベース・リスナー・アドレスとONSデーモン・アドレスをSCANリスナーに登録し、Oracle RACインスタンスへのアクセスに使用される単一の名前で表示できます。Oracle RACノードを追加または削除する場合、SCANアドレスを含むグリッド・リンク・データ・ソースを変更する必要はありません。
詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』のグリッド・リンク・データ・ソースの使用に関する項を参照してください。
JDBCリソースがWebLogic Server管理コンソールのドメイン・ツリー内で再編成されました。汎用データ・ソース、グリッド・リンク・データ・ソースおよびマルチ・データ・ソースはすべて、管理コンソールのドメイン・ツリーで「サービス」→「データ・ソース」ブランチの下に置かれます。
データ・ソース・ファクトリ(非推奨)は、このリリースでもサポートされますが、データ・ソース・ファクトリを含む既存のドメインをアップグレードした場合以外はドメイン・ツリーに表示されません。アップグレードしたドメインにデータ・ソース・ファクトリが含まれる場合、管理コンソールのドメイン・ツリーで「サービス」→「データ・ソース・ファクトリ」ブランチの下に置かれます。
このリリースでは、高パフォーマンスのソケット実装であるソケット・ダイレクト・プロトコル(SDP)がサポートされます。使用する環境でSDPをサポートする場合、『Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』のグリッド・リンク・データ・ソースに対するソケット・ダイレクト・プロトコルの有効化に関する項を参照してください。
このリリースでは、システム・プロパティの値を使用したドライバ・プロパティの設定がサポートされます。各プロパティの値は、指定されたシステム・プロパティから実行時に導出されます。データ・ソース構成のシステム・プロパティ
属性を編集すると、管理コンソールを使用して接続ベースのシステム・プロパティを構成できます。
WebLogic Serverには、Oracleドライバの使用時にデータ・ソースのパフォーマンスを向上させる、次のような属性が用意されています:
Oracle JDBC JavaNet Fastpath: Oracle JDBC JavaNet Fastpathでのデータのコピーとフラグメントの削減を可能にします。
Oracle Optimize UTF8 Conversion: Oracle JDBCでのUTF-8変換オプションの最適化を可能にします。
使用する環境でこれらの属性をサポートする場合、Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプの「Oracleパラメータの構成」を参照してください。
このリリースでは、「ローカル・トランザクション後の接続を保持」
という新しい属性が提供されます。この属性を使用すると、ローカル・トランザクションのコミットまたはロールバック時、論理接続に関連付けられている物理データベース接続をWebLogic Serverで保持できます。Oracle WebLogic Server MBeanリファレンスのKeepConnAfterLocalTxに関する項を参照してください。
このリリースでは、物理接続にアクセスするgetVendorConnectionSafe
が提供されます。getVendorConnection
同様、このメカニズムでは、プールされているデータベース接続からベースとなる物理接続(ベンダー接続)が返されます。ただし、接続を閉じると、「影響のある接続の削除を有効化」
の設定に関係なく、プールに返されます。一部のアプリケーションでは、getVendorConnectionSafe
によって、過度の接続の作成がなくなり、パフォーマンスが向上します。詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCのプログラミング』のデータ・ソースからの物理接続の取得に関する項を参照してください。
このリリースでは、DataDirectデータベース・ドライバの使用時に表示されるエラー・メッセージには、OWLSではなくFMWGENという接頭辞が付きます。
この項では、このリリースのOracle WebLogicのWebLogic JTAの新しい機能と変更された機能について説明します。
Oracle Database(Oracle AQおよびOracle RACを含む)などのリソース・マネージャによって読取り専用最適化が提供される場合、Oracle WebLogicで読取り専用1フェーズ・コミットの最適化を提供することができます。これによって、同一XAトランザクションの複数の接続を有効にする場合でも、Oracle WebLogicとリソース・マネージャの両方に、XAResource.prepare
ネットワーク・コールの消去やトランザクション・ログ書込みなどの様々な利点がもたらされます。
注意: 読取り専用1フェーズ・コミットの最適化には、Oracle DB 11.1.0.7.3PSU以上が必要です。 |
『Oracle WebLogic Server JTAのプログラミング』の読取り専用1フェーズ・コミットの最適化に関する項を参照してください。
このリリースでは、コミット済みトランザクションの合計数統計を細分化した、新しいコミット済みトランザクション監視統計が提供されます。
リソースのないコミット済みトランザクションの合計数 - サーバーの起動以降コミットされた、リソースが確保されていないトランザクションの合計数。
1リソース1フェーズ・コミット済みトランザクション合計数 - サーバーの起動以降1フェーズ・コミットされた、1リソースのみが確保されたトランザクションの合計数。
読取り専用1フェーズ・コミット済みトランザクション合計数 - サーバーの起動以降、読取り専用最適化のために1フェーズ・コミットされた、複数のリソースが確保されたトランザクションの合計数。
2フェーズ・コミット済みトランザクション合計数 - サーバーの起動以降2フェーズ・コミットされた、複数のリソースが確保されたトランザクションの合計数。
LLRコミット済みトランザクション合計数 - サーバーの起動以降コミットされたLLRトランザクションの合計数。
『Oracle WebLogic Server JTAのプログラミング』の読取り専用1フェーズ・トランザクション統計の監視に関する項を参照してください。
このリリースには、次の新しい機能と変更された機能が含まれています。
