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Oracle® Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for EMC Symmetrix DMX System
リリース12.1.0.2.0
B70768-01
 

 

Oracle® Enterprise Manager

System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for EMC Symmetrix DMX System

リリース12.1.0.2.0

B70768-01(原本部品番号:E27543-02)

2012年9月

このドキュメントには、Oracle System Monitoring Plug-in for EMC Symmetrix DMX Systemに関する簡単な説明、プラグインでサポートされるバージョンの詳細、およびプラグインのインストールの前提条件が記載されています。また、プラグインのダウンロード、インストール、検査および検証方法の手順と、既知の問題も記載されています。

メトリックしきい値の設定方法の詳細は、EMC Symmetrix DMX Systemプラグインのホームページで、「関連リンク」セクションの「メトリックとポリシー設定」リンクをクリックし、オンライン・ヘルプにアクセスしてください。

構成ユーティリティの使用方法の詳細は、EMC Symmetrix DMX Systemプラグインのホームページで、「構成」セクション内のリンクのいずれかをクリックし、オンライン・ヘルプにアクセスしてください。

説明

System Monitoring Plug-in for EMC Symmetrix DMX Systemは、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを拡張して、EMC Symmetrix DMX Systemの監視をサポートする機能を追加するものです。Cloud Control環境にプラグインをデプロイすると、次の管理機能を取得できます。

サポートされるバージョン

このプラグインでは、次のバージョンの製品がサポートされます。

前提条件

プラグインをデプロイする前に、次の前提条件を満たす必要があります。

プラグインのデプロイ

プラグインをデプロイする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』プラグイン・マネージャに関する章を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm

監視対象インスタンスの追加

プラグインが正常にデプロイできたら、次の手順に従って、プラグイン・ターゲットをCloud Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」「ターゲットの追加」、最後に「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。

  3. 「ターゲット監視プロパティを指定して非ホスト・ターゲットを追加」を選択します。「ターゲット・タイプ」ドロップダウンから、ターゲット・タイプとしてEMC Symmetrix DMX Systemを選択します。「手動追加」をクリックします。

  4. パラメータに次の情報を入力します。

    • 名前: プラグインの名前

    • SYMCLIの場所: SYMCLIのインストール場所(たとえば、/usr/symcli)

    • Symmetrix ID: 12桁のSymmetrix ID

    • SYMCLIホスト・ユーザー: SYMCLIコマンドの実行を許可されたOSユーザー(たとえば、symm_user)

    • SYMCLIホスト・パスワード: OSユーザーのパスワード

    • (オプション)EMC Symmetrix Management ConsoleのURL: EMC Symmetrix Management ConsoleのURL


    注意:

    SYMCLIの場所を指定するとき、パス名内にbinを指定しないでください。binディレクトリは、PLスクリプトの実行時に付加されます。

  5. 「接続テスト」をクリックして、入力したパラメータが正しいことを確認します。

  6. 接続テストが成功した場合、手順4の暗号化されたパラメータを再入力して、「OK」をクリックします。


注意:

プラグインをデプロイして、環境内で1つ以上のターゲットを監視するように構成した後、プラグインの監視設定をカスタマイズできます。これにより、環境の特別な要件を満たすようにメトリックの収集間隔およびしきい値の設定を変更できます。メトリックの収集を1つ以上無効にした場合、メトリックなどに関するレポートに影響を与える可能性があります。

プラグインの管理

EMC Symmetrix DMX Systemプラグインを管理するには、まずロールと管理者を作成し、その後その管理者にロールを割り当てる必要があります。これにより、各ユーザーが持つ権限(プラグインの削除やレポートへのアクセスなど)を制限できます。

「ロール」または「管理者」アカウントを作成する手順:

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」「セキュリティ」の順に選択します。ロールを作成する場合は「ロール」を選択し、管理者アカウントを作成する場合は「管理者」を選択します。

