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Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris のコマンドに関する情報の検索
4. Oracle Solarisシステムのブートとシャットダウン
5. Oracle Configuration Manager の操作
管理者が提供する driver.conf ファイルのサポート
システムのアイデンティティーの変更方法 (nodename)
16. システムコンソール、端末デバイス、および電源サービスの管理 (手順)
19. システムおよびソフトウェアのトラブルシューティング (手順)
次の表に、一般的なシステム情報を変更するコマンドを示します。
表 9-1 システム情報を表示するためのコマンド
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$ cat /etc/release Oracle Solaris Nevada Next Development snv_146 x86 Copyright (c) 2010, Oracle and/or its affiliates. All Rights Reserved. Assembled 29 July 2010
例 9-1 システムのホスト ID を表示する
次の例は、hostid コマンドの出力を示します。
$ hostid 80a5d34c
-prtconf コマンドの b オプションを使用すると、システムの製品名を表示できます。この機能の詳細については、prtconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
$ prtconf -b
例 9-2 システムの製品名を表示する
次に、prtconf -b コマンドの出力例を示します。
$ prtconf -b name: SUNW,Sun-Fire-T200 banner-name: Sun Fire T200 compatible: 'sun4v'
次に、prtconf -vb コマンドの出力例を示します。
$ prtconf -vb name: SUNW,Sun-Fire-T200 banner-name: Sun Fire T200 compatible: 'sun4v' idprom: 01840014.4f1de8da.00000000.1de8dade.00000000.00000000.00000000.00000000 openprom model: SUNW,4.30.4.a openprom version: 'OBP 4.30.4.a 2010/01/06 14:56'
例 9-3 システムにインストールされているメモリーを表示する
次の例は、prtconf コマンドの出力例を示します。grep Memory コマンドは prtconf コマンドの出力内容を選別して、メモリー情報だけを表示します。
$ prtconf | grep Memory Memory size: 65408 Megabytes
デバイスのデフォルトのプロパティー値とカスタマイズされたプロパティー値の両方を表示するには、prtconf コマンドと -u オプションを使用します。このオプションの詳細については、prtconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
$ prtconf -u
prtconf -u コマンドの出力には、システム上に存在するすべてのドライバのデフォルトのプロパティーとカスタマイズされたプロパティーが表示されます。
例 9-4 デフォルトを表示する
この例は、bge.conf ファイルのデフォルトプロパティーとカスタムプロパティーを示しています。ベンダーから提供された設定ファイルは /kernel ディレクトリと /platform ディレクトリにありますが、対応する修正されたドライバ設定ファイルは /etc/driver/drv にあります。
$ prtconf -u
. . . pci108e,534d (pci14e4,16a7), instance #0 System software properties: name='bge-known-subsystems' type=int items=16 name='bge-rx-rings' type=int items=1 value=00000010 name='bge-tx-rings' type=int items=1 value=00000002 <---- system merged value 2 Admin global properties: name='bge-tx-rings' type=int items=1 value=00000002 <---- admin value is 2 Vendor global properties: name='bge-tx-rings' type=int items=1 value=00000001 <---- vendor value is 1 . . .
参照
詳細は、driver(4) および driver.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
管理者が提供する設定ファイルの作成手順については、『Oracle Solaris の管理: デバイスとファイルシステム』の第 5 章「デバイスの管理 (概要と手順)」を参照してください。
例 9-5 日付と時刻を表示する
$ date Mon Sep 13 17:32:59 MST 2010 $
psrinfo コマンドが変更され、仮想プロセッサの情報だけでなく、物理プロセッサの情報も返すようになりました。この拡張機能の追加によって、チップマルチスレッド化 (CMT) 機能を識別できるようになりました。新しい -p オプションは、システム内の物理プロセッサの合計数を報告します。psrinfo -pv コマンドを使用すると、システム内の全物理プロセッサのほか、各物理プロセッサに関連した仮想プロセッサも表示されます。psrinfo コマンドのデフォルト出力は、これまでどおりシステムの仮想プロセッサ情報を表示します。
詳細は、psrinfo(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能に関連する手順については、「システムの物理プロセッサタイプを表示する方法」を参照してください。
$ psrinfo -p 1
psrinfo -pv コマンドを使用すると、システム上の各物理プロセッサのほか、各物理プロセッサに関連した仮想プロセッサの情報も表示されます。
$ psrinfo -pv The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (8, 520) The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (9, 521) The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (10, 522) The UltraSPARC-IV physical processor has 2 virtual processors (11, 523) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (16) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (17) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (18) The UltraSPARC-III+ physical processor has 1 virtual processor (19)
psrinfo -pv コマンドを x86 ベースのシステムで使用すると、以下の出力が表示されます。
$ psrinfo -pv The i386 physical processor has 2 virtual processors (0, 2) The i386 physical processor has 2 virtual processors (1, 3)
$ psrinfo -v
x86 ベースのシステムでは、isalist コマンドを使用し、仮想プロセッサタイプを表示します。
$ isalist
例 9-6 SPARC: システムのプロセッサタイプを表示する
この例では、SPARC システムのプロセッサタイプに関する情報を表示する方法を示します。
$ psrinfo -v Status of virtual processor 28 as of: 09/13/2010 14:07:47 on-line since 04/08/2010 21:27:56. The sparcv9 processor operates at 1400 MHz, and has a sparcv9 floating point processor. Status of virtual processor 29 as of: 09/13/2010 14:07:47 on-line since 04/08/2010 21:27:56. The sparcv9 processor operates at 1400 MHz, and has a sparcv9 floating point processor.
例 9-7 x86: システムのプロセッサタイプを表示する
この例では、 x86 ベースシステムのプロセッサタイプに関する情報を表示する方法を示します。
$ isalist pentium_pro+mmx pentium_pro pentium+mmx pentium i486 i386 i86