Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインフォメーション・ロードマップ 11g リリース1(10.3.5) B61652-03 |
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Oracleでは、永続的データ、生成されるクラス、およびAPIの互換性について、現在のバージョンのWebLogic ServerとWebLogic Server 8.1以降の全バージョンの、バイナリおよびソース・レベルでの互換性をサポートしようと考えています。ただし、完全な互換性を維持できない場合もあります。そのような場合について、『Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイド』で詳しく説明しています。
WebLogic Server 11g リリース1(10.3.5)はJEE5と互換性があります。この互換性があるため、あるオペレーティング・システム・プラットフォームでJava EE 5に準拠したアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを別のプラットフォームに本番環境としてデプロイできます。その際、Java EE 5アプリケーションのコードを変更する必要はありません。OracleはこのようなJava EE 5アプリケーションの移植に関する互換性をWebLogic Serverの1つのリリース・レベルの範囲内で保証しています。
1つの例外を除き、WebLogic Server 11g リリース1(10.3.5)にアップグレードする場合、アプリケーションを再コンパイルしてクラスを新しく生成する必要はありません。
最新バージョンのEJBGenユーティリティは、JDK 5.0メタデータ・アノテーション・スタイルのEJBGenタグのみを認識し、以前のJavadocスタイルによるタグは認識しません。つまり、Javadocスタイルのタグを使用するソース・ファイルは、同等のアノテーションを使用するようにアップグレードしてから、更新されたバージョンのEJBGenを使用して再コンパイルする必要があります。
同一の管理ドメイン内のWebLogic Serverインスタンスはすべて、メジャーおよびマイナー・バージョンが同じである必要があります。1つのドメイン内でサーバーのバージョンを混在させることはできません。
管理ドメイン内のサーバー・インスタンスは、管理サーバーと管理対象サーバーのパッチ・セット・レベルが管理対象サーバーより高い場合、さまざまなパッチ・セット・レベルにできます。
クラスタ内のすべてのサーバー・インスタンスは同じパッチ・セット・レベルにある必要があります。
クラスタまたはドメイン内のサーバー・インスタンスはハードウェアおよびオペレーティング システムが「Supported System Configurations」ページ(http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
)にリストされている任意のハードウェアおよびオペレーティング システム上で実行できます。ただし、クラスタ・サーバー・インスタンスが異なるハードウェアおよびオペレーティング システムで実行されている場合は、ロード・バランシングおよびパフォーマンスに影響がある可能性があります。
Web logic Server 8.1から10.3.5へ移動する場合は、構成ファイルに変更を加える必要があります。WebLogic Serverのバージョン9.0以降では、アップグレード・ツールによって、構成ファイルが自動的に変換されます。
WebLogic Server 11g リリース1(10.3.5)にデプロイされるWebLogic Server 8.1、9.x、10.0、10.3.xのアプリケーションは、変更しなくても動作します。ただし、仕様への準拠や不具合の修正を目的としてAPIの動作が変更されている場合があります。特定の状況では、これらの変更によってアプリケーションの動作が変わる可能性があります。
WebLogic Server 11g リリース1(10.3.5)とWebLogic Server 7.0、8.1、9.x、10.0、10.3.xの間の相互運用性は、次のシナリオでサポートされています。
WebLogic Server 8.1、9.x、10.0、10.3.xクライアントは、IIOP、T3、T3S、HTTPおよびHTTPSを使用してWebLogic Server 10.3.5サーバーがホストするRMIベースのアプリケーションを呼び出すことができます。JMSアプリケーションは、T3、T3S、HTTP、およびHTTPSを使用して呼び出すことができます。
Weblogic Server 10.3.5クライアントは、IIOP、T3、T3S、HTTPおよびHTTPSを使用してWebLogic Server 8.1、9.x、10.0および10.3.xサーバーがホストするRMIベースのアプリケーションを呼び出すことができます。JMSアプリケーションは、T3、T3S、HTTP、およびHTTPSを使用して呼び出すことができます。
WebLogic Server 10.3.5 Webサーバー・プラグインは、8.1、9.x、10.0および10.3.xの最新のパッチ・セット・リリースのサーバーにプロキシできます。
WebLogic Server 7.0とWebLogic Server 10.3.5の間の相互運用性は、以下のシナリオでサポートされています。この相互運用性を動作するためにCR295275に関連するWebLogic Server 7.0パッチが必要です。このパッチはWLS 7.0 SP6およびWLS 7.0 SP7.に適用されます。Oracleのサポートに連絡して、CR295275に関連しているパッチを要求することができます。さらに、RMI/IIOP相互運用性サポートのために、次のフラグを使用してWLS 7.0クライアントを起動します。-Dweblogic.system.iiop.enableClient=true
WebLogic Server 7.0クライアントは、T3、T3S、HTTPおよびHTTPSを使用してWebLogic Server 10.3.5サーバーがホストするRMIベースのアプリケーションを呼び出すことができます。JMSアプリケーションは、T3、T3S、HTTP、およびHTTPSを使用して呼び出すことができます。
WebLogic Server 10.3.5クライアントは、T3、T3S、HTTPおよびHTTPSを使用してWebLogic Server 7.0サーバーがホストするRMIベースのアプリケーションを呼び出すことができます。JMSアプリケーションは、T3、T3S、HTTP、およびHTTPSを使用して呼び出すことができます。
WebLogic Server 10.3.5 Webサーバー・プラグインは7.0の最新のパッチ・セット・リリースのサーバーにプロキシできます。