重み設定された分散宛先はWebLogic Server 10.3.4.0では推奨されません。共通分散宛先を使用することをお薦めします。
パーティション化された分散トピックによって、メッセージのメンバーへのロード・バランス機能が提供されます。これは、非常にスケーラブルで可用性の高いパブリッシング・メカニズムです。『Oracle WebLogic Server JMSの構成と管理』のパーティション化された分散トピックの構成に関する項を参照してください。
無制限のクライアントIDポリシーによって、複数のJMS接続での同じクライアントIDの使用が可能になります。『Oracle WebLogic Server JMSの構成と管理』の無制限のクライアントIDの構成に関する項を参照してください。
共有サブスクリプションによって、複数のサブスクライバによる同じサブスクリプションの共有が可能になり、1つのサブスクリプションのメッセージをパラレル処理できます。『Oracle WebLogic Server JMSの構成と管理』の共有サブスクリプションの構成に関する項を参照してください。
高可用性とパラレル処理を実現するための新しいメッセージドリブンBean(MDB)アクティブ化構成プロパティ、構成順列およびデプロイメント・アクション。『Oracle WebLogic ServerメッセージドリブンBeanのプログラミング』の分散トピックを使用したMDBの構成とデプロイメントのストラテジに関する項を参照してください。
高可用性アプリケーションの設計に必要な、高度なWebLogic JMSのパブリッシュとサブスクライブ(pub/sub)の概念および共通分散トピック(UDT)の機能。『Oracle WebLogic Server JMSのプログラミング』の高度なPub/Subアプリケーションの開発に関する項を参照してください。
JMSDestinationAvailabilityHelper APIによって、宛先が使用可能になったとき、または使用できなくなったときに通知を受ける方法が提供されます。これらのAPIは、高度な使用事例のみを対象としています。このヘルパーは、WebLogic分散コンシューマの問題を解決する手段が他にない場合にのみ使用してください。『Oracle WebLogic Server JMSのプログラミング』のJMS宛先可用性ヘルパーAPIと分散宛先を使用した高度なプログラミングに関する項を参照してください。
この項では、WebLogic Server 10.3.4でのその他の変更点を挙げ、説明します。
WebLogic Server 10.3.4より、WorkShop for WebLogicがサポートされなくなりました。Oracle JDeveloperをかわりに使用することをお薦めします。
WebLogic Server 10.3.4にアップグレードする前に、WebLogic ServerインストールからWorkShop for WebLogicを削除する必要があります。WebLogic Server 10.3.4では、WorkShopコンポーネントの削除はサポートされません。
この項では、10.3.4のWebLogicセキュリティ・サービスに追加された次の新機能について説明します。
このリリースのWebLogic Serverでは、JDK 6のRSA暗号サービスがサポートされます。WebLogic ServerでのSSLのサポートの詳細は、『Oracle WebLogic Serverセキュリティの理解』のSecure Sockets Layer(SSL)に関する項を参照してください。
WebLogic Serverに、エンド・ユーザー・リクエストに含まれている詳細を調べて認証が成功か失敗かを判別する機能が追加されています。詳細は、エンド・ユーザーの証明書、サブジェクト、IPアドレスなどです。この機能は、weblogic.security.SSL.CertificateCallback
インタフェースによって提供され、これを実装して証明書コールバック・ハンドラを作成できます。WebLogic Serverで構成されている場合、セキュアなRMI接続(T3SやIIOPSプロトコルを使用するもの)を介してクライアント・リクエストを受け取ると、このコールバック・ハンドラが自動的に起動されます。
この機能の詳細は、『Oracle WebLogic Serverの保護』のエンド・ユーザー証明書の有効性の確認に関する項を参照してください。
このリリースのWebLogic Serverでは、追加属性(グループ情報以外)を取得してSAMLアサーションに書き込んだり、着信SAMLアサーションからの属性のマップを可能にするカスタム属性マッパーの使用をサポートするために、SAML 1.1および2.0の資格証明マッピング・プロバイダとアイデンティティ・アサーション・プロバイダのメカニズムが強化されています。
この強化のために追加されたSAML属性APIとその例などの詳細は、『Oracle WebLogic Serverセキュリティのプログラミング』のSAML SSO属性サポートの構成に関する項を参照してください。
このバージョンのWebLogic Serverでは、Spring 3.0がサポートされます。
Oracle Web Services Manager(OWSM)ポリシーがWebLogic SCAアプリケーションでサポートされるようになりました。詳細は、『Oracle WebLogic Server WebLogic SCAアプリケーションの開発』を参照してください。
この節では、このリリースのWebLogic ServerにおけるWebアプリケーション、サーブレット、およびJSPの変更点および新機能について説明します。
このリリースのWebLogic Serverでは、管理コンソールまたはWLSTおよびjavaベースのノード・マネージャを介してWebLogic Server管理サーバーを使用し、スタンドアロンのCoherenceキャッシュ・サーバーのライフサイクルを管理および監視できます。詳細は、ActiveCacheの使い方に関するガイドのノード・マネージャを使用したキャッシュ・サーバーの起動に関する項を参照してください。
WebLogic Serverに、クラスローダー構成のフィルタリングを簡単にし、クラスロードの問題の分析を支援(競合の検出、アプリケーション・クラスパスやクラスの競合のデバッグなど)して、問題の解決に役立つ策を提案するWebベースのクラス分析ツールが含まれるようになりました。詳細は、『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』のクラスローダー分析ツール(CAT)の使用に関する項を参照してください。
