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Oracle Solaris 11 パッケージリポジトリのコピーおよび作成     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  Image Packaging System パッケージリポジトリ

ローカル IPS リポジトリ

リポジトリホストシステムの準備

2.  IPS パッケージリポジトリのコピー

3.  リポジトリへのアクセスの提供

4.  ローカル IPS パッケージリポジトリの保守

リポジトリホストシステムの準備

IPS パッケージリポジトリをホストするシステムは、x86 ベースまたは SPARC ベースのいずれかのシステムとすることができます。

オペレーティングシステム

IPS リポジトリサーバーは、コピーする予定のパッケージが構築される対象のバージョンと同じかそれよりも新しい Oracle Solaris 11 OS を実行する必要があります。例えば、サーバーが Oracle Solaris 11 Express を実行していて、Oracle Solaris 11 リポジトリのコピーを作成する場合、リポジトリをコピーする前にサーバーを Oracle Solaris 11 に更新します。

ディスク容量

Oracle Solaris 11 リリースリポジトリのコピーをホストするには、リポジトリサーバーに 15G バイトの空き容量が必要です。

推奨されるベストプラクティスは、ローカルパッケージリポジトリ用に別個の ZFS ファイルシステムを作成することです。別個の ZFS ファイルシステムを使用すると、次のメリットを得ることができます。

1 つのシステムが複数の IPS リポジトリをホストする場合、各リポジトリを別個の ZFS ファイルシステムにすることで、各リポジトリを別々にロールバックおよび復元できます。

現在の ZFS データセットを表示するには zfs list コマンドを使用します。

$ zfs list
NAME                    USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
rpool                  75.2G   108G  5.00G  /rpool
rpool/ROOT             23.0G   108G    31K  legacy
rpool/ROOT/solaris     44.8G   108G  3.52G  /
rpool/dump             1.97G   108G  1.97G  -
rpool/export           43.0G   108G  30.5G  /export
rpool/export/home      12.6G   108G    32K  /export/home
rpool/export/home/bob  12.6G   108G  12.6G  /export/home/bob
rpool/swap             2.09G   108G  1.97G  -

root の役割になります。

$ su - root

ルートプール内にパッケージリポジトリ用の ZFS ファイルシステムを作成します。

# zfs create rpool/export/repoSolaris11
# zfs list
NAME                         USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
rpool                       75.2G   108G  5.00G  /rpool
rpool/export/repoSolaris11    31K   108G    31K  /export/repoSolaris11
...

ヒント - リポジトリを更新するときに高いパフォーマンスを得るには、atimeoff に設定します。


# zfs set atime=off rpool/export/repoSolaris11

atime プロパティーは、ファイルが読み取られるときにファイルのアクセス時間が更新されるかどうかを制御します。このプロパティーをオフにすると、ファイルを読み取るときに書き込みトラフィックが生成されなくなります。