プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Fusion Middlewareマネージメント・ガイド
リリース12.1.0.8
B66835-11
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

35 JBoss Application Serverの検出と監視

JBoss Application Serverは、市場で最も広く使用されているオープン・ソースのJavaプラットフォーム、Enterprise Edition (Java EE)アプリケーション・サーバーで、E-Businessアプリケーション向けに企業クラスの高性能なプラットフォームを提供します。JBossは、企業クラスのセキュリティ、送信サポート、リソース管理、ロード・バランシングおよびクラスタリングを実現します。

JBossパーティションは、エンタープライズ構成内のJBoss Application Serverの論理的なグループです。JBossパーティションのステータスは、パーティション内のJBoss Application Serverであるすべてのメンバーのステータスに依存します。

Enterprise Manager Cloud Controlでは、環境内のJBoss Application ServerおよびJBossパーティションを検出して、集中監視および集中管理に追加できます。

この章では、Enterprise Manager Cloud Control内で、これらのJBoss Application Serverターゲットを検出および監視する方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。

35.1 JBoss Application ServerおよびJBossパーティションの管理について

Enterprise Manager Cloud Controlを使用すると、JBoss Application Serverターゲットに関して次のことができます。

  • 集中監視および集中管理に関して、次を検出します。

    • JBoss Application Server

    • JBossパーティション

      JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverを検出すると、JBossパーティションおよびそのJBossパーティションの一部である他のすべてのJBoss Application Serverが自動的に検出され、Enterprise Manager Cloud Controlに追加されます。

  • ステータス、可用性割合、CPU使用率、ヒープ使用率、使用しているJavaのベンダーとバージョンなどの監視。

  • JBossパーティションの一部であるメンバー・アプリケーション・サーバーのステータスおよび全体的な状態の監視。

  • 負荷および特定の間隔におけるリクエスト処理時間を測定することによるパフォーマンスの監視。

  • 豊富なGUI、直感的なグラフおよび図を使用した、パフォーマンスと可用性の問題の診断、通知および修正。

  • デプロイされたアプリケーションのステータスの監視。

  • 過去24時間に最もリクエストされたサーブレットなど、アプリケーション・サーバーで稼働しているサーブレットおよびJSPの監視

  • 関連するJVMスレッドおよびデータ・リソースに関する詳細の表示。

  • メトリック・データの収集をそれぞれ一時停止または再開するためのブラックアウトの作成または終了。

  • 収集された最新の構成詳細および特定の時点で保存された構成詳細の監視および管理。

  • 次のように構成を比較します。

    • 直近に収集されたサーバー・インスタンスの構成と、同じサーバー・インスタンスまたは別のサーバー・インスタンスの保存済構成。

    • 直近に収集されたサーバー・インスタンスの構成と、直近に収集された別のサーバー・インスタンスの構成。

    • サーバー・インスタンスの保存済構成と、同じサーバー・インスタンスまたは別のサーバー・インスタンスの別の保存済構成。

    • サーバー・インスタンスの保存済構成と、直近に収集された同じサーバー・インスタンスまたは別のサーバー・インスタンスの構成。

  • サーバーに関連付けられたコンプライアンス標準およびコンプライアンス・フレームワーク、リアルタイム監視、評価の結果などのコンプライアンス関連の情報を表示します。

  • メトリック、その収集間隔および各メトリックの最後のアップロードのリストを表示します。

35.2 検出および監視がサポートされているバージョンの検索

Enterprise Manager Cloud Control内で検出および監視がサポートされているJBoss Application Serverのバージョンを検索するには、次の手順に従います。

  1. https://support.oracle.com/にログインします。

  2. My Oracle Supportのホームページで、「動作保証」タブを選択します。

  3. 動作保証ページで、「動作保証検索」セクションに、次の検索基準を入力します。

    • 「製品」フィールドに、製品名として「Enterprise Manager Base Platform - OMS」と入力します。

    • リリース・リストから、リリース番号として12.1.0.4.0を選択します。

  4. 「検索」をクリックします。

  5. 「Certification Results」セクションで、「Application Server」メニューを拡張し、動作保証されているJBoss Application Serverバージョンを表示します。

    動作保証されているJBossのバージョン

35.3 JBoss Application ServerおよびJBossパーティションの検出の前提条件

JBoss Application ServerおよびJBossパーティションを検出するために次の前提条件を満たします。

  • 検出用としてOracle Management Agent 12cリリース3 (12.1.0.3)以降のみを使用していることを確認します。

  • JBoss Application Serverのzipファイルをダウンロードして解凍し、JBOSS_HOMEおよびPATH環境変数を次のように設定する必要があります。

    setenv JBOSS_HOME <jboss_install_location> 
    setenv PATH "${PATH}:/${JBOSS_HOME}/bin"
    
