コース： 拡張機能メカニズム
拡張機能（Extension）とは、拡張機能メカニズムを通じてJavaプラットフォームを強化する、パッケージとクラスのグループのことです。 拡張機能メカニズムを利用すると、拡張クラスの名前がクラスパスに含まれていなくても、ランタイム環境から拡張クラスを見つけ、ロードできるようになります。 この点において、拡張クラスはJavaプラットフォームのコア・クラスとほぼ同等になります。 ここに拡張機能（Extension）という名前の由来も含まれています。実際、拡張機能（Extension）はプラットフォームのコアAPIを拡張したものだからです。
このメカニズムによってプラットフォームのコアAPIが拡張されるため、慎重に適用される必要があります。 通常、拡張機能メカニズムは正しく標準化されたインタフェース（Java Community Processによって定義されたものなど）に使用されますが、サイト単位のインタフェースにも適する場合があります。
上の図から分かるとおり、拡張機能(Extension)はJavaプラットフォームの"アドオン"モジュールとしての役割を果たします。 拡張機能(Extension)のクラスと公開APIは、プラットフォーム上で実行されるすべてのアプリケーションから自動的に使用できます。
また、拡張機能メカニズムを使用することで、リモート・ロケーションから拡張クラスをダウンロードし、アプレットで使用できるようになります。
拡張機能(Extension)はJava Archive（JAR）ファイルに含まれています。このコースでは、受講者がJARファイル形式について十分に理解しているものとします。 JARファイルについての理解が不足している場合、このコースのレッスンを進める前に、JARファイルに関する次のドキュメントを参照することを推奨します。
- このチュートリアルのPackaging Programs in JAR Files
- JDK?ドキュメントのJAR Guide
このコースには次の2つのレッスンが含まれています。
Creating and Using Extensions
このセクションでは、Javaプラットフォームに拡張機能(Extension)を追加するための必要事項と、リモート拡張クラスをダウンロードすることで拡張機能メカニズムからアプレットにもたらされる利点について説明します。
