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Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris のコマンドに関する情報の検索
4. Oracle Solarisシステムのブートとシャットダウン
5. Oracle Configuration Manager の操作
ブート中に system/filesystem/local:default サービスで障害が発生した場合に sulogin プロンプトを強制的に表示する方法
16. システムコンソール、端末デバイス、および電源サービスの管理 (手順)
19. システムおよびソフトウェアのトラブルシューティング (手順)
次の手順は、実行制御スクリプトを使用してレガシーサービスを停止または開始する方法を示しています。また、実行制御スクリプトを追加または削除する手順も示しています。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# /etc/init.d/filename stop
# /etc/init.d/filename start
# pgrep -f service
例 7-16 実行制御スクリプトを使用してサービスを起動または停止する
NFS サーバーデーモンを停止するには、次のように入力します。
# /etc/init.d/nfs.server stop # pgrep -f nfs
そして、NFS サーバーデーモンを再開するには、次のように入力します。
# /etc/init.d/nfs.server start # pgrep -f nfs 101773 101750 102053 101748 101793 102114 # pgrep -f nfs -d, | xargs ps -fp UID PID PPID C STIME TTY TIME CMD daemon 101748 1 0 Sep 01 ? 0:06 /usr/lib/nfs/nfsmapid daemon 101750 1 0 Sep 01 ? 26:27 /usr/lib/nfs/lockd daemon 101773 1 0 Sep 01 ? 5:27 /usr/lib/nfs/statd root 101793 1 0 Sep 01 ? 19:42 /usr/lib/nfs/mountd daemon 102053 1 0 Sep 01 ? 2270:37 /usr/lib/nfs/nfsd daemon 102114 1 0 Sep 01 ? 0:35 /usr/lib/nfs/nfs4cbd
サービスを起動または停止するための実行制御スクリプトを追加するには、そのスクリプトを/etc/init.d ディレクトリにコピーします。次に、サービスを起動または停止する rcn.d ディレクトリ内にリンクを作成します。
実行制御スクリプトの命名法の詳細については、/etc/rcn.d ディレクトリ内の README ファイルを参照してください。次に、実行制御スクリプトを追加する方法について説明します。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# cp filename/etc/init.d # chmod 0744 /etc/init.d/filename # chown root:sys /etc/init.d/filename
# cd /etc/init.d # ln filename /etc/rc2.d/Snnfilename # ln filename /etc/rcn.d/Knnfilename
# ls /etc/init.d/*filename /etc/rc2.d/*filename /etc/rcn.d/*filename
例 7-17 実行制御スクリプトを追加する
次の例は、xyz サービスの実行制御スクリプトを追加する方法を示しています。
# cp xyz /etc/init.d # chmod 0744 /etc/init.d/xyz # chown root:sys /etc/init.d/xyz # cd /etc/init.d # ln xyz /etc/rc2.d/S99xyz # ln xyz /etc/rc0.d/K99xyz # ls /etc/init.d/*xyz /etc/rc2.d/*xyz /etc/rc0.d/*xyz
実行制御スクリプトを無効にするには、ファイル名の先頭に下線 (_) を付けてファイル名を変更します。下線またはドット (.) で始まるファイルは実行されません。接尾辞を追加してファイルをコピーすると、両方のファイルが実行されます。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# cd /etc/rcn.d # mv filename_filename
# ls _* _filename
例 7-18 実行制御スクリプトを無効にする
次の例は、S99datainit スクリプトの名前を変更する方法を示しています。
# cd /etc/rc2.d # mv S99datainit _S99datainit # ls _* _S99datainit