  • JBoss Application Server 4.xまたは5.xを追加する場合、次の前提条件が満たされていることを確認します。

    1. $<JBOSS_INSTALL_HOME>/binディレクトリにあるrun.confファイルで、次のエントリを追加します。

      JBoss Application Server 4.x

      検出には同じポートを使用する必要があるため、ここで使用されるポートをメモします。

      JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dcom.sun.management.jmxremote.port=<any_unused_port>"
      JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false"
      JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false"
      JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Djboss.platform.mbeanserver"
      JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Djavax.management.builder.initial=org.jboss.system.server.jmx.MBeanServerBuilderImpl" 
      

      JBoss Application Server 5.x

      JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Djboss.platform.mbeanserver" 
      
    2. JBoss Application Serverを再起動します。

  • binディレクトリから次のコマンドを実行して、JBoss Application ServerまたはJBossパーティションを起動する必要があります。

    ./run.sh -c <deployment_profile> -b <binding_address> [-Djboss.partition.name=<partition_name>] 
    

    ここで、<deployment_profile>は、スタンドアロンJBoss Application ServerかJBossパーティションを起動しているかどうかを示します。<binding_address>は、JBoss Application Serverが稼働しているホスト名またはIPアドレスです。<partition_name>は、JBoss Application Serverが起動されるパーティション名です。デフォルトでは、それらはDefaultPartitionの一部として起動されます。

    次に例を示します。

    ./run.sh -c node1 -Djboss.service.binding.set=ports-01 -b example.oracle.com
    

    注意:

    • スタンドアロンJBoss Application Serverを起動するには、<deployment_profile>defaultに設定します。

      次に例を示します。

      ./run.sh -c default -b <binding address>
      
    • JBossパーティションを起動するには、JBossクラスタリング・サービスを有効にし、<deployment_profile>allに設定します

      次に例を示します。

      ./run.sh -c all -b <binding address>
      
    • 同じホストの複数のサーバー・インスタンスを起動するには、次の手順を実行します。

      (a)前提要件に応じて、複数のデプロイメント・プロファイルを作成します。

      (b)個々のサーバーを起動するには、異なるポート設定を使用します。ports-01、ports-02、ports-03およびports-04は、事前定義されたポートセットです。

      次に例を示します。

      -Djboss.service.binding.set=ports-01 
      

35.4 JBoss Application ServerおよびJBossパーティションの検出


注意:

JBoss Application ServerがOracle Management Agent 12cリリース2 (12.1.0.2)以下を使用して監視されている場合、検出はサポートされません。

JBoss Application ServerおよびJBossパーティションを検出するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、「追加」メニューから「JBoss Application Server」を選択します。

  3. 実行」をクリックします。

    Enterprise Manager Cloud Controlで、JBossの検出ウィザードが表示されます。

  4. ホスト・ページで、JBoss Application Serverが稼働しているホストに関する詳細を入力します。

    図35-1 JBoss Application Serverホストページ

    JBoss Application Serverホストページ
    要素 説明
    JBossアプリケーション・サーバー・ホスト JBoss Application Serverが稼働しているホスト名を入力します。
    JMXコネクタのポート JMXコネクタのポート番号を入力します。
    エージェント JBoss Application Serverが稼働しているホスト上にインストールされている管理エージェントを選択します。
    バージョン 検出するJBoss Application Serverのバージョンを選択します。
    ユーザー名 認証用のJMXのユーザー名を入力します。
    パスワード 認証用のJMXのパスワードを入力します。

  5. サーバーの選択ページで、指定したホストで検出されたJBossパーティションおよびスタンドアロンJBoss Application Serverのリストを表示し、Enterprise Manager Cloud Controlに追加して監視するものを選択する場合に使用します。

    図35-2 JBoss Application Serverのサーバーの選択ページ

    JBossのサーバーの選択ページ
    説明
    名前 指定したホストで検出されたJBossパーティションおよびスタンドアロンJBoss Application Serverの名前。
    選択 Enterprise Manager Cloud Controlに追加して監視するJBossパーティションまたはスタンドアロンJBoss Application Serverを選択します。

    注意: JBoss Application Serverを選択すると、関連するJBossパーティションも監視のために選択されます。

    タイプ 指定したホストで検出されたJBossターゲットのタイプ。JBossパーティションまたはJBoss Application Serverです。
    ポート JBoss Application ServerのJMXコネクタ・ポートを入力します。デフォルトでは、ポート番号は、ウィザードの前のページに入力した場合は、JBoss Application Serverターゲットに対して表示されます。それ以外の場合、このフィールドは空白です。
    ユーザー名 認証用のJMXのユーザー名を入力します。
    パスワード 認証用のJMXのパスワードを入力します。
    バージョン 指定したホストで検出されたJBoss Application Serverのバージョン。


