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Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
パート II ネットワークファイルシステムへのアクセス (トピック)
6. ネットワークファイルシステムへのアクセス (リファレンス)
この節では、さまざまな Solaris リリースの新機能について説明します。
Oracle Solaris 10 Update 10 リリース では、次の変更点が加えられました。
sendmail のデフォルトバージョンが 8.14 に更新されました。
従来のデーモン (svc:/network/smtp:sendmail) およびクライアントキューランナー (svc:/network/smtp:sendmail-client) の管理を改善するため、sendmail インスタンスが 2 つのインスタンスに分割されました。
sendmail.cf および submit.mc 構成ファイルが自動的に再構築されるように、システムを構成可能になりました。必要な手順については、「構成ファイルを自動的に再構築する方法」を参照してください。
デフォルトでは、sendmail デーモンは新しいローカルデーモンモードで動作します。ローカル専用モードでは、ローカルホストやループバック SMTP 接続からの着信メールだけを受信します。たとえば、cron ジョブからのメールやローカルユーザー間のメールを受信します。発信メールの経路は変更されず、着信メールだけが変更されます。ローカル専用モードを選択する場合には、-bl (Become Local モードの略) オプションを使用します。このモードの詳細は、sendmail(1M) のマニュアルページを参照してください。-bd (Become Daemon モード) に戻す方法については、「オープンモードで sendmail を使用する方法」を参照してください。
Solaris 10 1/06 以降のリリースでは、sendmail は Transport Layer Security (TLS) を使用した SMTP をサポートしています。詳細については、次を参照してください。
Solaris 10 1/06 リリースに含まれる新機能の完全な一覧については、『Oracle Solaris 10 8/11 の新機能』を参照してください。
sendmail version 8.13 がデフォルトです。version 8.13 に関する情報とほかの変更点については、次を参照してください。
さらに、メールサービスは、サービス管理機能によって管理されています。このサービスに関する有効化、無効化、再起動などの管理アクションは svcadm コマンドを使用して実行できます。サービスの状態は、svcs コマンドを使用して照会できます。サービス管理機能の詳細は、smf(5) のマニュアルページおよび『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 18 章「サービスの管理 (概要)」を参照してください。