14.3. Sun Ray クライアントでファームウェアを更新する方法

Note

Sun Ray Software のインストールの一部としてファームウェアをインストールおよび更新した場合、この別の手順は必要ありません。

この手順では、最新の Sun Ray Operating Software (ファームウェア) を Sun Ray サーバーにダウンロードしてインストールし、新しいファームウェアでサーバーの .parms ファイルを更新する方法を示します。ファームウェアサーバーが更新されると、そのファームウェアサーバーを使用する Sun Ray クライアントは次回のリブート時に新しいファームウェアをダウンロードして更新します。

この手順は、外部 DHCP サーバーをサポートする共有ネットワーク (LAN) で構成された Sun Ray サーバー向けに用意されています。代替ネットワーク構成の場合は、この手順の後の例を参照してください。

ファームウェア更新後の Sun Ray クライアントで構成 GUI を有効にする必要がある場合は、Section 14.4, “すべての Sun Ray クライアントで構成 GUI を有効または無効にする方法”を参照してください。

  1. 最新の Sun Ray Operating Software をダウンロードして解凍し、Sun Ray サーバーからアクセス可能にします。

    http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sunrayproducts/downloads/index.html を参照してください。

  2. Sun Ray サーバーのスーパーユーザーになります。

  3. ディレクトリを解凍したファームウェアのディレクトリに変更し、ファームウェアをインストールします。

    # ./utfwinstall
  4. ファームウェアを Sun Ray クライアントからアクセス可能にします。

    # utfwadm -AaV

    このコマンドは、外部の DHCP サーバーをサポートする (ネットワーク構成で utadm -L on を使用している) 共有ネットワーク (LAN) で構成されている Sun Ray サーバー用です。代替ネットワーク構成については、この手順の後の例を参照してください。

  5. Sun Ray クライアントの電源を再投入して、新しいファームウェアに更新します。

    Note

    すべての Sun Ray クライアントが古いファームウェアを使用していて Sun Ray サーバーに接続されている場合は、utfwload -l コマンドを使用してそれらを新しいファームウェアに強制的に更新することもできます。

  6. ファームウェアサーバーとして使用されているフェイルオーバーグループ内の各 Sun Ray サーバーで、この手順を繰り返します。

Note

特定のクライアントのファームウェアバージョンを更新するには、-e MAC_address オプションを使用します。

代替ネットワーク構成の例

代替ネットワーク構成には、次の utfwadm コマンド例を使用します。