    注意:

    Enterprise Manager Cloud Controlでは、ユーザー名およびパスワードに指定する値は検証されません。そのため、不正確な値を指定すると、ここではエラーが表示されることなくJBossターゲットが追加されますが、最終的にステータスは「停止中」として表示されます。

  6. 確認ページで、JBossターゲットを検出してEnterprise Manager Cloud Controlに追加するために指定した詳細を確認します。JBossターゲットを検出するには、「発行」をクリックします。


注意:

JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverを検出すると、JBossパーティションおよびそのパーティションの一部である他のすべてのJBoss Application Serverが自動的に検出され、Enterprise Manager Cloud Controlに追加されます。JBossパーティションの検出後の任意の時点で、新しいJBoss Application Serverがパーティションに追加されている場合は、35.7.3項の説明に従ってJBossパーティションをリフレッシュできます。

35.5 JBoss Application ServerのJMXベースの監視への移行

Oracle FMWプラグイン12.1.0.5以下を使用するEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)以下によるJBoss Application Serverの監視は、基本的には、エンタープライズ管理機能を公開するJSR -77標準の方法であるJava EE Management EJB (MEJB)に基づいていました。しかし、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース4 (12.1.0.4)より、JBoss Application Serverの監視は、Java Management Extensions (JMX)テクノロジに基づいています。

このテクノロジの変更により、Enterprise Manager Cloud Controlで、JBoss Application Serverが稼働するホストにMEJB JARファイル(ejb-management.jar)をデプロイする必要がなくなりました。これは、以前は検出の前提条件でした。また、Enterprise Manager Cloud Controlに新しいメトリックが追加され、機能が向上しました。

JMXベースの監視に移行し、この新しい手法によって向上した機能を利用することを強くお薦めします。そうしないと、JBoss Application Serverの監視は、引き続きMEJBを使用して行われます。新しく導入されたメトリックは表示されず、検出の前提条件としてMEJB JARファイルをデプロイする必要が引き続き生じます。

35.5.1 Enterprise Managerですでに検出および監視されているJBoss Application Serverの場合

Oracle FMWプラグイン12.1.0.5以下を使用したEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)以下ですでに検出および監視されているJBoss Application Serverの場合、次のようにします。

  1. Oracle Management ServiceおよびOracle Management Agentの両方を12cリリース4 (12.1.0.4)以上にアップグレードします。

  2. Oracle FMWプラグインを12.1.0.6以上にアップグレードします。

  3. JMXベースの監視に移行します。

    1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

    2. ミドルウェア・ページで、次のいずれかを行います。

      スタンドアロンJBoss Application Serverの場合

      (i) ミドルウェア・ページで、目的のJBoss Application Serverをクリックします。

      (ii) JBoss Application Serverホームページで、「JBossサーバー」メニューから「ターゲット設定」「移行してJMXを使用」の順に選択します。

      (iii) 移行してJMXを使用ページで、選択したJBoss Application Serverに使用するJMXポートを入力します。

      (iv) 「発行」をクリックします。JBossパーティションにグループ化されたJBoss Application Serverの場合

      (i) ミドルウェア・ページで、「JBossパーティション」をクリックします。

      (ii) JBossパーティション・ページで、「JBossパーティション」メニューから「ターゲット設定」「移行してJMXを使用」の順に選択します。

      (iii) 移行してJMXを使用ページで、パーティションの一部であるすべてのJBoss Application Serverに使用するJMXポートを入力します。(iv) 「発行」をクリックします。


注意:

ご使用のEnterprise Manager Cloud Controlが現在12cリリース1 (12.1.0.1)、12cリリース2 (12.1.0.2)または12cリリース3 (12.1.0.3)で、OMSおよび管理エージェントを12cリリース4 (12.1.0.4)以上にアップグレードしない場合は、現在のリリースで、検出された各JBoss Application Serverに対して次の操作を実行して、ホームページに正確なステータスが表示されるようにします。
  1. JBoss Application Serverホームページの「JBossサーバー」メニューから「ターゲット設定」「監視構成」の順に選択します。

  2. JBoss Application Serverの検出時に指定したライブラリ・パスを入力し、「OK」をクリックします。

  3. 管理エージェントを再起動します。


35.5.2 Enterprise Managerで新たに検出するJBoss Application Serverの場合

Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース4 (12.1.0.4)で新たに検出および監視するJBoss Application Serverの場合、次のようにします。

