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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド
リリース12.1.0.8
B66835-11
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27 トラブルシューティングおよびベスト・プラクティス

この章では、Coherenceのトラブルシューティングに関するヒントおよびCoherenceのベスト・プラクティスについて説明します。この章には次の項目があります。

27.1 Coherenceのトラブルシューティング

  • メトリック・データの収集: メトリック・データを収集できないCoherenceターゲットがある場合は、次の内容をチェックして、ターゲットの検出に関連する手順を正しく行ったか確認してください。

    • 管理ノードの起動に成功していること、およびエージェント・ホストから管理ノードが稼働しているホストにアクセスできることを確認します。

    • パスワード認証を有効にしている場合は、適切なユーザー名とパスワードを指定。

    • 管理ノードの起動にSSLを使用していない場合は、com.sun.management.jmxremote.ssl=falseオプションを使用してJVMを起動していることを確認します。

  • 動的クライアント・ノード: 常時実行されているわけではない動的クライアント・ノードがある場合、これらのノードをクラスタから削除し、プロキシ・サービスを使用できます。

  • ノードのターゲット・プロリファレーション: ノードのターゲット・プロリファレーションがある場合、ノードに対してNULL値または重複したtangosol.coherence.member値が指定されている可能性があります。tangosol.coherence.memberプロパティに対して、各ノードがNULLでない、一意の値を持っていることを確認します。

27.2 ベスト・プラクティス

この項では、Oracle Coherenceを設定、使用する際に利用できるベスト・プラクティスをいくつか説明します。内容は次のとおりです。

27.2.1 監視テンプレート

Coherenceクラスタ、ノードおよびキャッシュ・ターゲットそれぞれの監視テンプレートは、すぐに使用できます。すべてのCoherenceターゲットに対して、これらのテンプレートをデフォルトの監視テンプレートとして使用できます。個々の要件に基づき、あるメトリックを有効、無効にしたり、収集頻度を変更することができます。


注意:

テンプレートのしきい値は例であり、変更する必要があります。