  3. Enterprise Manager Cloud Controlにはアカウントが事前定義されており、それを利用してアカウントをカスタマイズすることができます。最初に、名前を選択して「類似作成」をクリックします。次の情報を指定します。

    • プロパティ: アカウントに関する情報

    • ロール: アカウントの適切なロールを、使用可能なロールのリストから選択します。

    • ターゲット権限: アカウントに割り当てるターゲット権限

    • リソース権限: すべてのリソース・レベルまたは付与する個々のリソースに明示的に付与する特定の権限

    各ページに情報を入力すると、「確認」ページに選択内容のサマリーが表示されます。

  4. 次の「プロパティ」情報を入力します。

    • 「管理者」アカウントの場合は、次の情報を入力します。

      • 名前

      • 「パスワード」と「パスワードの確認」

      • 「パスワード・プロファイル」を選択し、パスワード・オプションを選択します。

      • 管理者の電子メール・アドレス

      • 説明

    • ユーザー「ロール」の場合は、次の情報を入力します。

      • 名前

      • 説明

    情報をすべて入力したら、「次へ」を入力します。

  5. 「ロール」ページで、「使用可能なロール」から1つ以上のロールを選択します。「移動」をクリックしてロールをアカウントに追加します。

    適切なロールの追加が完了したら、「次へ」を入力します。

  6. 「ターゲット権限」ページで、アカウントに割り当てる権限を選択します。権限はすべてのターゲットに適用されます。

    適切なターゲット権限の追加が完了したら、「次へ」を入力します。

  7. 「リソース権限」ページで、すべてのリソース・レベルまたは付与する個々のリソースに明示的に付与する特定の権限を指定します。特定の権限の管理編集アイコンをクリックし、権限を変更します。

  8. 「確認」ページで、入力した情報が正しいことを確認します。「終了」をクリックすると、アカウントが作成されます。

プラグインの検査および検証

プラグインでデータの収集が開始するまで数分間待機した後、次の手順を使用して、プラグイン・ターゲットがEnterprise Managerで適切に監視されていることを検査および検証します。

  1. エージェントのホームページの「監視ターゲット」表で、EMC Symmetrix DMX Systemターゲット・リンクをクリックします。

    EMC Symmetrix DMX Systemホームページが表示されます。

  2. 「メトリック」表に、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。

  3. 「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。

  4. 「構成」セクションの「構成の表示」リンクをクリックして、構成データが表示されていることを確認します。

    構成データがすぐに表示されない場合は、「構成の表示」ページで「リフレッシュ」をクリックします。

プラグインのアンデプロイ

DMX System Plug-in from an Agentプラグインをエージェントからアンデプロイ手順:

  1. rootとしてEnterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」「拡張性」、最後に「プラグイン」の順にクリックします。

  3. EMC Symmetrix DMX System Plug-inターゲットを選択して「アンデプロイ元」をクリックします。「管理サーバー」または「管理エージェント」を選択します。

  4. プラグインのアンデプロイを確認します。接続されているEnterprise Managerユーザーに対して通知が表示され、構成解除のプロセスが始まります。

プラグインの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』プラグイン・マネージャに関する章を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm

レポート

この項では、様々なストレージ・コンポーネントについてEMC Symmetrix DMX Systemプラグインが収集したストレージ構成情報やパフォーマンス情報を基に生成されるレポートについて説明します。