  1. Oracle Management ServiceおよびOracle Management Agentの両方を12cリリース4 (12.1.0.4)以上にアップグレードします。

  2. Oracle FMWプラグインを12.1.0.6以上にアップグレードします。

  3. 検出するJBoss Application Serverが稼働しているホストに管理エージェントをデプロイします。手順については、新しいOracle Management Agentのインストールを参照してください。

  4. Enterprise Manager Cloud ControlにJBoss Application Serverを追加します。手順については、「JBoss Application Serverの追加」を参照してください。

35.6 JBoss Application Serverの監視

この項の内容は次のとおりです。


注意:

JBoss Application Serverターゲットを監視および管理する方法のデモンストレーションを表示するには、次のURLにアクセスして「Begin Video」をクリックします。このデモンストレーションで説明している監視および管理は、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)に基づいています。

http://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=44785:24:0::::P24_CONTENT_ID,P24_PREV_PAGE:8530,1">>http://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=44785:24:0::::P24_CONTENT_ID,P24_PREV_PAGE:8530,1


35.6.1 JBoss Application Serverの監視

JBoss Application Serverを監視するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBoss Application Serverをクリックします。

  3. JBoss Application Serverホームページで、JBoss Application Serverに関する最もクリティカルな情報のサマリーを表示できます。サーバーに関する一般情報、サーバー上で実行中のサーブレットおよびJVMスレッドに関する情報、およびロードおよびレスポンス時間の観点によるパフォーマンス・サマリーを表示できます。

    JBoss Application Serverホームページ

JBossパーティション・ホームページには次のセクションがあります。

35.6.1.1 「一般」セクション

項目 説明
稼働開始/停止時間/保留開始 ステータスが最後に確認された日時。
可用性(%) JBoss Application Serverが使用できるかどうか、および過去24時間の使用率を示します。ステータス履歴(可用性)ページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。ステータス履歴ページには、可用性の計算に使用する構成要素の可用性の履歴とともに、JBoss Application Serverの可用性が表示されます。
バージョン JBoss Application Serverのバージョン。
ステータス JBoss Application Serverの現在のステータス。JBossターゲットの検出中に不正なJMX資格証明が提供された場合でもステータスは「停止中」になる場合があります。
サーバーCPU使用率(%) JBoss Application Serverによって使用されるCPU時間の率。
ヒープ使用量(MB) 一定の期間においてJBoss Application Serverによって使用されるヒープ領域の量(MB単位)。
Javaベンダー このJBoss Application Serverが実行されているJava仮想マシンのベンダー。
Javaバージョン このJBoss Application Serverが実行されているJava仮想マシンのバージョン。

35.6.1.2「サーブレット」セクション

項目 説明
アクティブなセッション アクティブなサーブレット・セッションの数。
リクエスト処理時間(ミリ秒) 過去24時間にリクエストの処理に要した平均時間(ミリ秒)。
リクエスト(/分) 過去24時間で処理された1分当たりのリクエストの数。

35.6.1.3 JVMスレッド

項目 説明
JVMスレッド - アクティブなスレッド デーモン・スレッドとデーモン以外のスレッドの両方を含むJVMスレッドの数。
JVMスレッド - ピーク・スレッド Java仮想マシンの起動後またはピークのリセット後の、アクティブなJVMスレッドのピーク数。
JVMスレッド - アクティブなデーモン・スレッド アクティブなデーモンJVMスレッドの数。
JVMスレッド - 作成されたスレッド(/分) 1分間に作成されたJVMスレッドの数。

35.6.1.4 データソース

項目 説明
使用中の合計接続数 データソースがインスタンス化されてから、データソースのインスタンスでアクティブなデータベース接続の数。
合計接続プール・サイズ 接続プールの合計サイズ。
作成された合計接続数(/分) このデータ・ソースに対して作成された1分当たりの接続数。
破棄された合計接続数(/分) このデータ・ソースに対してクローズされた1分当たりの接続数。

35.6.1.5 「レスポンスと負荷」セクション

特定の期間のリクエスト処理時間を測定した、サーバーのパフォーマンスがグラフィカルに表示されます。表形式に切り替えるには、「表ビュー」をクリックします。ドリルダウンしてメトリックに関連する詳細な情報を表示する場合、および他の関連するインフラストラクチャ・メトリックを調べることによって問題を診断する場合、凡例のメトリック名をクリックし、追加情報メッセージで適切なオプションを選択します。

35.6.1.6 最もリクエスト頻度の高いサーブレット(過去24時間)

