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Oracle Solaris の管理: IP サービス Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
13. DHCP コマンドと DHCP ファイル (リファレンス)
16. IP セキュリティーアーキテクチャー (リファレンス)
20. Oracle Solaris の IP フィルタ (概要)
DSR トポロジを使用して高可用性を実現するための ILB の構成方法
ハーフ NAT トポロジを使用して高可用性を実現するための ILB の構成方法
ilbadm コマンドを使用して、サーバーまたは規則の統計を出力したり、NAT テーブル情報およびセッション永続性マッピングテーブルを表示したりして情報を取得できます。定義の一覧については、「ILB の用語」を参照してください。
負荷分散の詳細を表示するには show-statistics サブコマンドを使用します。次の例は、show-statistics サブコマンドの使用法を示しています。
ilbadm show-statics PKT_P BYTES_P PKT_U BYTES_U PKT_D BYTES_D 9 636 0 0 0 0
ここで
PKT_P: 処理済みパケット
BYTES_P: 処理済みバイト
PKT_U: 未処理パケット
BYTES_U: 未処理バイト
NAT 接続テーブルを表示するには show-nat サブコマンドを使用します。このコマンドを連続して実行する際、要素の相対的な位置について想定しないようにしてください。たとえば、{{ ilbadm show-nat 10}} を 2 回実行しても、活発に使用されているシステムでは特に、同じ 10 項目が 2 回表示されることは保証されません。カウント値を指定しない場合、NAT 接続テーブル全体が表示されます。
次の例では、NAT 接続テーブルの 5 個のエントリが表示されます。
例 23-7 NAT 接続テーブルのエントリ ilbadm show-nat 5
UDP: 124.106.235.150.53688 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.39.4127 > 82.0.0.56.1024 UDP: 71.159.95.31.61528 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.39.4146 > 82.0.0.55.1024 UDP: 9.213.106.54.19787 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.40.4114 > 82.0.0.55.1024 UDP: 118.148.25.17.26676 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.40.4112 > 82.0.0.56.1024 UDP: 69.219.132.153.56132 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.39.4134 > 82.0.0.55.1024
エントリの形式は次のとおりです。
T: IP1 > IP2 >>> IP3 > IP4 T: The transport protocol used in this entry. IP1: The client's IP address and port. IP2: The VIP and port. IP3: If half-NAT mode, the client's IP address and port. If full-NAT mode, the client's IP address and port. IP4: The back-end server's IP address and port.
セッション永続性マッピングテーブルを表示するには show-persist サブコマンドを使用します。
例 23-8 ilbadm show-persist 5
次の例では、テーブルの 5 個のエントリが表示されます。
rule2: 124.106.235.150 --> 82.0.0.56 rule3: 71.159.95.31 --> 82.0.0.55 rule3: 9.213.106.54 --> 82.0.0.55 rule1: 118.148.25.17 --> 82.0.0.56 rule2: 69.219.132.153 --> 82.0.0.55
エントリの形式は次のとおりです。
R: IP1 --> IP2 R: The rule that this persistence entry is tied to. IP1: The client's IP address. IP2: The back-end server's IP address.