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Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート
リリース12.1.0.3.0
E64875-02
 

 

Oracle® Enterprise Manager

for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート

リリース12.1.0.3.0

E64875-02(原本部品番号:E58956-03)

2015年10月

このドキュメントでは、最新の情報と、正規のマニュアルにはまだ記載されていない情報について説明します。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

1 プラットフォームおよび構成

Enterprise Manager Plug-in for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース12.1.0.3.0は、TimesTen 11.2.2.6.0以上、Enterprise Manager Agent 12cリリース4以上がサポートするすべてのプラットフォームでサポートされています。これらのプラットフォームは次のとおりです。

  • Linux x86 (32ビット)

  • Linux x86-64 (64ビット)

  • IBM AIX (64ビット)

  • Solaris Operating System (SPARC) (64ビット)

  • Solaris Operating System(x86-64)

  • Windows x86-64 (64ビット)

  • HP-UX Itanium (64ビット)

    HP-UX Itanium (64ビット)のプラグインをダウンロードする場所の詳細は、「ソフトウェア要件およびインストール」を参照してください。

追加要件は次のとおりです。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース4(以上)をインストールします。

  • TimesTen 11.2.2.6.0以上をインストールします。

  • 表示を最適にするには、画面解像度を1280x1024ピクセル以上に設定します。

Enterprise Manager Plug-in for Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース12.1.0.3.0は、Oracle Enterprise Manager 10.2または11.1をサポートしません。

2 ソフトウェア要件およびインストール

ソフトウェア要件の詳細は、『Oracle Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド』を参照してください。

HP-UX Itanium (64ビット)をサポートするプラグインをデプロイする手順:

  1. My Oracle Supportサイトからパッチ番号22013182のOPARファイルをダウンロードします。

  2. OMSホストまたは管理エージェントにプラグインをインポートします。詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』プラグイン・アーカイブのインポートに関する項を参照してください。

  3. OMSホストまたは管理エージェントにプラグインをデプロイします。詳細は、『Oracle Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド』を参照してください。

3 既知の問題および制限事項

この項では、既知の問題および制限事項について説明します。

TimesTenデータベースのホームページ:

  • 場合によっては、最近追加されたTimesTenデータベース・ターゲットのホームページを表示しようとすると、一部のメトリックの値にN/Aが表示される場合があります。この状況が発生した場合、Enterprise Managerがメトリックを収集するまで数分間お待ちください。

TimesTenデータベースのバックアップおよびリストア・ページ:

  • 場合によっては、バックアップのファイル接頭辞を指定せずにバックアップ・スケジュールを作成しようとすると、「接頭辞を特定できません。1つ指定してください。」というエラー・メッセージが表示される場合があります。この状況が発生した場合、TimesTenデータベースが少なくとも15分間メモリーにロードされていることを確認してください。

  • 場合によっては、最近作成したバックアップ・スケジュールを非アクティブ化しようとすると、JBO-25014: 他のユーザーにより、主キーoracle.jbo.keyの行が変更されています。というエラー・メッセージが表示される場合があります。この状況が発生した場合、バックアップ・スケジュールを削除し、新しいバックアップ・スケジュールを作成します。新しく作成したバックアップ・スケジュールの非アクティブ化は行わないでください。

TimesTenデータベースのエージェントの起動/停止ページ:

  • 場合によっては、WindowsプラットフォームにインストールされているデータベースのTimesTenキャッシュ・エージェントを起動しようとすると、TimesTenデータベースのエージェントの起動/停止ページの起動ボタンが機能しません。この状況が発生した場合、TNS_ADMIN環境変数が定義されていることを確認してください。次に、Enterprise ManagerコンソールからEnterprise Managerエージェント・プロセスを再起動してください。

TimesTenデータベースのトランザクション・モニター・ページ:

  • 場合によっては、ターゲットの優先資格証明を設定せずにトランザクション・モニター・ページを表示しようとすると、一連のエラー・メッセージが表示される場合があります。この状況が発生した場合、ページの自動リフレッシュ・レートをオフ に設定し、ターゲットの優先資格証明を設定します。その後、TimesTenデータベースのトランザクション・モニター・ページに戻ります。

TimesTenデータベース・キャッシュ同期メトリック・ページ:

  • 「キャッシュ自動リフレッシュ」タブでリアルタイムにデータを表示しているときに、読取り専用キャッシュ・グループを追加または削除した場合、「読取り専用キャッシュ」表に更新された読取り専用キャッシュ・グループが表示されません。2つの回避策があり、いずれにおいても、エージェント・アップロード間隔時間(デフォルトは15分)の間待機する必要があります。

    • Enterprise Managerからログアウトし、Enterprise Managerにログインしなおします。

    • 「データの表示」オプションを「過去24時間」に変更し、ページをリフレッシュします。ページがリフレッシュされると、「データの表示」オプションを「リアル・タイム」に変更します。