過去24時間に最もリクエストされたサーブレットの詳細が表示されます。

35.6.2 JBoss Application Serverの管理

JBoss Application Serverを管理するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBoss Application Serverをクリックします。

  3. JBoss Application Serverホームページに、選択したJBoss Application Serverの概要情報が表示されます。

    JBoss Application Serverの管理タスクを実行するには、「JBossサーバー」メニューから、必要性に応じて次のいずれかを選択します。

    • 監視。ターゲットのパフォーマンスの監視、メトリック詳細の表示、ステータス情報の表示、ターゲットに対してこれまでに発生したインシデントおよびアラートの表示、ターゲットに対して作成されたブラックアウの表示を行います。

    • 診断。パフォーマンスの問題を分析および診断します。

    • 制御。ブラックアウトを作成または終了します。

    • ジョブ・アクティビティ。ターゲットに対して作成されたジョブの詳細を表示します。

    • 情報パブリッシャ・レポート。レポートを表示します。

    • 構成。構成の詳細を検索、表示および比較します。

    • コンプライアンス。コンプライアンス標準を表示および作成します。

    • ターゲット設定。監視構成の詳細およびターゲット・プロパティの表示、ターゲットの削除またはグループへの追加、JMXの移行と使用を行います。

    • ターゲット・サイトマップ。ターゲットの全体的なトポロジを表示します。

    • ターゲット情報。ターゲットに関する一般情報を表示します。

35.6.3 JBoss Application Serverにデプロイされているアプリケーションの監視

JBoss Application Serverにデプロイされているアプリケーションを監視するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、サーブレットとJSPがデプロイされているJBoss Application Serverをクリックします。

  3. JBoss Application Serverホームページで、「JBossサーバー」メニューから「監視」「パフォーマンス・サマリー」の順に選択します。

  4. パフォーマンス・サマリー・ページで、「アプリケーション」セクションまでスクロール・ダウンします。

35.6.4 JBoss Application Serverのパフォーマンスの監視

Enterprise Manager Cloud Controlを使用してJBoss Application Serverのパフォーマンス全体を監視します。メモリー使用量およびヒープ使用量を示すグラフを表示し、サーブレットとJSPの詳細を確認できます。これにより、パフォーマンスを評価し、問題のある領域にドリルダウンして根本原因解析を実行し、エンド・ユーザーに影響を及ぼす前に修正できます。

JBoss Application Serverのパフォーマンスを監視するには:

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、パフォーマンスを監視するJBoss Application Serverをクリックします。

  3. JBoss Application Serverホームページで、「JBossサーバー」メニューから「監視」「パフォーマンス・サマリー」の順に選択します。

  4. 「パフォーマンス・サマリー」ページでは、次の操作も実行できます。

    • 一連のパフォーマンス・チャートの表示、一定期間のパフォーマンスの監視および問題の診断と修正。

    • ページに表示される一連のパフォーマンス・チャートのカスタマイズ。これを行うには、「メトリック・パレットの表示」をクリックして、ページに追加するチャートを選択します。

    • 「メトリック・パレット」の表示または非表示。これを行うには、「メトリック・パレットの表示」または「メトリック・パレットの非表示」をそれぞれクリックします。

    • パフォーマンス・チャートの並替え。これを行うには、「ビュー」メニューから「チャートの並替え」を選択します。

    • 可用性の詳細、しきい値の詳細およびグリッド線を表示または非表示にするためのパフォーマンス・チャートをカスタマイズ。これを行うには、「ビュー」メニューから、「可用性」「しきい値」または「グリッド線」をそれぞれ選択します。

    • 別のIBM WebSphere Application Serverのパフォーマンスまたは昨日のパフォーマンスとの比較の作成。これを行うには、「比較」メニューから、「他のIBM WebSphere Application Server」または「今日と昨日」をそれぞれ選択します。

    • 比較の削除。これを行うには、「比較」メニューから、「比較の削除」を選択します。

    • ベースラインの作成または削除。これを行うには、「比較」メニューから、「ベースラインの作成」または「ベースライン削除」をそれぞれ選択します。

    • チャート自体の「閉じる」ボタンをクリックするか、「メトリック・パレット」でメトリック名の選択を解除することによる、メトリック・パフォーマンス・チャートの削除。

    • スライダーを使用した時間枠の変更またはデフォルト値の設定。

    • 「メトリック・パレット」から優先メトリックを選択することによる、新しいメトリック・パフォーマンス・チャートの作成。メトリックを選択すると、チャートが自動的に作成されます。