この節では、このリリースのWebLogic ServerにおけるWebLogic Webサービスの新機能と変更点について説明します。
このリリースでは、JAX-WS Webサービスに対するWS-I RSP 1.0がサポートされます。これには、表1に定義する標準のサポートも含まれます。
サポートされる機能の詳細は、次を参照してください:
『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの高度な機能のプログラミング』のWeb Services Reliable Messagingの使用に関する項
『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの高度な機能のプログラミング』のWebサービスの非同期起動に関する項
『Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護』
表1 JAX-WS Webサービスに対してサポートされているWS-I RSP標準
標準 | 説明 |
---|---|
Web Services Reliable Messagingバージョン1.2 |
ソフトウェア・コンポーネント、システム、またはネットワークに障害が発生した場合に、別々のWebLogic Serverインスタンス上で動作する2つのWebサービスが確実に通信するため実装。 |
Web Services MakeConnectionバージョン1.1 |
送信側エンドポイントが受信側エンドポイントへの新規接続を開始できない場合に2つのエンドポイント間でメッセージを転送するメカニズムを提供します。 |
Web Services SecurityPolicy 1.3 |
WS-Policyフレームワークで使用するセキュリティ・ポリシー・アサーションのセット。 |
Web Services Trust Languageバージョン1.4 |
Web Services Security(WS-Security)に基づく拡張。これにより、非同期通信を安全に実行できます。 |
Web Services SecureConversationバージョン1.4 |
WS-SecurityとWS-Trustに基づく拡張。これにより、非同期通信を安全に実行できます。 |
WebLogic Serverには、Webアプリケーションとしてパッケージされ、Jersey JAX-RS RIバージョン1.1.5.1に基づくRESTful Webサービス・アプリケーションの実行に必要な事前作成共有ライブラリが含まれています。必要に応じて、このバージョンをWebLogic Serverに登録して使用したり、最新バージョンを作成してデプロイできます。詳細は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの高度な機能のプログラミング』のRESTful Webサービスのプログラミングに関する項を参照してください。
このリリースでは、Oracle Enterprise Manager Fusion MiddlewareコントロールでのWebLogic Java EE Webサービス(特にポリシー違反情報)の監視サポートが強化されています。詳細は、『Webサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイド』のWebサービスに対するセキュリティ違反の表示に関する項を参照してください。
このリリースのWebLogic Serverには、スタンドアロン・クライアントを使用したSAML 1.1ベアラーの例が含まれています。この例は、WebLogic ServerインストールのWL_HOME
\samples\server\examples\src\examples\webservices\saml\bearer11ssl
にあります。この例によって、Webサービス・アプリケーションの認証にSAMLアサーションを使用する場合のWS-Trustによる最小構成と設定が示されます。
このリリースのWebLogic Serverには、WebサービスでのSAML属性のサポートが含まれています。SAMLの仕様(http://www.oasis-open.org
を参照)では、特定のサブジェクトに関する不特定の追加情報をSAMLパートナ間でアサーション内の属性文としてやり取りすることが許可されています。したがって、SAML属性アサーションは、サブジェクトの属性に関してサイトで決定される情報を伝達する、特定のタイプのSAMLアサーションです。属性データの型は、String
です。
SAML属性はターゲット・パートナ・サービスで確認でき、認証または認可の際の追加情報として使用できます。
このリリースには、SAML 2.0のSAML属性を実装するサンプル・アプリケーションが含まれています。このサンプルは、WebLogic ServerインストールのWLS_HOME
\samples\server\examples\src\examples\webservices\saml\saml20sv
にあります。
詳細と例については、『Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護』のWebサービスでのSAML属性の構成に関する項を参照してください。
WebLogic Server 11g リリース1で非推奨になった機能に関する情報は、My Oracle Support(https://support.oracle.com/
)で入手できます。「ナレッジ・ベースの検索」フィールドに次のドキュメントIDを入力してください。
888028.1
この節では、WebLogic Server 10.3で非推奨になったすべての機能のリストを示します。
『Oracle WebLogic Serverコマンド・リファレンス』に記載されているコマンド・ライン・ツールEarInitは、このリリースのWebLogic Serverで非推奨になりました。したがって、今後は次のことを行わないでください:
DDInitユーティリティを使用してエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメント記述子を生成する。
EarInitを呼び出すddcreate Antタスクを使用する。
Oracle タイプ4 JDBCドライバはWebLogic Server 10.3で非推奨になり、WebLogic Server 10.3.1で削除されました。このドライバのかわりに、WebLogic Serverに付属しているOracle Thin Driverを使用してください。Oracle Thin Driverの詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』のWebLogic ServerでのJDBCドライバの使い方に関する項を参照してください。
