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この章では、Sun Ray Software が提供するスマートカードサービスの詳細について説明します。
Sun Ray Software 5.2 よりも前のリリースでは、スマートカードサービスは PC/SC-lite アドオンコンポーネントによって提供されていました。このリリースでは、スマートカードサービスは Sun Ray Software 製品の一部として自動的にインストールされます。
Sun Ray Software は、PC/SC-lite API を使用して、スマートカード認証などのスマートカードサービスを自動的に提供します。PC/SC (パーソナルコンピュータ/スマートカード) は、複数の OS プラットフォームでスマートカードデバイスにアクセスするための標準フレームワークです。スマートカードサービスは Oracle Solaris ベースの Sun Ray サーバーでのみ使用できます。
Sun Ray Software でテストされたスマートカードの最新リストについては、Oracle Technology Network の「Smart Cards for Hotdesking」を参照してください。
スマートカードサービスには、Sun Ray クライアント上の統合された Sun Ray スマートカードリーダーとの相互運用性が組み込まれています。外付け USB リーダーは CCID ハンドラでサポートされています (別途ダウンロード可能)。詳細については、Section 8.8, “外部 USB スマートカードリーダーを設定する”を参照してください。
次のソリューションを提供するために、カスタムアプリケーションはよく使用されます。
強力なスマートカードべースの認証ログインおよび PKCS#11
S/MIME デジタル署名メッセージの署名および暗号化
すべての Sun Ray 2 シリーズクライアントおよび Sun Ray 3 シリーズクライアントは、ISO-7816 定義の 3 つのすべての Vcc 電圧 1.8 V (クラス C)、3 V (クラス B)、および 5 V (クラス A) で動作するスマートカードをサポートしています。クライアントファームウェアがカードの動作に最適な電圧を自動的に選択します。この機能の制御に利用可能または必要な管理者設定はありません。