    • 特定のメトリック・グループから同じチャートへのメトリックのドラッグ・アンド・ドロップ。

35.6.5 JBoss Application Serverで実行されているサーブレットとJSPの監視

Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、JBoss Application Serverで実行されているサーブレットとJSPを監視できます。概要情報だけでなく、レスポンス時間と負荷が反映されたパフォーマンス・サマリーも表示できます。関連するインフラストラクチャ・メトリック、アラート履歴などを表示し、ドリルダウンして問題を診断することもできます。

JBoss Application Serverで実行されているサーブレットとJSPを監視するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、サーブレットとJSPがデプロイされているJBoss Application Serverをクリックします。

  3. JBoss Application Serverホームページで次のようにします。

    1. サーブレットの概要情報を確認するには、「サーブレット」リージョンを確認します。このリージョンに表示されているメトリックの詳細を理解するには、「ヘルプ」をクリックします。

    2. サーブレットおよびJSPのパフォーマンスを監視するには、レスポンスと負荷のグラフを確認します。

    3. ドリルダウンして問題を診断するには、凡例のメトリック名をクリックします。ポップアップ表示されたメッセージで「問題の分析」をクリックします。

    4. メトリック統計、しきい値およびメトリック値の履歴を表示するには、凡例のメトリック名をクリックします。ポップアップ表示されたメッセージで「メトリック詳細」をクリックします。

35.6.6 JBoss Application Serverのメトリックの表示

すべてのJBoss Application Serverのメトリックを表示するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBoss Application Serverをクリックします。

  3. JBoss Application Serverホームページで、「JBossサーバー」メニューから「監視」「すべてのメトリック」の順に選択します。

35.6.7 メトリックの関連性を使用した問題の分析

パフォーマンス・メトリックでのスパイクの情報に関して、「問題の分析」ページを使用して、ソース・メトリックと関連するメトリックの間の結果を比較できます。現在、問題分析は次のメトリックでのみ利用できます。

  • サーバーCPU使用率

  • サーブレットとJSP - リクエスト処理時間

「問題の分析」ページにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. 「パフォーマンス・サマリー」ページで、パフォーマンス・チャートの隣にあるメトリックの名前をクリックします。

  2. ポップアップ表示されるウィンドウで、「問題の分析」を選択します。

    problem_analysis
  3. 「問題の分析」ページで、ソース・メトリックと関連するメトリックの結果を比較できます。

    problem_analysis_main

35.7 JBossパーティションの監視

この項の内容は次のとおりです。

35.7.1 JBossパーティションの監視

JBossパーティションを監視するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「ミドルウェア」を選択します。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBossパーティションをクリックします。

  3. JBossパーティション・ホームページでは、次の操作を実行できます。

    • JBossパーティションに関連する最も重要な情報のサマリーの表示。

    • JBossパーティション内の全メンバーのステータスおよび可用性の監視。

    • パーティションのメンバーシップのリフレッシュ・ステータスの表示。

JBossパーティション・ホームページを使用すると、パーティション全体のステータスだけでなく、各メンバーの個々のステータスも監視できます。また、パーティションをリフレッシュしてメンバーシップを更新および現在のデプロイ状態を反映できます。メンバー・アプリケーション・サーバーのリソース使用状況、可用性、パフォーマンス、構成情報およびレポートを履歴データとともにまたは履歴データなしで表示することもできます。

JBossパーティション・ホームページには次のセクションがあります。

35.7.1.1 「一般」セクション

「一般」セクションには、JBossパーティションに関する一般情報が表示されます。

項目 説明
稼働開始/停止時間/保留開始 ステータスが最後に確認された日時。
可用性(%) 過去24時間の可用性率は、JBossパーティションのメンバーのステータスを検討します。たとえば、パーティション内に4つのJBoss Application Serverがあり、そのうち3つのみが稼働中である場合、円グラフに75%稼働および25%停止のステータスが表示されます。
バージョン JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverのバージョン。
エージェント JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverの管理エージェントの検出に使用される管理エージェント。管理エージェント・ホームページにドリルダウンするには、リンクをクリックします。

35.7.1.2 「パーティションのリフレッシュ」セクション

「パーティションのリフレッシュ」セクションには、JBossパーティションが最後にリフレッシュされた日付が表示されます。JBossパーティションのメンバーシップをリフレッシュし、現在のデプロイメント状態を反映するには、パーティションの更新をクリックします。

35.7.1.3 「サーバー」セクション

「サーバー」セクションには、JBossパーティション内の全メンバーのステータスと可用率のリアルタイム・ビューが表示されます。たとえば、JBossパーティション内に4つのJBoss Application Serverがあり、そのうち3つが稼働中である場合は、円グラフに75%稼働および25%停止のステータスが表示されます。したがって、凡例には稼働中のJBoss Application Serverを示すために稼働ステータスに対して3が表示され、停止中のJBoss Application Serverを示すために停止ステータスに対して1が表示されます。