このリリースのWebLogic Serverでは、以下のクラスの内部フィールドおよび内部メソッドが非推奨になり、ドキュメント化も廃止されました。
weblogic.deploy.api.model.WebLogicDeployableObject
weblogic.deploy.api.model.WebLogicJ2eeApplicationObject
weblogic.deploy.api.shared.WebLogicModuleType
weblogic.deploy.api.tools.SessionHelper
完全なリストについては、以下の節を参照してください。
この節では、weblogic.deploy.api.model.WebLogicDeployableObjectの非推奨になったフィールド、メソッド、およびクラスのリストを示します。
フィールド
ストリングuri
Boolean haveAppRoot
DDRootFields ddRoot
ClassLoaderControl clf
ファイル・プラン
File plandir
DeploymentPlanBean planBean
LibrarySpec[] libraries
boolean deleteOnClose
ClassFinder resourceFinder
InputStream getDDStream()
void setDDBeanRoot()
InputStream getSteamFromParent()
メソッド
LibrarySpec[] getLibraries()
WebLogicJ2EEApplicationObject getParent()
void closeGCL()
void closeResourceFinder()
void closeVJF()
クラス
DDRootFields
この節では、weblogic.deploy.api.model.WebLogicJ2eeApplicationObjectの非推奨になったフィールドおよびメソッドのリストを示します。
フィールド
ApplicationBean app
メソッド
String[] getModuleUris()
void initEmbeddedModules()
void addModule()
File getModulePath
この節では、weblogic.deploy.api.shared.WebLogicModuleTypeの非推奨になったフィールドのリストを示します。
フィールド
WebLogicModuleType CONFIG
WebLogicModuleType SUBMODULE
String MODULETYPE_EAR
String MODULETYPE_WAR
String MODULETYPE_EJB
String MODULETYPE_RAR
String MODULETYPE_CAR
String MODULETYPE_UNKNOWN
String MODULETYPE_JMS
String MODULETYPE_JDBC
String MODULETYPE_JDBC
String MODULETYPE_INTERCEPT
String MODULETYPE_CONFIG
OpenJPAは、互換性が保証されるAPIセットが含まれるようになりました。これらは、パッケージorg.apache.openjpa.persistence
およびorg.apache.openjpa.persistence.jdbc
のパブリック・インタフェースとアノテーションです。互換性を保証するために、これらのインタフェースの一部のメソッド・シグネチャの戻り値の型は、下位互換性を維持することなく変更されました(「OpenJPAの変更されたメソッド・シグネチャ」を参照)。また一部のメソッドおよびフィールドは、OpenJPA 1.0で非推奨になり、次のリリースのOpenJPAで削除される可能性が高くなりました(「OpenJPAの非推奨になったメソッドとフィールド」を参照)。したがって、これらの使用については保証されません。
注意: @published の付いたOpenJPAインタフェースとクラスのみ、互換性が保証されます。OpenJPAプロジェクトは、SPIインタフェースの互換性の管理に努めていますが、それを保証するものではありません。また、SPIインタフェースからのクラスとインタフェースは将来変更される可能性があります。 |
この節では、OpenJPAの変更されたメソッド・シグネチャを示します。
表2 org.apache.openjpa.persistence.OpenJPAEntityManagerの変更されたメソッド・シグネチャ
1.0より前のメソッド・シグネチャ | 1.0以降のメソッド・シグネチャ |
---|---|
public int getConnectionRetainMode(); |
public ConnectionRetainMode getConnectionRetainMode(); |
public int getRestoreState(); |
public RestoreStateType getRestoreState(); |
public int getDetachState(); |
public DetachStateType getDetachState(); |
public int getAutoClear(); |
public AutoClearType getAutoClear(); |
public int getAutoDetach(); |
public EnumSet<AutoDetachType> getAutoDetach(); |
表3 org.apache.openjpa.persistence.OpenJPAQueryの変更されたメソッド・シグネチャ
1.0より前のメソッド・シグネチャ | 1.0以降のメソッド・シグネチャ |
---|---|
public int getOperation(); |
public QueryOperationType getOperation(); |
表4 org.apache.openjpa.persistence.jdbc.JDBCFetchPlanの変更されたメソッド・シグネチャ
1.0より前のメソッド・シグネチャ | 1.0以降のメソッド・シグネチャ |
