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Oracle Solaris 11 ソフトウェアパッケージの追加および更新     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  Image Packaging System の概要

2.  IPS のグラフィカルユーザーインタフェース

3.  ソフトウェアパッケージに関する情報の取得

パッケージのインストール状態情報の表示

パッケージの説明またはライセンスの表示

パッケージマニフェストからの情報の表示

パッケージによってインストールされるファイルの一覧表示

グループパッケージ内のすべてのインストール可能なパッケージの一覧表示

ライセンス要件の表示

パッケージの検索

特定のファイルを提供するパッケージの識別

カテゴリ別のパッケージの一覧表示

依存パッケージの表示

グループパッケージ内のすべてのパッケージの一覧表示

4.  ソフトウェアパッケージのインストールおよび更新

5.  インストールされるイメージの構成

パッケージマニフェストからの情報の表示

pkg contents コマンドは、パッケージのファイルシステムの内容を表示します。オプションやオペランドを指定せずにこのコマンドを使用すると、現在のイメージにインストールされているすべてのパッケージのパス情報が表示されます。表示するパッケージの内容を指定するには、コマンドオプションを使用します。結果を絞り込むには、パッケージ名を 1 つ以上指定します。パッケージ名にはワイルドカードを使用できます。

/usr/bin/pkg contents [-Hmr] [-a attribute=pattern ...] [-g path_or_uri ...]
    [-o attribute ...] [-s sort_key] [-t action_type ...] [pkg_fmri_pattern ...]

contents サブコマンドと search サブコマンドはどちらも、パッケージの内容をクエリーします。pkg contents コマンドは、パッケージのアクションと属性を表示します。pkg search コマンドは、クエリーに一致するパッケージを一覧表示します。

次の例は、pkg contents のデフォルトの動作を示しています。表示するアクションと属性を指定するには、オプションを使用します。

$ pkg contents e1000g
PATH
kernel
kernel/drv
kernel/drv/amd64
kernel/drv/amd64/e1000g
kernel/drv/e1000g.conf
usr/share/man/man7d
usr/share/man/man7d/e1000g.7d

-m オプションは、パッケージマニフェスト全体を表示します。

-r オプションは、使用可能な最新のバージョンを表示し、構成された発行元のリポジトリから、現在インストールされていないパッケージについての情報を取得します。

-g オプションは、操作のパッケージデータのソースとして使用するリポジトリまたはパッケージアーカイブを指定する場合に使用します。

指定したアクション属性によってアクションをソートする場合は、-s オプションを使用します。デフォルトで、出力は、パスまたは -o オプションで指定された最初の属性によってソートされます。-s オプションは複数回指定できます。

パッケージによってインストールされるファイルの一覧表示

表示するアクションのタイプを指定する場合は、-t オプションを使用します。コンマ区切りリストで複数のタイプを指定するか、-t オプションを複数回指定することができます。

出力に表示する属性を指定する場合は、-o オプションを使用します。コンマ区切りリストで複数の属性を指定するか、-o オプションを複数回指定することができます。パッケージのアクションと属性のリストについては、pkg(5) のマニュアルページを参照してください。この例では、pkg.size 疑似属性は、ファイルのサイズを示しています。file アクションには size 属性がありません。

# pkg contents -t file -o owner,group,mode,pkg.size,path e1000g
OWNER GROUP MODE PKG.SIZE PATH
root  sys   0755   420912 kernel/drv/amd64/e1000g
root  sys   0644     4238 kernel/drv/e1000g.conf
root  bin   0444       20 usr/share/man/man7d/e1000.7d
root  bin   0444    12813 usr/share/man/man7d/e1000g.7d

パッケージマニフェストを表示した場合、e1000g パッケージに 7 つのファイルアクションがあることがわかります。上の出力に表示されていない 3 つのファイルは、このイメージにインストールできません。このイメージは、x86 アーキテクチャーであり、デバッグファイルを含みません。x86 アーキテクチャーのデバッグファイルは上に表示されず、SPARC アーキテクチャーに対しては、デバッグファイルもデバッグファイル以外のファイルも表示されません。イメージにデバッグファイルを含めるかどうかを変更するには、デバッグイメージバリアントを変更します。「省略可能なコンポーネントのインストールの制御」を参照してください。

グループパッケージ内のすべてのインストール可能なパッケージの一覧表示

Oracle Solaris 11 GUI インストーラは solaris-desktop グループパッケージをインストールします。テキストインストーラおよび自動インストーラインストールのデフォルトの AI マニフェストは、solaris-large-server グループパッケージをインストールします。 solaris-small-server グループパッケージは、サーバーに小さいパッケージのセットをインストールするために使用できる代替パッケージです。次のコマンドを使用して、各グループに含まれる一連のパッケージを表示できます。

$ pkg contents -o fmri -H -rt depend -a type=group solaris-desktop
archiver/gnu-tar
audio/audio-utilities
...

-t オプションは、パッケージの depend アクションに一致します。-a オプションはタイプ groupdepend アクションに一致します。-o オプションは、グループ depend アクションの fmri 属性のみを表示します。

ライセンス要件の表示

この例は、パッケージライセンスに同意する必要があるすべての incorporation パッケージを表示します。

$ pkg contents -rt license -a must-accept=true \
-o must-accept,must-display,license,pkg.name *incorporation
MUST-ACCEPT MUST-DISPLAY LICENSE                           PKG.NAME
true        true         usr/src/pkg.license_files/lic_OTN consolidation/osnet/osnet-incorporation