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x86 プラットフォーム上の Oracle Solaris のブートおよびシャットダウン Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. x86 ベースシステムのブートおよびシャットダウン (概要)
2. 指定された状態への x86 ベースシステムのブート (タスク)
5. x86 ベースシステムのネットワークからのブート (作業)
6. x86 ベースシステム上のブートパラメータの変更 (タスク)
7. x86 プラットフォーム上での ZFS ブート環境の作成、管理、およびこのブート環境からのブート (タスク)
ZFS ブート環境の作成と管理、およびこのブート環境からのブート (タスクマップ)
使用可能なブート環境、スナップショット、およびデータセットの一覧を表示する方法
8. x86 ベースシステムのブート可能状態の維持 (タスク)
インストール処理中または beadm activate 操作中に、ZFS を自動的にブートするための次のエントリが /pool-name /boot/grub/menu.lst ファイルに追加されます。
title 2010-12-10-be-s findroot (pool_rpool,0,a) bootfs rpool/ROOT/2010-12-10-be_152 kernel$ /platform/i86pc/kernel/$ISADIR/unix -B $ZFS-BOOTFS -s module$ /platform/i86pc/$ISADIR/boot_archive
GRUB によってブートデバイスとして識別されたデバイスに ZFS ストレージプールが含まれている場合、menu.lst ファイルを使用して GRUB メニューが作成されます。複数の ZFS ブート環境がある x86 ベースのシステムでは、ブート中に GRUB メニューからブート環境を選択できます。このメニューエントリに対応するルートファイルシステムが ZFS データセットである場合は、次のオプションが追加されます:
-B $ZFS-BOOTFS
$ZFS-BOOTFS キーワードにより、 x86 ベースのシステムで Oracle Solaris ZFS ルートファイルシステムからのブートを実行できます。このオプションは、どのブート環境またはデータセットをブートするかを識別します。ZFS ブートローダーをサポートする Oracle Solaris リリースをインストールする場合は、GRUB menu.lst ファイルおよび GRUB ブートメニューにデフォルトでこの情報が含まれます。
例 7-3 ZFS ブート環境、データセット、またはファイルシステムからのブート
ZFS ファイルシステムからブートする場合、ルートデバイスは、GRUB メニューの kernel$ 行にある -B $ZFS-BOOTFS ブートパラメータで指定されます。この値は、-B オプションで指定されるすべてのパラメータと同様に、GRUB からカーネルに渡されます。例:
title Oracle Solaris 11 Express snv_152 findroot (pool_rpool,0,a) bootfs rpool/ROOT/solaris kernel$ /platform/i86pc/kernel/$ISADIR/unix -B $ZFS-BOOTFS module$ /platform/i86pc/$ISADIR/boot_archive