---|---|
public int getEagerFetchMode(); |
public FetchMode getEagerFetchMode(); |
public int getSubclassFetchMode(); |
public FetchMode getSubclassFetchMode(); |
public int getResultSetType(); |
public ResultSetType getResultSetType(); |
public int getFetchDirection(); |
public FetchDirection getFetchDirection(); |
public int getJoinSyntax(); |
public JoinSyntax getJoinSyntax(); |
この節では、OpenJPAの非推奨になったメソッドとフィールドのリストを示します。
表7 org.apache.openjpa.persistence
非推奨 | 推奨 |
---|---|
OpenJPAPersistence.EntityManager |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.EntityManagerFactory |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toEntityManagerFactory (BrokerFactory) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toBrokerFactory(EntityManagerFactory) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toEntityManager(Broker) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toBroker(EntityManager) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.getMetaData(Object) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.getMetaData(EntityManager, Class) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.getMetaData(EntityManagerFactory, Class) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.fromOpenJPAObjectId(Object) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toOpenJPAObjectId(ClassMetaData, Object) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toOpenJPAObjectId(ClassMetaData, Object[]) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.toOpenJPAObjectId(ClassMetaData, Collection) |
JPAFacadeHelper |
OpenJPAPersistence.fromOpenJPAObjectIdClass(Class) |
JPAFacadeHelper |
FetchPlan.getQueryResultCache() |
FetchPlan.getQueryResultCacheEnabled() |
FetchPlan.setQueryResultCache(boolean cache) |
FetchPlan.setQueryResultCache() |
FetchPlan.getDelegate() |
FetchPlan.getDelegate() 注意: ExtentImplにキャストします。このメソッドは、公開APIの境界を越えてSPIキャストを実行します。 |
OpenJPAEntityManagerFactory.CONN_RETAIN_DEMAND |
ConnectionRetainMode enum |
OpenJPAEntityManagerFactory.CONN_RETAIN_TRANS |
ConnectionRetainMode enum |
OpenJPAEntityManagerFactory.CONN_RETAIN_ALWAYS |
ConnectionRetainMode enum |
OpenJPAEntityManagerFactory.getConfiguration() |
OpenJPAEntityManagerFactorySPI.getConfiguration() |
OpenJPAEntityManagerFactory.addLifecycleListener(Object, Class[]) |
OpenJPAEntityManagerFactorySPI.addLifecycleListener(Object, Class[]) |
OpenJPAEntityManagerFactory.removeLifecycleListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerFactorySPI.removeLifecycleListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerFactory.addTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerFactorySPI.addTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerFactory.removeTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerFactorySPI.removeTransactionListener(Object) |
QueryResultCache.getDelegate() |
QueryResultCache.getDelegate() 注意: ExtentImplにキャストします。このメソッドは、公開APIの境界を越えてSPIキャストを実行します。 |