表1 レポート

レポート 説明 目的

構成サマリー

Symmetrixアレイ(フロントエンド・ディレクタおよびディスク・ディレクタ)の構成の全体像を表示します。

Symmetrixアレイとそのディレクタの全体像を取得すること。

データベース使用率のサマリー

Symmetrixストレージ・システムのデータベース使用率に関する情報をレポートします。

データベースが使用している記憶域容量に関する情報を取得すること。

ASM使用率のサマリー

Symmetrixストレージ・システムのASM Usage Summary使用率に関する情報をレポートします。

ASMインスタンスが使用している記憶域容量に関する情報を取得すること。

ホスト記憶域の使用率のサマリー

Symmetrixストレージ・システムのホスト記憶域の使用率に関する情報をレポートします。

ホストが使用している記憶域容量に関する情報を取得すること。

データベース・ファイルとストレージ・デバイスのマッピング

表領域、データファイル、REDOログ、ASMディスク・グループなど、ストレージ・デバイス上にあるデータベース・コンポーネントへのマッピングをレポートします。

ストレージ・デバイス上にある表領域、データファイル、およびREDOログの場所を確認すること。

ストレージ・デバイスとデータベース・ファイルのマッピング

ストレージ・デバイスを使用している表領域、データファイルおよびREDOログの、各ストレージ・デバイスへのマッピングをレポートします。

ストレージ・デバイスを利用している1つ以上のデータベースに含まれる表領域、データファイル、およびREDOログのリストを確認すること。

ホスト・ファイル・システムとストレージ・デバイスのマッピング

ストレージ・デバイス上にあるホスト・ファイル・システムのレイアウトをレポートします。

ストレージ・デバイス上にあるホスト・ファイル・システムの場所を確認すること。

ASMディスク・グループとストレージ・デバイスのマッピング

ディスク・グループやASMディスクなど、ストレージ・デバイス上にあるASMコンポーネントへのマッピングをレポートします。

ストレージ・デバイス上にあるASMコンポーネントの場所を確認すること。

ホスト・ボリュームとストレージ・デバイスのマッピング

ストレージ・システム上にあるホスト・ボリュームへのマッピングをレポートします。

ストレージ・デバイス上にあるホスト・ボリュームの場所を確認すること。

ストレージ・デバイスとホスト・ボリュームのマッピング

異なるホスト上にある複数のボリュームについて、対応するストレージ・システムへのマッピングをレポートします。

ストレージ・システムと、異なるホスト上の対応するボリュームの場所を確認すること。

ストレージ・デバイスとホスト・ボリュームのパフォーマンス統計

ストレージ・デバイスのパフォーマンス詳細と、ストレージ・デバイス上のホスト・ボリュームへのマッピングをレポートします。

ストレージ・デバイスのパフォーマンスを確認すること。

フロントエンド・ディレクタのパフォーマンス統計

過去24時間以内に収集されたフロントエンド・ディレクタのパフォーマンス統計をレポートします。

フロントエンド・ディレクタの1秒当たりのI/O、1秒当たりの読取り、1秒当たりの書込みおよび1秒当たりの読取り/書込みを確認すること。

フロントエンド・ポートのパフォーマンス統計

個別のフロントエンド・ディレクタ・ポートについてパフォーマンス統計をレポートします。

フロントエンド・ポートのメトリック値に基づくパフォーマンスのスナップショットを確認すること。

ディスク・ディレクタのパフォーマンス統計

過去24時間以内に収集されたバックエンド・ディレクタのパフォーマンス統計をレポートします。

ディスク・ディレクタの1秒当たりのI/O、1秒当たりの読取り、1秒当たりの書込みおよび1秒当たりの読取り/書込みを確認すること。

ストレージ・デバイスのパフォーマンス統計

過去24時間以内に収集されたストレージ・デバイスのパフォーマンス統計をレポートします。

ストレージ・デバイスの1秒当たりの読取り、1秒当たりの書込み、1秒当たりの読取りKB数、および1秒当たりの書込みKB数を確認すること。

ディスクのパフォーマンス統計

過去24時間以内に収集された物理ディスクのパフォーマンス統計をレポートします。データが収集された期間中における、ディスクの全体的なパフォーマンスがグラフで示されます。

ディスクの1秒当たりの読取り、1秒当たりの書込み、1秒当たりの読取りKB数、および1秒当たりの書込みKB数を確認すること。


トラブルシューティング・シナリオ

メトリック収集エラー

メトリック収集エラーが発生した場合は、EMC Solutions Enabler 6.3以上が実行されていることを確認してください。

既知の問題

ASMLib (たとえば、ORCL:*)を介して検出されたディスクを使用して作成されたASMディスクグループのマッピングは、サポートされていません。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。


Oracle Enterprise Manager System Monitoring Plug-inインストレーション・ガイド for EMC Symmetrix SMX System リリース12.1.0.2.0

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