15.5. デバイスノードのパス

Sun Ray デバイスでは、接続されている USB デバイス上のシリアルポートまたはプリンタポートごとに、デバイスノードが作成されます。デバイスノードは、デバイスが接続しているハブに対応するハブディレクトリ内に作成されます。ノードは次のように名前が付けられます。

manufacturer_name,model_name@upstream_hub_port

その USB デバイスに同じポートが複数ある (たとえば、シリアルポートが 2 つある) 場合、名前の後ろに「:n」が付きます (ここで n は、1 から始まる索引番号です)。

代表的なデバイスノードのパスの例は、次のとおりです。

/tmp/SUNWut/units/IEEE802.MACID/devices/usb@1/hub@1/manufacturer_name,model_name@3:1

命名規則の定義を次に示します。

用語

定義

physical-topology

physical-topology (物理トポロジ) は、hub@port/hub@port などの形式で表されます。port は、そのデバイスまたはその子ハブが接続されている親ハブ上のポートを参照します。

printer-name-1, terminal-name-1

Sun Ray の devices ディレクトリにあるプリンタ名および端末名は、manufacturer,model@port の形式で表され、そのような文字列で表しただけではそのディレクトリ内で一意にならない場合は、コロン (:) で区切られた索引番号を付けます。

printer-name-2, terminal-name-2

Sun Ray の dev ディレクトリにあるプリンタ名および端末名は、製造元とシリアル番号からなり、そのシリアル番号が一意ではない場合には、アルファベットの索引が付けられます。