Extent.getDelegate() |
Extent.getDelegate() 注意: ExtentImplにキャストします。このメソッドは、公開APIの境界を越えてSPIキャストを実行します。 |
OpenJPAQuery.OP_SELECT |
QueryOperationType enum |
OpenJPAQuery.OP_DELETE |
QueryOperationType enum |
OpenJPAQuery.OP_UPDATE |
QueryOperationType enum |
OpenJPAQuery.FLUSH_TRUE |
FlushModeType enum |
OpenJPAQuery.FLUSH_FALSE |
FlushModeType enum |
OpenJPAQuery.FLUSH_WITH_CONNECTIONS |
FlushModeType enum |
OpenJPAQuery.addFilterListener(FilterListener) |
OpenJPAQuerySPI.AddFilterListener(FilterListener) |
OpenJPAQuery.removeFilterListener(FilterListener) |
OpenJPAQuerySPI.removeFilterListener(FilterListener) |
OpenJPAQuery.addAggregateListener(AggregateListener) |
OpenJPAQuerySPI.addAggregateListener(AggregateListener) |
OpenJPAQuery.removeAggregateListener(AggregateListener) |
OpenJPAQuerySPI.removeAggregateListener(AggregateListener) |
StoreCache.getDelegate() |
StoreCache.getDelegate() 注意: ExtentImplにキャストします。このメソッドは、公開APIの境界を越えてSPIキャストを実行します。 |
Generator.getDelegate() |
Generator.getDelegate() 注意: ExtentImplにキャストします。このメソッドは、公開APIの境界を越えてSPIキャストを実行します。 |
OpenJPAEntityManager.CONN_RETAIN_DEMAND |
ConnectionRetainMode enum |
OpenJPAEntityManager.CONN_RETAIN_TRANS |
ConnectionRetainMode enum |
OpenJPAEntityManager.CONN_RETAIN_ALWAYS |
ConnectionRetainMode enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_FETCH_GROUPS |
DetachStateType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_FGS |
DetachStateType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_LOADED |
DetachStateType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_ALL |
DetachStateType enum |
OpenJPAEntityManager.RESTORE_ALL |
RestoreStateType enum |
OpenJPAEntityManager.RESTORE_NONE |
RestoreStateType enum |
OpenJPAEntityManager.RESTORE_IMMUTABLE |
RestoreStateType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_CLOSE |
AutoDetachType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_COMMIT |
AutoDetachType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_NONTXREAD |
AutoDetachType enum |
OpenJPAEntityManager.DETACH_ROLLBACK |
AutoDetachType enum |
OpenJPAEntityManager.CLEAR_DATASTORE |
AutoCleartType enum |
OpenJPAEntityManager.CLEAR_ALL |
AutoCleartType enum |
OpenJPAEntityManager.CALLBACK_FAIL_FAST |
CallBackMode enum |
OpenJPAEntityManager.CALLBACK_IGNORE |
CallBackMode enum |
OpenJPAEntityManager.CALLBACK_LOG |
CallBackMode enum |
OpenJPAEntityManager.CALLBACK_RETHROW |
CallBackMode enum |
OpenJPAEntityManager.CALLBACK_ROLLBACK |
CallBackMode enum |
OpenJPAEntityManager.getConfiguration() |
OpenJPAEntityManagerSPI.getConfiguration() |
OpenJPAEntityManager.setRestoreState(int) |
OpenJPAEntityManager.setRestoreState(RestoreStateType) |
OpenJPAEntityManager.setDetachState(int) |
OpenJPAEntityManager.setDetachState(DetachStateType) |
OpenJPAEntityManager.setAutoClear(int) |
OpenJPAEntityManager.setAutoClear(AutoClearType) |