表は、JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverの高度な詳細を示します。JBoss Application Serverに関する情報をドリルダウンして表示するには、JBoss Application Server名をクリックします。ステータスの詳細を表示するには、ステータス・アイコンをクリックします。

35.7.2 JBossパーティションの管理

JBossパーティションを管理するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」をクリックします。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBossパーティション・ターゲットをクリックします。

  3. JBossパーティション・ホームページに、選択したJBossパーティションの概要情報が表示されます。

    JBossパーティションの管理タスクを実行するには、「JBossパーティション」メニューから、必要性に応じて次のいずれかを選択します。

    • 監視。ターゲットのパフォーマンスの監視、メトリック詳細の表示、ステータス情報の表示、ターゲットに対してこれまでに発生したインシデントおよびアラートの表示、ターゲットに対して作成されたブラックアウの表示を行います。

    • 診断。パフォーマンスの問題を分析および診断します。

    • 制御。ブラックアウトを作成または終了します。

    • ジョブ・アクティビティ。ターゲットに対して作成されたジョブの詳細を表示します。

    • 情報パブリッシャ・レポート。レポートを表示します。

    • メンバー。JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverの詳細を表示します。

    • 構成。構成の詳細を検索、表示および比較します。

    • コンプライアンス。コンプライアンス標準を表示および作成します。

    • ターゲット設定。監視構成の詳細およびターゲット・プロパティの表示、ターゲットの削除またはグループへの追加、JMXの移行と使用を行います。

    • ターゲット・サイトマップ。ターゲットの全体的なトポロジを表示します。

    • ターゲット情報。ターゲットに関する一般情報を表示します。

35.7.3 JBossパーティションのリフレッシュ

Enterprise Manager Cloud Controlにより、現在のデプロイ状態を反映するようにJBossパーティションのメンバーシップをリフレッシュできます。これは、追加のJBoss Application Serverを既存のJBossパーティションに追加するのに役立ちます。

JBossパーティションをリフレッシュするには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」をクリックします。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBossパーティション・ターゲットをクリックします。

  3. JBossパーティション・ホームページの「パーティションのリフレッシュ」セクションで、「パーティションのリフレッシュ」をクリックします。

    Enterprise Manager Cloud Controlでパーティションのリフレッシュ: ホスト資格証明ページに進みます。このページの詳細は、ページの「ヘルプ」をクリックします。パーティションのリフレッシュ: エージェント・ホスト資格証明ページで、既存のJBoss Application Serverメンバーの検出に使用された管理エージェントが稼働しているホストの資格証明を指定します。パーティションのリフレッシュ: メンバーの追加ページで、JBossパーティションに追加するスタンドアロンJBoss Application Serverを選択します。

35.7.4 JBossパーティションのメンバーの表示

Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、JBossパーティションのメンバーを表示できます。パーティションを構成するメンバーのタイプの確認、そのステータスの監視および様々な管理操作を行えます。

メンバーのリストを表示するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」をクリックします。

  2. ミドルウェア・ページで、目的のJBossパーティション・ターゲットをクリックします。

  3. JBossパーティション・ホームページで、「JBossパーティション」メニューから「メンバー」「すべて表示」の順に選択して、次のメンバーの詳細を表示します。

    説明
    名前 JBossパーティションの一部であるJBoss Application Serverの名前。そのJBoss Application Serverのホームページにアクセスするには、名前をクリックします。
    タイプ メンバーのタイプ。
    ステータス メンバーの現在のステータス。「ステータス」アイコンをクリックして全体的な可用性サマリーを確認します。現在の可用性ステータスと、過去24時間、7日間または1か月(31日間)の可用性ステータスを確認できます。
    インシデント 過去24時間に生成されたクリティカル・アラート、警告アラートおよびエラー・アラートの数。アラートのリンクをクリックしてドリルダウンすると、詳細情報が表示されます。

    特定のメンバーを検索するには、「検索」メニューを使用します。

    デフォルトでは、JBossパーティションのすべてのメンバーが表にリストされます。表をリフレッシュして特定のタイプのメンバーのみを表示するには、「表示」セクションから「直接メンバー」または「間接メンバー」のいずれかを選択します。

    メンバーシップの構成の詳細をスプレッドシートに取り込むには、「エクスポート」をクリックします。

35.8 問題を診断するためのJBoss Application ServerでのJVM診断のデプロイ

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cのJVM診断では、管理者が本番環境でのJavaアプリケーションのパフォーマンスに関する問題を診断できます。問題を再現する必要がないため、問題の解決に要する時間を削減できます。このため、アプリケーションの可用性とパフォーマンスが向上します。JBossターゲットとJVMD/JVMターゲットの間の相関関係を使用すると、管理者はJBoss Application Serverのコンテキスト内でJVMに移動できます。

