デフォルトの AI マニフェスト

新しいインストールサービスを作成すると、install_service_image_path /auto_install/manifest/default.xml がそのインストールサービスの初期のデフォルトの AI マニフェストになります。

このデフォルトの AI マニフェストを下に示します。このデフォルトのマニフェストは、インストールイメージごとに多少異なることがあります。

デフォルトのマニフェストの target セクションでは、作成される ZFS ファイルシステムあるいはデータセットを定義します。デフォルトのマニフェストでは、インストールのターゲットディスクを定義しません。ターゲットディスクがマニフェストに指定されていない場合にデフォルトのターゲットインストール先を決定する方法については、ai_manifest(4) のマニュアルページの説明を参照してください。

destination セクションは、インストールするロケールの指定に使用できます。インストールするべきロケールを制限するために、マニフェスト内でファセット指定を使用できます。これによって、すべてのロケールが必要ではない場合に時間とスペースを節約できます。ファセットが指定されない場合、すべてのロケールのファセットがデフォルトで true になります。イメージのファセットおよび属性の設定の詳細は、ai_manifest(4) のマニュアルページを参照してください。

ソフトウェアのインストール手順によってデフォルトの IPS パッケージリポジトリが指定され、次の 2 つのパッケージがインストールされます。

• entire パッケージは必須です。この結合パッケージによって、インストールされるシステムパッケージが互換性のあるバージョンに制約されます。適切なシステム更新と正しいパッケージ選択は、この結合の存在によって変わります。このパッケージのインストールを AI マニフェストから削除しないでください。また、インストール後にこのパッケージをアンインストールしないでください。

• solaris-large-server パッケージは、インストールするほとんどの環境で推奨されるツールとデバイスドライバのグループパッケージです。このパッケージにより、多数のネットワークドライバとストレージドライバ、Python ライブラリ、Perl など、多くのものがインストールされます。solaris-large-server グループパッケージに含まれるパッケージの完全なリストについては、『Oracle Solaris 11 ソフトウェアパッケージの追加および更新』の「グループパッケージ内のすべてのインストール可能なパッケージの一覧表示」に記載されているように、pkg contents コマンドを使用します。

  インストールする可能性がある他のパッケージの名前を検索する方法については、『Oracle Solaris 11 ソフトウェアパッケージの追加および更新』を参照してください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!--

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-->
<!DOCTYPE auto_install SYSTEM "file:///usr/share/install/ai.dtd.@DTD_VERSION_AI@">
<auto_install>
  <ai_instance name="default">
    <target>
      <logical>
        <zpool name="rpool" is_root="true">
          <filesystem name="export" mountpoint="/export"/>
          <filesystem name="export/home"/>
          <be name="solaris"/>
        </zpool>
      </logical>
    </target>
    <software type="IPS">
      <destination>
        <image>
          <!-- Specify locales to install -->
          <facet set="false">facet.locale.*</facet>
          <facet set="true">facet.locale.de</facet>
          <facet set="true">facet.locale.de_DE</facet>
          <facet set="true">facet.locale.en</facet>
          <facet set="true">facet.locale.en_US</facet>
          <facet set="true">facet.locale.es</facet>
          <facet set="true">facet.locale.es_ES</facet>
          <facet set="true">facet.locale.fr</facet>
          <facet set="true">facet.locale.fr_FR</facet>
          <facet set="true">facet.locale.it</facet>
          <facet set="true">facet.locale.it_IT</facet>
          <facet set="true">facet.locale.ja</facet>
          <facet set="true">facet.locale.ja_*</facet>
          <facet set="true">facet.locale.ko</facet>
          <facet set="true">facet.locale.ko_*</facet>
          <facet set="true">facet.locale.pt</facet>
          <facet set="true">facet.locale.pt_BR</facet>
          <facet set="true">facet.locale.zh</facet>
          <facet set="true">facet.locale.zh_CN</facet>
          <facet set="true">facet.locale.zh_TW</facet>
        </image>
      </destination>
      <source>
        <publisher name="solaris">
          <origin name="http://pkg.oracle.com/solaris/release"/>
        </publisher>
      </source>
      <!--
        By default the latest build available, in the specified IPS
        repository, is installed.  If another build is required, the
        build number has to be appended to the 'entire' package in the
        following form:

            <name>pkg:/entire@0.5.11-0.build#</name>
      -->
      <software_data action="install">
        <name>pkg:/entire@latest</name>
        <name>pkg:/group/system/solaris-large-server</name>
      </software_data>
    </software>
  </ai_instance>
</auto_install>