OpenJPAEntityManager.setAutoDetach(int) |
OpenJPAEntityManager.setAutoDetach(AutoDetachType) |
OpenJPAEntityManager.setAutoDetach(int, boolean) |
OpenJPAEntityManager.setAutoDetach(AutoDetachType, boolean) |
OpenJPAEntityManager.isLargeTransaction() |
OpenJPAEntityManager.isTrackChangesByType() |
OpenJPAEntityManager.setLargeTransaction(boolean) |
OpenJPAEntityManager.setTrackChangesByType(boolean) |
OpenJPAEntityManager.addTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerSPI.addTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManager.removeTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerSPI.removeTransactionListener(Object) |
OpenJPAEntityManager.getTransactionListenerCallbackMode() |
OpenJPAEntityManagerSPI.getTransactionListenerCallbackMode() |
OpenJPAEntityManager.setTransactionListenerCallbackMode(int) |
OpenJPAEntityManagerSPI.setTransactionListenerCallbackMode(int) |
OpenJPAEntityManager.addLifecycleListener(Object, Class[]) |
OpenJPAEntityManagerSPI.addLifecycleListener(Object, Class[]) |
OpenJPAEntityManager.removeLifecycleListener(Object) |
OpenJPAEntityManagerSPI.removeLifecycleListener(Object) |
OpenJPAEntityManager.getLifecycleListenerCallbackMode() |
OpenJPAEntityManagerSPI.getLifecycleListenerCallbackMode() |
OpenJPAEntityManager.setLifecycleListenerCallbackMode(int) |
OpenJPAEntityManagerSPI.setLifecycleListenerCallbackMode(int) |
OpenJPAEntityManager.begin() |
EntityTransaction.begin() |
OpenJPAEntityManager.commit() |
EntityTransaction.commit() |
OpenJPAEntityManager.rollback() |
EntityTransaction.rollback() |
OpenJPAEntityManager.isActive() |
EntityTransaction.isActive() |
OpenJPAEntityManager.commitAndResume() |
OpenJPAEntityTransaction.commitAndResume |
OpenJPAEntityManager.rollbackAndResume() |
OpenJPAEntityTransaction.rollbackAndResume |
OpenJPAEntityManager.setRollbackOnly() |
EntityTransaction.setRollbackOnly() |
OpenJPAEntityManager.setRollbackOnly(Throwable) |
OpenJPAEntityTransaction.setRollbackOnly() |
OpenJPAEntityManager.getRollbackCause() |
OpenJPAEntityTransaction.getRollbackCause() |
OpenJPAEntityManager.getRollbackOnly() |
EntityTransaction.getRollbackOnly() |
JDBCFetchPlan.EAGER_MODE |
FetchMode enum |
JDBCFetchPlan.EAGER_JOIN |
FetchMode enum |
JDBCFetchPlan.EAGER_PARALLEL |
FetchMode enum |
JDBCFetchPlan.SIZE_UNKNOWN |
LRSSizeAlgorithm enum |
JDBCFetchPlan.SIZE_LAST |
LRSSizeAlgorithm enum |
JDBCFetchPlan.SIZE_QUERY |
LRSSizeAlgorithm enum |
JDBCFetchPlan.SYNTAX_SQL92 |
JoinSyntax enum |
JDBCFetchPlan.SYNTAX_TRADITIONAL |
JoinSyntax enum |
JDBCFetchPlan.SYNTAX_DATABASE |
JoinSyntax enum |
JDBCFetchPlan.setEagerFetchMode(int) |
JDBCFetchPlan.setEagerFetchMode(FetchMode) |
JDBCFetchPlan.setSubclassFetchMode(int) |
JDBCFetchPlan.setSubclassFetchMode(FetchMode) |
JDBCFetchPlan.setResultSetType(int) |
JDBCFetchPlan.setResultSetType(ResultSetType) |
JDBCFetchPlan.setFetchDirection(int) |
JDBCFetchPlan.setFetchDirection(FetchDirection) |
