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Oracle Solaris 11 パッケージリポジトリのコピーおよび作成 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
IPS パッケージリポジトリをホストするシステムは、x86 ベースまたは SPARC ベースのいずれかのシステムとすることができます。
IPS リポジトリサーバーは、コピーする予定のパッケージが構築される対象のバージョンと同じかそれよりも新しい Oracle Solaris 11 OS を実行する必要があります。例えば、サーバーが Oracle Solaris 11 Express を実行していて、Oracle Solaris 11 リポジトリのコピーを作成する場合、リポジトリをコピーする前にサーバーを Oracle Solaris 11 に更新します。
Oracle Solaris 11 リリースリポジトリのコピーをホストするには、リポジトリサーバーに 15G バイトの空き容量が必要です。
推奨されるベストプラクティスは、ローカルパッケージリポジトリ用に別個の ZFS ファイルシステムを作成することです。別個の ZFS ファイルシステムを使用すると、次のメリットを得ることができます。
高いパフォーマンスの達成。
異なるファイルシステム特性の設定。
指定したファイルシステムの直接のスナップショットと回復。
1 つのシステムが複数の IPS リポジトリをホストする場合、各リポジトリを別個の ZFS ファイルシステムにすることで、各リポジトリを別々にロールバックおよび復元できます。
現在の ZFS データセットを表示するには zfs list コマンドを使用します。
$ zfs list NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT rpool 75.2G 108G 5.00G /rpool rpool/ROOT 23.0G 108G 31K legacy rpool/ROOT/solaris 44.8G 108G 3.52G / rpool/dump 1.97G 108G 1.97G - rpool/export 43.0G 108G 30.5G /export rpool/export/home 12.6G 108G 32K /export/home rpool/export/home/bob 12.6G 108G 12.6G /export/home/bob rpool/swap 2.09G 108G 1.97G -
root の役割になります。
$ su - root
ルートプール内にパッケージリポジトリ用の ZFS ファイルシステムを作成します。
# zfs create rpool/export/repoSolaris11 # zfs list NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT rpool 75.2G 108G 5.00G /rpool rpool/export/repoSolaris11 31K 108G 31K /export/repoSolaris11 ...
ヒント - リポジトリを更新するときに高いパフォーマンスを得るには、atime を off に設定します。
# zfs set atime=off rpool/export/repoSolaris11
atime プロパティーは、ファイルが読み取られるときにファイルのアクセス時間が更新されるかどうかを制御します。このプロパティーをオフにすると、ファイルを読み取るときに書き込みトラフィックが生成されなくなります。