JVMD上のJBossをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. 「設定」メニューから、「ミドルウェア管理」「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページで「JVM診断エンジン」を選択し、「構成」クリックします。

  3. 「JVMおよびプール」タブから「ダウンロード」をクリックします。

    図35-3 JVM診断コンポーネントのダウンロード

    ダウンロード
  4. 「JVM診断コンポーネントのダウンロード」ウィンドウから「JVMDエージェント」を選択し、「OK」をクリックします。

  5. 「JVM診断エージェントWeb xmlパラメータ」ウィンドウの「使用可能なマネージャ」リストから適切なJVMDマネージャを選択します。

    図35-4 JVM診断エージェントWeb xmlパラメータ

    JVM診断エージェントWeb xmlパラメータ
  6. 「WebLogic Server」チェックボックスの選択を解除し、プール名を入力してから「ダウンロード」をクリックします。

    これにより、jamagent.warファイルがダウンロードされます。このファイルをターゲット・マシン(JBossが実行されているマシン)にコピーする必要があります。

  7. 次の場所にあるスクリプトを、jamagent.war.ファイルのコピー先のターゲット・マシンの同じ場所にコピーします。

    https://stbeehive.oracle.com/content/dav/st/NonOracle%20MW/Public%20Documents/makeJAMagents.sh
    
  8. JBossインスタンスの名前(または、各JBossサーバーのJVMに付けた名前)を渡すスクリプトを実行します.この名前は各サーバーに固有である必要があります。

    このスクリプトにより、このスクリプトに渡す名前ごとに別々のjamagent WARが作成されます。

  9. 作成されたこれらのWARを、各JBossサーバーにデプロイします。通常は、管理コンソールを使用するか、またはWARファイルをデプロイ・フォルダにコピーします。

    ホット・デプロイが有効になっていない場合は、JBossサーバーを再起動する必要がある場合があります。WARが正常にデプロイされると、「ミドルウェア」ページにJVMターゲットがそれぞれ表示されます。

35.9 JBoss Application Serverの検出および監視に関する問題のトラブルシューティング

この項では、JBoss Application Serverを検出および管理する際に発生する問題のトラブルシューティングのヒントを示します。

35.9.1 監視に関する問題のトラブルシューティング

  • 検出後にターゲットのステータスが「停止中」の場合は、Jboss Application Serverの「監視プロパティ」ページを調べ、次のことを確認します。

    • ローカル検出の場合: JBossホームのみが存在している

    • リモート検出の場合: ライブラリ・パスのみが存在している

  • 検出後にターゲットのステータスが「保留」(メトリック収集エラーのため)の場合は、同じ管理エージェントを使用して他のアプリケーション・サーバー(Weblogicなど)が監視されていないことを確認します。

    各種のログがある場所は次のとおりです。

    • JBossサーバーのログ: $JBOSS_HOME/server/<config_mode>/log

    • OMSのログ: emoms.trc ($OMS_HOME下)

    • エージェントのログ: $AGENT_STATE_DIR/sysman/log

35.9.2 検出に関する問題のトラブルシューティング

JBossの検出に失敗した場合は、ライブラリ・パスとインストール・ホームを指定して、再試行してください。

検出関連の問題については、検出スクリプトを手動で実行し、出力を調べてください。出力例は次のようになります。

java -Doracle.home=<AGENT_PLUGIN_LOCATION> \
 -cp \
<AGENT_PLUGIN_LOCATION>/lib/xmlparserv2.jar:\
<AGENT_PLUGIN_LOCATION>/jlib/emConfigInstall.jar:\ <AGENT_PLUGIN_LOCATION>/sysman/jlib/log4j-core.jar:\ <AGENT_PLUGIN_LOCATION>/modules/oracle.http_client 11.1.1.jar:\ <DISCOVERY_PLUGIN_LOCATION>/archives/em-as-thirdparty-discovery.jar \ oracle.sysman.emas.thirdparty.discovery.jboss.JBossDiscovery \ <JMX_PORT> <SERVER_HOST> ""

35.9.3 その他の役に立つリソース

有益なトラブルシューティング情報は、次のものを調べることによって見つかることもあります。

  • 「監視構成」ページ

  • エージェント上のTargets.xml

  • OMSおよびエージェントのログ

  • エージェントのメトリック・ブラウザ

  • JBoss JMXコンソール

  • JConsole

  • JBossサーバーのログ