JDBCFetchPlan.getLRSSize() |
JDBCFetchPlan.getLRSSizeAlgorithm() |
JDBCFetchPlan.setLRSSize(int) |
JDBCFetchPlan.setLRSSizeAlgorithm(LRSSizeAlgorithm) |
JDBCFetchPlan.setJoinSyntax(int) |
JDBCFetchPlan.setJoinSyntax(setJoinSyntax) |
WebLogic Server 10g リリース3(10.3)では、org.apache.openjpa.persistence.OpenJPAEntityManager
インタフェースはEntityTransaction
を拡張しています。この関係は非推奨であり、将来のリリースでは、OpenJPAEntityManager
はEntityTransaction
を拡張しなくなります。コードに影響を与える可能性のある例を以下に示します。
10.3より前
OpenJPAEntityManager em = ... EntityTransaction t = em;
10.3
OpenJPAEntityManager em = ...; EntityTransaction t = em.getTransaction();
Apache BeehiveはWebLogic Server 10.3で非推奨になりました。OracleはWebLogic Serverの将来のバージョン・リリースでApache Beehive APIを削除する予定です。それに備えて、ご使用のBeehiveアプリケーションおよびインフラストラクチャをOracleのADFやJava Server Faceなどの他のフレームワークに早急に移行することをお薦めします。なお、WebLogic IntegrationとWebLogic Portalでは、Beehiveは引き続き使用可能であり、サポートされます。
このリリースのWebLogic Serverは以下の標準とバージョンをサポートしています。
表8に、現在サポートされているJavaの標準を示します。
表8 Javaの標準のサポート
標準 | バージョン |
---|---|
JAAS |
1.0全体 |
Java API for XML-Based Web Services(JAX-WS) |
2.1, 2.0 |
JACC(Java Authorization Contract for Containers) |
1.1 |
Java EE |
5.0 |
Java EEアプリケーション・デプロイメント |
1.2 |
Java EE CA |
1.5, 1.0 |
Java EE EJB |
3.0、2.1、2.0、および1.1 |
Java EEエンタープライズWebサービス |
1.2, 1.1 |
Java EE JDBC |
4.0, 3.0 |
Java EE JMS |
1.1、1.0.2b |
Java EE JNDI |
1.2 |
Java EE JSF |
2.0, 1.2, 1.1 |
Java EE JSP |
2.1、2.0、1.2、および1.1 |
Java EEサーブレット |
2.5、2.4、2.3、および2.2 |
Java RMI |
1.0 |
JavaMail |
1.4 |
JAX-B |
2.1, 2.0 |
JAX-P |
1.2, 1.1 |
JAX-R |
1.0 |
JAX-RPC |
1.1、1.0(非推奨) |
JCE |
1.4 |
JDK |
6.0(別名1.6)、5.0(別名1.5、クライアントのみ) |
JMX |
1.2, 1.0 |
JPA |
1.0, 2.0 JPA 2.0のサポートの詳細は、「JPA 2.0プロバイダのサポート」を参照してください。 |
JSR 77: Java EE管理 |
1.1 |
JSTL |
1.2 |
OTS/JTA |
1.2および1.1 |
RMI/IIOP |
1.0 |
SOAP Attachments for Java(SAAJ) |
1.3, 1.2 |
Streaming API for XML(StAX) |
1.0 |
Javaプラットフォーム用Webサービス・メタデータ |
2.0, 1.1 |
WebLogic Webサービスに対して現在サポートされている標準のリストについては、『Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの紹介』のWebLogic Webサービスでサポートされている機能と標準に関する項を参照してください。
表9に、このリリースのWebLogic Serverでサポートされるその他の標準のリストを示します。
表9 その他の標準
標準 | バージョン |
---|---|
SSL |
v3 |
X.509 |
v3 |
LDAP |
v3 |
TLS |
v1 |
HTTP |
1.1 |
SNMP |
SNMPv1、SNMPv2、SNMPv3 |
xTensible Access Control Markup Language(XACML) |
2.0 |
Core and Hierarchical Role Based Access Control (RBAC) Profile of XACMLの部分的な実装 |
2.0 |
インターネット・プロトコル(IP) |
バージョン:
|
Fusion Middleware全製品におけるIPv6のサポートの詳細は、Oracle Fusion Middleware 11gリリース1(11.1.1.x)動作保証マトリックスの「IPv6 Certification」ワークシート(http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/oracle%20fusion%20middleware%2011gR1%20(11.1.1.x)%20certification%20matrix.xls
)を参照してください。
サポートされる構成の最新情報については、Oracle Fusion Middlewareのサポートされる構成の中心ページ(http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
)を参照してください。
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を参照してください。
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