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Oracle Solaris 11 セキュリティーガイドライン     Oracle Solaris 11 Information Library (日本語)
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ドキュメントの情報

はじめに

1.  Oracle Solaris 11 セキュリティーの概要

2.  Oracle Solaris 11 セキュリティーの構成

3.  Oracle Solaris 11 セキュリティーの監視と保守

A.  Oracle Solaris の文献目録

はじめに

このガイドは、Oracle Solaris オペレーティングシステム (Oracle Solaris OS) のセキュリティーガイドラインを示しています。最初に、このガイドではエンタープライズ OS が対処する必要があるセキュリティー問題について説明します。次に、Oracle Solaris OS のデフォルトのセキュリティー機能について説明します。最後に、システムを強化し、Oracle Solaris セキュリティー機能を使用してデータやアプリケーションを保護する際に実行する特定のステップについて説明します。このガイドの推奨事項は、サイトのセキュリティーポリシーに合わせて調整できます。

対象読者

Oracle Solaris 11 セキュリティーガイドライン は、次の作業を行うセキュリティー管理者およびその他の管理者を対象としています。

このガイドを使用するには、UNIX 管理の一般知識、ソフトウェアセキュリティーの適切な基盤、およびサイトのセキュリティーポリシーの知識が必要です。

Oracle サポートへのアクセス

Oracle のお客様は、My Oracle Support を通じて電子的なサポートを利用することができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info を参照してください。聴覚に障害をお持ちの場合は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs を参照してください。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P-1 表記上の規則

字体または記号
意味
AaBbCc123
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。
.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。
system% su

password:

AaBbCc123
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。
『 』
参照する書名を示します。
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。
「 」
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。

\
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。
sun% grep `^#define \

 XV_VERSION_STRING'

Oracle Solaris OS に含まれるシェルで使用する、UNIX のデフォルトのシステムプロンプトとスーパーユーザープロンプトを次に示します。コマンド例に示されるデフォルトのシステムプロンプトは、Oracle Solaris のリリースによって異なります。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。