ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris のコマンドに関する情報の検索
4. Oracle Solarisシステムのブートとシャットダウン
5. Oracle Configuration Manager の操作
16. システムコンソール、端末デバイス、および電源サービスの管理 (手順)
システムコンソールとローカル接続された端末デバイスの管理に関する新機能
SVR4 サービスアクセス機能コマンドおよびサービスアクセスコントローラプログラムのサポートの削除
システムコンソールとローカル接続された端末デバイスの管理 (作業マップ)
19. システムおよびソフトウェアのトラブルシューティング (手順)
システムコンソールは、特別な属性を持ち、特定の目的に使用される端末です。たとえば、管理者向けのカーネルメッセージはコンソールに送信され、ほかの端末には送信されません。
端末は、Oracle Solaris とやりとりするための手段です。システムのビットマップグラフィックスディスプレイは、英数字端末と同じではありません。英数字端末はシリアルポートに接続され、テキストのみを表示します。グラフィックスディスプレイは、特別な手順に従って管理する必要はありません。
端末をコンピュータの物理的なモニターとキー配列に関連付けることもできます。グラフィックス端末がほかと異なる点は、コンピュータのグラフィックスカードとモニターに関連付ける必要があることです。したがって、シリアルポートに文字が送信されるのではなく、コンピュータに内蔵されているグラフィックスカードのメモリー上に文字が描画されます。
システムコンソールとローカル接続された端末デバイスは、SMF サービスのインスタンス (svc:/system/console) として表されます。このサービスはほとんどの動作を定義し、各インスタンスはサービスから継承された設定に対する優先指定値を持っています。これらの端末に対してログインサービスを提供するには、ttymon プログラムを使用します。各端末は、ttymon プログラムの別個のインスタンスを使用します。サービスから ttymon プログラムに渡されるコマンド行引数によってプログラムの動作が制御されます。
システムに付属するサービスインスタンスは次のとおりです:
svc:/system/console-login:default
デフォルトインスタンスは、常に ttymon プログラムによってシステムのハードウェアへのログインが提供されることを表します。具体例については、「システムコンソールの設定を変更する方法」を参照してください。
svc:/system/console-login:{vt2, vt3, vt4, vt5, vt6 }
システムの仮想コンソールには、追加のサービスインスタンスが提供されています。 仮想コンソールが使用できない場合は、これらのサービスが自動的に無効化されます。詳細は、vtdaemon(1M) のマニュアルページを参照してください。
svc:/system/console-login:{terma, termb}
svc:/system/console-login:terma および svc:/system/console-login:termb サービスは、便宜を図るために提供されます。これらのサービスは、追加の /dev/term/a および /dev/term/b ポートに対してログインサービスを設定するのに便利です。これらのサービスは、デフォルトで無効になっています。
追加のサービスインスタンスは、svc:system/console-login サービスの一部として定義できます。たとえば、/dev/term/f デバイスがあり、これをサポートする必要がある場合は、「svc:/system/console-login:termf」をインスタンス化して適切に設定します。