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Oracle Solaris 11 ソフトウェアパッケージの追加および更新 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
インストールされているパッケージと発行元の構成によって、システムに課せられた制約で許可される最新バージョンに、使用可能な更新があるすべてのインストールされているパッケージを更新するには、pkg-fmri を指定しないか、または pkg-fmri としてアスタリスク文字 (*) を付けて、pkg update コマンドを使用します。非大域ゾーンが現在のイメージに構成されている場合、これらのゾーンも更新されます。『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris ゾーン、Oracle Solaris 10 ゾーン、およびリソース管理)』の「パッケージとゾーンについて」を参照してください。
/usr/bin/pkg update [-fnvq] [-g path_or_uri ...] [--accept] [--licenses] [--no-index] [--no-refresh] [--no-be-activate] [--no-backup-be | --require-backup-be] [--backup-be-name name] [--deny-new-be | --require-new-be] [--be-name name] [--reject pkg_fmri_pattern ...] [pkg_fmri_pattern ...]
使用可能な更新があるパッケージのリストを表示するには、pkg list -u コマンドを使用します。pkg update 操作により、多くの場合、新しい BE が自動的に作成されます。現在のイメージまたは新しい BE に行われる変更を確認するには、pkg update -nv を使用します。新しい BE を強制的に作成するか、新しい BE にわかりやすい名前を付ける場合は、--be-name オプションを使用します。
デフォルトでは、各パッケージは、現在インストールされているバージョンを提供した発行元から更新されます。発行元のスティッキネスと検索順を指定することにより、パッケージを提供する発行元を制御することができます。「パッケージ発行元の追加、変更、削除」を参照してください。
インストールされているすべてのパッケージを更新する場合に、-f オプションを指定すると、クライアントの最新状態チェックが実行されません。
指定したパッケージリポジトリまたはパッケージアーカイブを、パッケージデータの取得元になるイメージ内のソースのリストに一時的に追加するには、-g オプションを使用します。update の実行後、発行元によって提供され、イメージ内に見つからないパッケージがある場合は、起点なしでイメージ構成に追加されます。
更新されるパッケージのライセンス条項に同意することを示す場合は、--accept オプションを使用します。このオプションを指定しないと、パッケージのライセンスに同意が必要になった場合、更新操作は失敗します。この操作の一環として更新されるパッケージのすべてのライセンスを表示するには、--licenses オプションを使用します。
-no-refresh オプションを指定した場合、使用可能なパッケージやその他のメタデータの最新のリストを取得するために、イメージの発行元のリポジトリに接続しません。
--no-index オプションを指定すると、操作の正常終了後に、検索インデックスが更新されません。このオプションを指定すると、多数のパッケージをインストールする場合に、いくらか時間を節約できます。更新操作が終了したら、pkg refresh を使用して、使用可能なパッケージと、指定した各発行元の発行元メタデータのリストを更新できます。発行元を指定しない場合、すべての発行元を対象に更新が実行されます。新しい BE が作成された場合、新しい BE でこの発行元の更新を実行します。