第3章 ソフトウェアのインストール

この章では、Oracle VDI のインストールと構成、Oracle VM VirtualBox (VirtualBox) のインストール、そしてインストールのテストを行います。

Oracle VDI のインストール

root ユーザーでホストにログインします。作業用ディレクトリを、Oracle VDI ソフトウェアアーカイブが含まれるディレクトリに変更します。次のように、Oracle VDI ソフトウェアアーカイブを解凍し、vda‑install コマンドを使用してそのソフトウェアをインストールします。

インストールの最後に、Oracle VDI を構成するように要求されます。Return キーを押して構成を開始します。構成タイプの一覧が表示されます。

1 New Oracle VDI Center
2 Join Oracle VDI Center
                
Select (1/2):

1」(新しい Oracle VDI Center の場合) と入力して、Return キーを押します。構成設定のリストが表示されます。

Review the settings for a new Oracle VDI Center:
   Name: VDI Center
   Administrator Password: ********
   DNS name of this host: vdi.example.com
   Maximum number of sessions on this host: 100
   User ID range start: 150000
   Database: Embedded Oracle VDI

Do you want to create the Oracle VDI Center now? Enter 'c' to customize the settings. ([y]/c):

通常は、デフォルト設定を受け入れてかまいません。確認すべきもっとも重要なことは、示されている DNS 名が完全修飾 DNS 名であることです。デフォルトを受け入れて Oracle VDI Center を作成するには、Return キーを押します。それ以外の場合は、「c」と入力し、Return キーを押して構成設定を変更します。数分後にインストールが完了します。

VirtualBox のインストール

次に、VirtualBox をインストールする必要があります。必要なものはすべて、抽出された Oracle VDI ソフトウェアアーカイブに含まれています。

次のように、VirtualBox ソフトウェアアーカイブを解凍し、作業用ディレクトリを抽出されたディレクトリに変更し、vb‑install スクリプトを使用してそのソフトウェアをインストールします。

# unzip vbox_<version>.zip
# cd vbox_<version>
# ./vb-install

VirtualBox は、Base Pack と Extension Pack の 2 つのコンポーネントで構成されています。VirtualBox ソフトウェアアーカイブには、Extension Pack のみが含まれています。ただし、vb‑install スクリプトによって、VirtualBox の Base Pack がダウンロードされ、Base Pack と Extension Pack の両方がインストールされます。Base Pack のダウンロードに失敗した場合は、http://download.virtualbox.org/virtualbox から手動でダウンロードする必要があります。必ず、そのリリースの Oracle VDI にバンドルされているサポート対象のリリースをダウンロードしてください。Base Pack を vb‑install スクリプトと同じフォルダにコピーしてから、そのスクリプトを再度実行します。

vb‑install スクリプトによって、ユーザー名、パスワード、および SSL 接続に使用するポート番号を入力するよう求められます。デフォルトでは、root ユーザーとポート 443 を使用します。root をユーザーとして使用するのが最善の方法です。別のプロセスでポート 443 を使用している場合は、vb‑install スクリプトによって使用可能な別のポートが推奨されます。このホストに Oracle Secure Global Desktop ソフトウェアもインストールする予定の場合は、異なるポートを選択します。数分後にインストールが完了します。

Oracle VDI Web 管理ツールへのログイン

次に、Oracle VDI の Web 管理ツールである Oracle VDI Manager にログインします。ブラウザを使用して、https://<host-name>:1801 に移動します。ブラウザにセキュリティー警告が表示されて、セキュリティー証明書を受け入れるように求められます。セキュリティー証明書を受け入れます。図 3.1 に示すように、ログインページが表示されます。

図3.1 Oracle VDI Manager のログインページ

このイメージは Oracle VDI Manager のログインページを示しています。

ユーザー名に root を使用し、root のパスワードを使用してログインします。図 3.2 に示すように、Oracle VDI Manager にログインし、「ユーザー」ページが表示されます。

図3.2 「ユーザー」ページ

このイメージはログイン後の Oracle VDI Manager を示し、「会社なし」というメッセージを示しています。

「会社なし」というメッセージが表示されるのは、ユーザーディレクトリをまだ構成していないからです。「4章ユーザーディレクトリへの接続」では、この方法について説明します。