  • TimesTenターゲット・データベースが接続属性CacheAWTMethod=0 (SQL配列の実行)を使用して構成されている場合は、「AWTのキャッシュ」タブのPL/SQL実行メソッド(Oracle DBに送信されるバッチ)のメトリックが増加する場合があります。これが予想される動作です。

TimesTenデータベースのレプリケーション・モニター・ページ:

  • 場合によっては、TimesTenレプリケーション・エージェントを再起動した場合、送信済スレッド・ステータス・タブとトランザクション受信ステータス・タブそれぞれの「過去1時間に送信したトランザクション」または「過去1時間に受信したトランザクション」グラフにマイナスの値が表示される場合があります。

  • 送信済スレッド・ステータス・タブとトランザクション受信ステータス・タブそれぞれの「過去1時間に送信したトランザクション」および「過去1時間に受信したトランザクション」グラフは、送信されたトランザクションと受信したトランザクションである必要があります。これらのグラフには、1秒当たりの送信済トランザクションおよび1秒当たりの受信済トランザクションが表示されます。

TimesTenデータベースのすべてのメトリック・ページ:

  • 「パフォーマンス・データ1 [キャッシュからグリッドまで]」のメトリック・グループ名は、パフォーマンス・データ1 [キャッシュからDBまで]である必要があります。

  • 一部の言語の翻訳で、パフォーマンス・データ1 [キャッシュからキャッシュ・グリッドまで]およびパフォーマンス・データ2 [ロックからトランザクションまで]のメトリック・グループ名の下のメトリックの順序が、メトリック・グループ名にリストされている順序と一致しない場合があります。

TimesTenデータベース情報パブリッシャ・レポート・ページ:

  • レポートは、英語でのみ提供され、他の言語には翻訳されません。

一般:

  • Enterprise Managerが、表を含むレプリケーション・モニターまたはキャッシュ同期メトリック・ページをリフレッシュすると、選択した行のフォーカスが表の最初の行にリセットされます。

  • データベースが破棄または再作成されても、TimesTenターゲットの履歴統計は削除されません。以前のデータベースの統計がまだ表示されます。古い統計を削除する場合は、Enterprise ManagerのTimesTenターゲットを削除し、再作成します。

  • TimesTenのインスタンス管理者と同じオペレーティング・システム・ユーザーとしてEnterprise Manager Agentが実行されていない場合は、レプリケーションの監視情報が欠落する場合があります。TimesTenのインスタンス管理者と同じオペレーティング・システム・ユーザーとしてEnterprise Manager Agentをインストールしてください。

  • エージェントがホストの正しいタイムゾーンを取得しない場合があります。これが発生した場合、次を実行します。

    1. エージェントのホストにログオンします。

    2. エージェントのホストが適切なタイムゾーンを使用して構成されていることを確認します。適切なタイムゾーンを使用したエージェントのホストの構成の詳細は、システム管理者に連絡してください。

    3. emctl stop agentを実行します。

      $ emctl stop agent
      

      実行結果:

      Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control Release 4
      Copyright (c) 1996, 2014 Oracle Corporation.  All rights reserved.
      Stopping agent ...... stopped.
      
    4. emctl resettz agentを実行します。

      $ emctl resettz agent 
      

      実行結果:

      Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control Release 4
      Copyright (c) 1996, 2014 Oracle Corporation.  All rights reserved.
      Updating /scratch/testuser/em/agent/agent_inst/sysman/config/ emd.properties...
      Successfully updated /scratch/testuser/em/agent/agent_inst/sysman/config/ emd.properties.
      Login as the em repository user and run the script:
      exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT')and commit the changes
      This can be done for example by logging into sqlplus and doing
      SQL> exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT')
      SQL> commit
      
    5. SQL*Plusを使用してEnterprise Managerリポジトリ・ユーザーとしてデータベースに接続します。

      $ sqlplus sysman/sysman
      

      実行結果:

      SQL*Plus: Release 11.2.0.3.0 Production on Fri Jun 14 08:48:00 2013
      
      Copyright (c) 1982, 2013, Oracle.  All rights reserved.
      
      Connected to:
      Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
      With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options 
      
    6. 手順4の出力からSQLスクリプトをコピーして貼り付けます。次に例を示します。

      SQL> exec mgmt_target.set_agent_tzrgn('testhost.oracle.com:3872','PST8PDT') 
      

      実行結果:

      PL/SQL procedure successfully completed.
      
    7. トランザクションをコミットします。

      SQL> commit; 
      

      実行結果:

      Commit complete.
      
    8. SQL*Plusを終了します。

      SQL> exit 
      

      実行結果:

      Disconnected from Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production
      With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options
      
    9. emctl start agentを実行します。

      $ emctl start agent
      

      実行結果:

      Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control Release 4  
      Copyright (c) 1996, 2014 Oracle Corporation.  All rights reserved.
      Starting agent ................................. started.
      

4 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。


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